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第一章 壱 ◆ 命の終わり ◆

※作者は創作初心者なのでおかしなところがあるかもしれませんが許してください。

※文法は元々よく知りませんが大体は仕様です。

ピピピピ ピピピピ

耳のすぐそばで目覚まし時計が鳴っている。

俺は目を開けた。見えるのは自分の部屋の天井。

いつもと何一つ変わらない風景・・・・・・


「やっぱ夢か・・・・・・。」


俺はつぶやき、体を起こした。

ちなみに、俺の名前は高崎真一タカサキシンイチだ。


チャララ~ララ チャラララララ~


突然、机の上の携帯が鳴った。


「なんだ?こんな朝っぱらから。」


今の時間は8時30分。それも土曜日だ。

俺は携帯を取り、朝っぱらから電話してくるやつの名前を確認した。

神園可憐カミゾノカレン

俺の幼馴染だ。


「なんだ?こんな朝っぱ・・・・・・」

「なんだじゃないわよ!今日はあんたとウチと空で遊ぶ約束だったでしょ!」


そういえばそうだった気もする。ちなみに空っていうのは、もう一人の幼馴染

弘瀬空ヒロセソラの事だ。


「とにかく早く来なさい!10分よ10分!それより遅れたらぶん殴るから。じゃ。」

ブチッ ピーピー


なん・・・だと・・・?

準備してから、2㎞離れている駅まで10分でいけるはずもなく・・・・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺が駅に着いたのはそれから20分後の事だった。

そして、しっかり顔面をぶん殴られてしまった。

歯が1本抜けた気がしたが気にしないでおこう。


「おそすぎ!今日は映画見る約束だったでしょ!?」


俺は殴られた頬をさすりながら言った、


「ごめんごめん、ちょっと変な夢見てたんだよ。」

「変な夢?」

「まぁな。そんなことより早くいこうぜ。」

「遅れたあんたが言ってんじゃないわよ!」

ゴフッ


また殴られてしまった。こんどは鳩尾だ。

そのせいで意識がもうろうとしている俺に空が言った、


「遅れたのは真なんだからそんぐらいくらっておけ(笑)。」


俺の悪友、空がこういう事を言うのはいつものことだ。


「真が罰を受け終わったようだから早く行こうか。」


それは俺がさっき言っただろ・・・・・・。


「そうね、真のせいで遅れちゃったからね。」

「分かった分かった。俺がわるぅございました。」


俺が謝ったところで俺を含めた3人は歩き始めた。

今日の目的は、さっき可憐が言っていた通り映画鑑賞だ。

なんでも、恋愛物らしいのだが、俺はまったく興味がない。

可憐に無理やり連れてこられたのだ。空も同じだ。

3人で適当に話をしながら、10分で映画館に着いた。

チケットを買って、中に入る。


「いよいよね。」


可憐はとても楽しみにしているようだが、俺はもうぐったりだ。

そして、映画が始まった・・・・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

映画館の外に出ると太陽がほぼ真上まできていた。


「くぅ~。それにしても良かったわね~。主人公が・・・・・・。」


可憐が語っていたが俺は全スルーだ。


「なぁ。昼飯食おうぜ。」


腹が減ったらしい空が言ってきた。


「いいね。いこうか。」


可憐の同意で俺たちは昼飯を近くの定食屋でとることになった。

その定食屋は映画館から横断歩道をはさんだすぐ反対側にあった。

信号機が赤から青に変わる。

するといきなり、


「あそこまで競争ね!負けた人のおごりで!」

なにぃ!?


もう、可憐と空は走り出していた。

やばい、このままではおごらされる。

一歩遅れて俺が走り出したときにはもう可憐と空が横断歩道を渡り終えようとしていた。

俺は負けじと全力疾走。だから前しか見ていなかったのだ・・・・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


(・・・・・・ここは?)


前にもこんなことがあったきがする。だが場所は違う。

目をあけると、自分の部屋の天井・・・ではなく、無機質な黒い天井。

体を起こしてあたりを見回してみると、まわりも黒い壁で囲まれていた。

俺がいる反対側の壁にはひとつの扉。そして、部屋の中央には石版が・・・・・・。

俺はなんでこんな所にいるのか、記憶をたどりはじめた。

可憐たちと映画をみて、そのあと定食屋にいくのに競争した。

俺は一歩遅れて走り出した。だから俺は前しか見ていなかったのだ。

そのせいで、右からくる車に気づかなかった。

まぁ、信号機は青だったら前だけみてても大丈夫なはずだった。

しかし、その車は止まらなかった。

俺がそれに気づいて、そちらを見たときにはもう遅かった。

そこで、俺の頭は真っ白になって、その後の記憶はない。


「俺は・・・・・・死んだのか?」

(いや、夢に決まってる。)


俺はそう決め付けた。認めたくなかったのだ。

俺は石版に近づき、そこに文字が書いてあるのに気づいた。

それを読んでみた。


「未練・・・ある・・・死者よ・・・生き返えたければ・・・この世界の・・・頂の城・・・エーリュシオン城を・・・見つけ・・・そこにある・・・墓に・・・祈りを・・・

さすれば・・・生の世に・・・帰れる・・・だろう?」


最初読んだ時は意味がわからなかった。

だが、すぐに理解した。


(ここはやっぱり死後の世界・・・)


今日の朝の夢を思い出しながら俺は自分に言い聞かせた。


(これは夢だこれは夢だこれは夢だ)


そう自分に言い聞かせながら、部屋にひとつしかない扉を開いて、外にでた。

そこはなんと、


「砂漠・・・・・・。」


まぁ、夢ならばしかたない。

俺は歩き始めた。


(いつか・・・覚めるよな・・・。)


ずっと自分に言い聞かせていた。

不意に遠くから獣の咆哮が響いた。

それは、どんどんこっちに向かってきているようだ。

それはとても異質な見た目をしていた。

ライオンの顔と体。背中からは大きな蝙蝠の羽が生えていて、尻尾はヘビ・・・。

昔やったRPGで見たことがあった。


【キマイラ】


それが一番しっくりきた。


「ガアアアアアアアアアアア」


キイマイラは俺の方に向かって走ってきた。

夢だとしても怖かったので俺は逃げだした。

どんどん差がつめられる。


(・・・・・・つかまる!?)


ついに追いつかれてしまった。

キマイラと思える怪物は大口をあけて俺に噛み付こうとした。

そのとき・・・・・・


「ガアアアアアアアアァァァァァァァァァゥゥゥゥゥゥ・・・・・・。」


怪物は砂にまえのめりに倒れこんだ。


(?)


俺は状況が理解できないままでいた。


「大丈夫ですか?」


不意に横から声を掛けられた。


「あぁ、はい。大丈夫です。」


俺に声を掛けた少年は、ゲームに出てきそうな、冒険者の格好をしていた。


「そうですか。良かった。」


その少年は、そして意味深げな一言を口にした。


「・・・あ、すいません。全然良くないですね・・・・・・。」


良くない?どうゆうことだ。夢に良いも悪いもあるのか?


「どうゆうことだ?」

「やはり自分の置かれている状況に気づいてないのですね。それとも、昔の僕のように認めたくないのか・・・・・・。」


俺は、この後少年が言う一言を少しは予測できていた。


(聞きたくない。)


だが少年は口を開いた。俺が一番聞きたくないことを口にした。




                 「あなたは死んだんですよ。」



●自分で読んでみての感想●

会話の部分が少し変な気がしてならないです。

・・・・・・の使い方間違ってるんじゃ?(汗)

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