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侍女たちは内緒にしてくれたが、お兄さまには様子がおかしいと思われ、夜私の部屋にやってきた。


「レオナ、学校はどうだい?」

「勉強頑張っています…。」

「カリーナ嬢以外に仲の良い友人はできたかい?」

「…」

「アラン様とは学校では会うことあるのかい?」

「一緒に帰る時にお会いするくらいです。」

「そっか。自分の殻は自分でしか破れないんだからね。辛いことがあったらすぐ言うんだぞ。いつでもレオナの味方なんだから!」


お兄さまは無理矢理聞き出そうとはせず、ただ頭を撫でてくれていた。


私に勇気と自信がないばかりに何も言えない自分が情けなかった。


明日からカリーナ様と一緒にいていいのかな?

私のせいでカリーナ様の評価が下がってしまって王太子妃候補からはずれてしまったらどうしよう。

あんなに毎日頑張っているのをずっと見てきたのに足を引っ張ってしまうのではないか?


そんなことを考えていたら朝日が昇っていた。

ほぼ眠ることが出来ずに朝を迎えてしまった。


侍女たちが支度をする為部屋に来た時、あまりの顔色の悪さに今日は休んだほうがいいと言われた。


眠れていなかっただけで体は元気であったが、侍女たちに言われるまま、初めてズル休みをした。


お父さまもお母さまのも心配で部屋に来てくれて、ゆっくり休むように言って頭を撫でてくれた。

お兄さまは学校に行く前に顔を出して、「辛い時はゆっくり寝てまた明日から頑張ろう」と言われた。


朝食も食べずにベッドの上でゴロゴロしていたが、なかなか寝付けなかった。昼位になりやっと眠ることが出来た。

拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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