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2月17日
残り3日、やっと目的を言った。
偶然転移したので、和平交渉に出向いたと。
予想通り、前半も後半も事実。
拙い英語でゆっくりだったからこそ、前半後半と確実に分けられたが。
『良かった、嘘が無くって』
「下っ端だから知らないなら、嘘にはならんだろう」
『あ、確かに、そうですよね、すみません』
「いや、信じようとする心も大切だからな、次からは気を付けよう」
『はい!』
偶然だと疑ってもいない、それだけ上の者から言われたと言う事。
エルヒムやあの女達に言われたからこそ、すんなりと信じた、前の証言とも合致している。
津井儺君へ連絡が付かない。
かと言ってドリアードやクエビコ様に伝言を頼んでは、何故接触したのかがバレてしまうし。
「お仕事中なのかい?」
《そこは確認もしてません、念には念をなので》
「誰に警戒しているんだい?」
《全てです》
「僕以外ね」
堪らず、僕から賢人君へ話をしてしまった。
桜木さんの事を、つい。
「好きっすねぇ、もう真っ先に告ったら良いんじゃないっすかね?」
それだけは、どうしても。




