Primary と Secondary
最初にすこし。 “E” から始まるとか、 “F” から始まるとかと書いていますが、すくなくとも“E” から始まる資料と “F” から始まる資料は原則フリーの資料です。すくなくともこの2つについては、名前を書かないのはなろうの規約的にどうなのかがわからないためです。
では、 Primary と Secondary についてです。 ここでは、Primary も Secondary も、いゆるスキルだとします。
「基礎スキル」を採用している場合、すこしばかりこれらとの区別が難しくなるかもしれまん。おおまかな区別としては、「基礎スキル」はかかなり汎用的に使えるもの、あるいはPC/NPCを現わす基礎となるものであり、かつ「これに使える」という範疇が広い/曖昧なものであると考えます。対して、 Primary と Secondary は、具体的だったり個別的だったりという違いがあるものと考えます。なお「基礎スキル」を採用する場合、あるいは能力値の場合でも同じではあるのですが、 Primary と Secondary を用意しないという方法もありえます。
では、 Priamry と Secondary の区別はどうなるでしょうか。「要求分析4」では、このように書いておきました:
Primary: あらゆるキャラクターが、あるいはほぼあらゆるキャラクター
が持ち得るもの
Secondary: あらゆるキャラクターが、あるいはほぼあらゆるキャラクター
が潜在的に持つもの、あるいは潜在的に持ち得るもの
◆Φ-4.1
これを考え、 Primary は普通に持ち得るものであるとします。
◆Φ-4.2
また、 Secondary はPC/NPCの職業や種族、あるいはレベルに該当するようなものによって、取得に制限があるものとしてみます。
これらの区別は、個別のTRPGによって異なるかと思いますので、エンティティのリストを参照しながらどちらに該当するかを考えてください。
* * * *
ところで、スキルにはどのようなものがあるでしょうか。なにもかもを書き出すのはかなり難しいため、ここでは “E” から始まる資料と、 “F” から始まる資料において、どのように分類されているかだけを示します。
◆Φ-5.1
“E” から始まる資料ではこのように分類されています:
- Combat Skills
- Craft Skills
- Knowledge Skills
- Magical Theory
- Social Skills
- Clandestine Skills
- Entertainment Skills
- Advanced Tech
- Outdoor Skills
これらの9種類の中には、 Primary と Secondary が含まれています。
◆Φ-5.2
“F” から始まる資料の一部ではこのように分類されています。ただし、 “F” から始まる資料においては、あくまで一例です:
- Athletic/Manual Dexterity Skills
- Combat Skills
- Covert/Urban Skills
- Knowledge Skills
- Professional Skills
- Scouting/Outdoor Skills
- Social/Manipulative Skills
- Supernatural Skills
これらの8種類の中にも、 Primary と Secondary が含まれています。
◆Φ-5.1 と ◆Φ-5.2 では、分類の基準が異なるため、その影響で異なる種類のものが現われていますが、同じようなものも少なくありません。
これらの分類が絶対というわけではありませんが、書き出したエンティティについて、既に多少の分類がなされていると思いますし、ここでもまた分類を見直してみましょう。
付け加えるなら、 Primary と Secondary をどう判定に影響させるかという問題があります。おおまかには ◆Φ-3.3.1、 ◆Φ-3.3.2、 ◆Φ-3.3.3 と同じように、次のようになるかと思います:
◆Φ-6.1
能力値を重視する。
この場合、能力値の値の方が基本スキルよりも大きい値を持っていることになるでしょう。
◆Φ-6.2
Primary と Secondary を重視する。
この場合、スキルの値の方が能力値よりも大きい値を持っていることになるでしょう。
◆Φ-6.3
両方を同じくらい重視する。
この場合、能力値もスキルの値も同じくらいの値を持っていることになるでしょう。
とは言え、どれくらいのバランスにするかは個々のTRPGにおける判断となるかと思います。
なお、 Primary にせよ Secondary にせよ、そして ◆Φ-6.1、 ◆Φ-6.2、 ◆Φ-6.3 のいずれであるにせよ、判定は不要で、即座にエフェクトが現われる Primary や Secondary もあるかもしれません。それはそれで構わないのですが、TRPGとしてであればやはりゲームですので、バランスが取れている必要があります。判定にせよ、使用可能な条件にせよ、使用回数制限にせよ、なんらかの方法でエンティティの使用や、そのエフェクトが得られることにたいしての制限が必要になるかもしれません。このあたりは世界観との齟齬になる場合もありえますが、まぁ、うまいこと考えてみてください。
次回は、 “Primary Special” と “Secondary Special” について書きます。




