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物語調の詩/短編

月下の夢

作者: 日浦海里

月の夜露に濡れた夜

見上げた空には銀のくず

寝転ぶ私はくずをひとつまみ

胸に開いた小さな口に

そっと運んでしまいこむ


るるら るるらら

夜の歌

響くことない恋の歌


るるり ららりる

夢の歌

届くことない愛の歌



草葉の蔭で歌う声

夜露に弾けて銀の水

寝転ぶ私は水をひとしずく

胸に空いた小さな口に

そっと運んで流し込む


るるら るるらら

宵の歌

奏でることない恋の歌


るるり ららりる

濡れる歌

流れることない愛の歌


溢れた水は何の歌

留まることない愛の歌


ただ一人との夢の歌

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― 新着の感想 ―
[良い点] 想う心に瞬光ひとのみ 灯る心の秘めたる想い 秋の夜長に想いは募る 心の表現を敢えて胸とする事で、仰向けで胸に手を充てている感じを思い描き易くなりますね。
[一言] 歌詞みたいで、素敵ですね。 胸に開いて空いた小さな口、色々なものを飲み込んで、それを消化していくのかなぁなんて想像しました。 飲み込んだものが夢に出てきたりなんかして、読みながら、何だかロマ…
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