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太宰治 名言集

作者: 朝馬手紙。

太宰治の名言集

恋、と書いたら、あと、書けなくなった。


曰く、惚れたが悪いか。


こんなくだらない事に平然となれるように、早く強く、清く、なりたかった。


あなたは、恋をしたら、不幸になります。


自分の生きていることが、人に迷惑をかけている。


自分のこのからだがアイスクリームのように溶けて流れてしまえばいい。


私は、今宵、殺される。殺されるために走るのだ。


走れ!メロス。


まだ陽は沈まぬ。


あさ、眼をさますときの気持、は面白い。


眼鏡をとって、遠く見るのが好きだ。


眼鏡をとって人を見るのも好き。


惚れられるつらさ、愛せられる不安。


一輪の花の微笑が身に沁みる。


いつまでも、いつまで経っても、夜が明けなければいい、と思いました。


私たちは、生きてさえすればいいのよ


さらば読者よ、命あらばまた他日。元気でいこう。絶望するな。





幸福は一夜おくれて来る。


大人というものは、侘しいものだ。


理屈はないんだ。勘だけなんだ。


有名になってしまうと、駄目になります。


人間には絶望という事はあり得ない。


無理に死をいそぐ人には気取屋が多い。


だから、苦しくても、こうして頑張って生きている。死ぬもんか。


戦闘、開始。


しょげるな、しょげるな。


いまは、世間の人の真似をするな。


人は、むやみに金を欲しがってもいけないが、けれども、やたらに貧乏を誇るのも、いやみな事です。


人間には皆、善事を行おうとする本能がある。


献身には、何の身支度も要らない。


親孝行は自然の情だ。倫理ではなかった。


男って、あわれなものですからね。


どうも、男から見ていやなやつほど、女に好かれるようだ。


詩人は言葉を新しくする。


叡智は悪徳である。けれども作家は、これを失ってはならぬ。

生きる事は、芸術でありません。自然も、芸術でありません。さらに極言すれば、小説も芸術でありません。


愛は、人を無能にいたします。私は、まけました。


なぜ生きていなければいけないのか、その(とい)に思い悩んで()るうちは、私たち、朝の光を見ることが、出来ませぬ。そうして、私たちを苦しめて居るのは、ただ、この問ひとつに尽きているようでございます。


「芸術家とは何ですか。」「豚の鼻です。」「それは、ひどい。」「鼻は、すみれの匂いを知っています。」


「芸術とは何ですか。」「すみれの花です。」「つまらない。」「つまらないものです。」


ロマンを信じ給え。


自分の書いた文章が、全く読まれないか、あるいはざっと一読の光栄に浴して、そうして、「なんだいこれは」と顔をしかめられるのをハッキリ自覚しながら、それでも一字一字まじめに考え考えして文章を書かなければならぬというのは、つらい話である。


どんな小さい機会でも、粗末にしてはならぬのである


人間のうちで、一ばんロマンチックな種属は老人である。老婆は、だめ。おじいさんで無くちゃ、だめ。


みんなの合作と思わなければならぬ。


勉強がわるくないのだ。勉強の自負がわるいのだ。


わびしさ。それは、貴重な心の糧だ。


私たちは、何かおいしいものを食べなければいけないのである。


いますぐいちどに、すべて問題を解決しようと思うな。ゆっくりかまえて、一日一日を、せめて悔いなく送りたまえ。


弱さ、苦悩は罪なりや。


も少し弱くなれ。文学者ならば弱くなれ。


強いということ、自信のあるということ、それは何も作家たるものの重要な条件ではないのだ。


心のこもった料理、思い当るだろう。おいしいだろう。それだけでいいのである。


若いものの言い分も聞いてくれ!そうして、考えてくれ!


試みたいと思う技法は、とことんまでも駆使すべきです。書いて書きすぎるという事は無い。芸術とは、もとから派手なものなのです。


文学とは、恋愛を書く事ではないのかしら。


君に今、一ばん欠けているものは、学問でもなければお金でもない。勇気です


作家は例外なく、小さい悪魔を一匹ずつ持っているものです。


それさえ一つ書いたら死んでもいいなんて、そんな傑作は、あるもんじゃない。


駄作だの傑作だの凡作だのというのは、後の人が各々の好みできめる事です。


作家は、平気で歩いて居ればいいのです。


作家は、歩くように、いつでも仕事をしていなければならぬ。


そんなに「傑作」が書きたいのかね。傑作を書いて、ちょっと聖人づらをしたいのだろう。馬鹿野郎。


作家は、例外なしに実にくだらない人間なのだ。


作品を発表するという事は、恥を掻く事であります。


一篇の小説で、勝負をきめようという意識は捨てなさい。


昔から、オリジナルな文人なんて、在ったためしは無いんですからね。


小説は、やはりわがままに書かねばいけないものだ。試験の答案とは違うのである。


作家にはその作品の価値がわからぬというのが小説道の常識である。



ながい日数が、かかるけれども、自然療法がいちばんいい。

貧乏人根性は、いやだ。



人間なんて、そんなにたくさん、あれもこれも、できるものじゃないのだ。


君は、君の好ききらいに、もっとわがままであって、いいんだぜ。


お礼には、誠実な「ありがとう」の一言で充分だと思う。


夕立の晴れた空にかかる虹は、やがてはかなく消えてしまいますけど、ひとの胸にかかった虹は、消えないようでございます。


一個の人間というものは、非常に尊いものだ!


全部、作家は、不幸である。


幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。


笑われて、笑われて、つよくなる。


言葉のない愛情なんて、昔から一つも実例がなかった。


ふと思う。なんだ、みんな同じことを言っていやがる。


なんにも書くな。なんにも読むな。なんにも思うな。ただ、生きて在れ!


死ぬなんて馬鹿だ。死ぬなんて馬鹿だ。


一日一日の努力が、全生涯の努力


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― 新着の感想 ―
[一言] なんだかんだで女生徒あたりを書いてた時代の太宰が好きです。あのころは精神的に安定してたからネガティブでもないし……。暗い話も好きですが笑 女生徒の書き出しは、読んだ瞬間、惚れました((
[一言] 言ってることはよくわからないけど 書いてる人間がちょっと精神的にヤバ目な感じのがひしひし伝わってくるのがヤバい 深夜に自分と向き合って燃えゲー風に脚色してるときのテンションに似てる
2018/10/13 04:16 退会済み
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