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燕麦

風は冷たいが、日差しの暑い日だ。

庭の鬱蒼とした藪を抜けて、いつもの原っぱにゆく。

夏が帰ってきたような空を、蜻蛉たちが飛び交っている。

背の高い草に止まったところを、手当たり次第、狙いをつけて、跳ぶ、跳ねる、突進する。

空振りだ。

小さな小さなショウリョウバッタが足元で跳ねた。葉の裏に隠れ見逃した。

今日も獲物はない。口惜しくイネ科の柔らかい草を食む。

日向で運動ができた。軽い倦怠感でお昼寝が心地よい。夢で獲るとしよう。



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