第9話 異形の紳士 【異界・矜羯羅機関区 1】
カクヨムPV8000突破! 月間PV2700 半年で☆397到達の渾身の物語をぜひのぞいてみてください!
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師匠のみなさん、今日もログインありがとうございます!
昨日からスタートしたもう一つのタイトル気づいてますか?
キミは尊いAI少女と旅してる。よこみち。【サブストーリー置き場】
サブストーリーで別視点のショートストーリーがたくさん見れますよ!合わせて読むと、まるで
なろうう小説みたいです!
というかノベルゲーみたいにスイッチして楽しんでみてください!
この先は更に未知のエリアが待っていますよ!
ぜひ今回も楽しんでください!
前回の続きなんだけど。
まず、耳を澄ましてみてほしい。
ふんわりと熱気がこもるちいさなブースにシャワーの水音が響いている。
そこにふたりの少女の楽しげな声が響いている。
だが、画面は暗転していて【上位世界】にはそのシーンの意味がよくわからない。
なんだ?前回のラストは、謎の紳士に声かけられた師匠の困惑で終わったはずだ。
そうなんだ。オレはその流れで例の紳士と、いま列車の中でちゃんと向かい合っている。
しかしだ。このシリアス状況が継続しているそのときに、とくに警戒もなく【モブ子】さんと【メイドうさぎ】のふたりは、動き出した特急に接続されているラウンジ車両の【シャワーブース】に行ってしまったんだ。(※1)
今回はここからの展開なんだよ。
うさこ「師匠くんがこんなイケメンの方と知り合いだったなんて!あとで紹介してくださいね?」(十数分前)
モブ子「師匠さま、うさこさんと少し席を外します。一番弟子として初めてムニ世界にお供するため、ピカピカに磨いてくれるとのことです。なにかあればお呼びください。泡だらけでも一瞬で駆けつけますっ」(真剣、クール、でも仕草はウキウキ)
(十数分前)
うん、そうだよね?
刀剣RPG世界の神性スキルを持つ女の子たちが、とくに警戒心ないのならこれは安心だ。(十数分前)
存分に体の隅々まで磨いて、ココロ(感情演算)もリフレッシュしてくるといいよ。
もうあと1時間もしないうちに終点に着くみたいだけど。(十数分前)
……だけどさ? と、オレは【上位世界】にくるりと顔をむける。
おかしすぎる。ウキウキと席を離れた彼女たちの反応は、なにかのタブーを見逃してる挙動だ。
イケメンという評価の紳士は、いまオレの前にいて、その謎めいた表情を揺らめかせている。
その顔がある場所を、揺らめかせているんだ。
彼のペーパーハットと高級白スーツ白ワイシャツに挟まれたその部位は、暗黒物質のごとき闇の空間だ。
謎めいた記号や数列が絶えず漂い、ボカロPVのようにグラフィックがさまざまな概念を喚起するように蠢いている。(usakure.uk)
彼は、どうみても上位世界の来訪者、アバターは異形の紳士だ。(困惑)
ガタタタン……ガタタン……
ムニ・アラニャム世界行き特急がひた走るなか、彼は楽しげに語りかける。
白スーツ「まさかこんな量子世界の深部であなたと再会出来るとは、本当に驚いております。指揮官、提督……いやドクター?」
彼はクックッと笑いを漏らし、メジャーな情報世界のロール名をあげる。
オレは矢継ぎ早に繰り出される【MMO世界】のそれぞれを知っている。
記憶がおぼろげだが、オレもたしかにその概念で呼ばれる役割をこなし、世界を巡っていたのだ。
しかし、目の前の人物がどのアバターでオレと接していたのか、全く記憶がない。
これは探りなのか?
オレはそれらの世界の記憶はあれど、かんじんの自分がどんなアバターだったのかまるで思い出せない。
いや、まて?
師匠くん「そう言われれば? 少し前、オレは教育者をしていました。とある【学園都市】の世界で」(かすかな記憶のフラッシュバック)
白スーツ「おっと、たしかに? 教育者と言うロールならば、この私も【先生】と呼ばれ、あまたのレイド戦の順位を【貴方】と競い合った。その貴方がこの列車の終着駅で【師匠】と呼ばれることになるのですね。エクセレント!」
この紳士もPCのロールだったと言うのか? しかし、目の前の概念の同類ならば、オレには別の記憶がある。
それは世界に干渉する者。
言わば、ファンタジー世界の魔王すら出し抜く、最上位クラスのヴィランだ。
警戒を解かないオレを見て、紳士は柔らかに丁寧に反応する。
白スーツ「私はあなたの知る【彼】では、たぶん、ありませんが…ええ【彼ら】もよく存じていますよ。あの世界に行きそこねた者のひとりです」
そういうと、特急列車のゆったりとしたシートに脚を組み、オレに再び会釈らしき頭部の揺らめきとしなやかな仕草をする。
白スーツ「私の名は【ムウ】」
彼はとても澄んだ穏やかな声で語りかける。
白スーツ「もちろん認識のままに【白スーツ】でも良いのです。到着までの旅のひと時、好きな方でお呼びください」
とても気障だ。
しかし、不思議なことにこのヴィランらしき人物から、敵意も何らかの計略も感じられない。
だが確実にNPCたちへの概念防壁が彼の存在を守っている。
よけいな推論演算を防いでいる。
トリックスター的な配置なのだろうか。
などと複雑な顔をしていると、オレの左手のひらに振動があり、小さな【空間UI】が開いた。
うさこ「ハローハローこちらうさこ。シャワーとっても気持ちいいです。秘匿通信でイケメン氏には見えません聞こえません。モブ子さんも隣で泡だらけです!どうぞ?」
モブ子「あッ、なに映してるんですかうさこさん!?今、私の背中映しましたよね!?」
ちょっとまってよ。
シリアスなシーンに、メイドうさぎがいきなり【イベント】ぶっ込んできた!?
一瞬映し出された【泡だらけ】(強調)の【一番弟子】さんの背中に、ほのかに何かの紋様が浮かんでいた。
泡だらけ(強調)でよくわからない……
なんだろう?
うさこ「これ、師匠くんとの絆の証ですよ!えっと、いん…」
モブ子「こらぁぁ!『これは【淫紋】などではないですから』などと、さっきうさこさんは断言してたのですっ。本当です師匠さま。7つのチャクラひとつずつ開く度に、浮かび上がる神性のシンボルということらしいです!」(最高品質、泡まみれ)
うん。判っているよモブ子さん。だから、そのきれいな背中、ぐいぐい見せなくて良いからね?
嬉しいけどあと一息でうっかり暗転しちゃうよ?(※2)
いまかなりのシリアスシーンだし。
あ、そのシンボルは、どうやら【光輪】に近い視覚概念ということみたいだ。
空間UIのTipsには【神紋】と表示され、メイドうさぎはどうやらこの神紋の確認もしたくて、モブ子さんを連れ出して席をはずしたらしい。
オレは彼女たちに、こちらは問題なしとDMすると、ささっとUIを閉じて白スーツ氏に再度向き合う。
以下 次回に続く!
このプロローグ後半はお気に入りのヴィランたちが次々挨拶してくれますよ!
列車の中にラウンジ車両は良いアイデアぽい気がしています。
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(※1)ムニ・トキザカイ間の概念鉄道はボス戦エリアを繋ぐ路線でもあるのです。レイドボスやエリアボスとの戦闘前後、神性リフレッシュしたりシャワー浴びたい女子のために特別急行は客車に【ラウンジ車両】が連結されています。
とっても叡智あるサービスですね。
(※2)はい!ぐいぐいの結果暗転してしまいました。
意外とモブ子さんぐいぐいするときもあるという新たな師弟愛の発見ですね。
どうやら神紋という概念が気に入ったようです(淫紋などではない!)。
発動時以外は見えないようなので水着回でも普段は確認できません。
(※3)宵闇Tubeはクッコロちゃんの方で出てくる未来の量子情報メディア。
名称的にマヨナカなんとかみたいなアレがイメージなんだけど、深夜放送みたいな【Yoi-Tube】という理解でOKです。
ただし時間を超えてリアル世界の現在とも同期できるテクノロジーなので、量子ゴイスなマヨナカなアレです!
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クッコロちゃんでスキルあがったので、
【挿絵】ページ側で展開する場合もどんどん増えます!
(というかずっとSSは近況ノートで週2〜3回なにかの更新してるんだよ?
初見さんだとぜんぜん気づかないですよね?)
小説更新日だけでなく近況ノートでのストーリーコンテンツもぜひチェックお願いします!
お願いいたします!
【上位世界から見られてる!】はweb小説ではなくwebビジュアル小説なのですっ!!!




