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長く続いたネクロニカ  作者: 神坂将人
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第四章 アドベンチャーパート2 Aチーム

戦いを終えて、アリア達は修復を終えると、動かなくなった肉塊を見上げていた。


アリア:「戦っていた時は気にしなかったけど、随分酷い見た目しているわね…これ」


サリィ:「斬った時にいや~な感触がしたから触るのはやめといたほうがいいかも…」


リリン:「そう言えばこの扉を出て対面の扉、あそこに行かなくていいのかな?」


アリア:「確かに言ってなかったけど…シルヴァちゃんが心配だし…」


サリィ:「それなら、私とベスがちょっとだけ見てくるよ。何かあったら叫ぶから」


アリア:「えぇっ…それはちょっと危険かも…ハァ、仕方ないわね。少しだけよ」



カナリア:「NC、このサヴァント?って調べても何もない感じ?今まで倒したアンデッドって調べてなかったけど、ちょっと気になってきたし、多分サリィも同じ考えになりそうなんだけど、こんなに襲われて何も感じないわけないだろう?PL的には大体分かっているんだけど」


NC:「あー…調べてみてもいいけど狂気判定は起こるかな、それで成功したら続けて行動判定振れる、狂気判定失敗したら、その気味悪さに意識が行っちゃって集中できなかったって感じ」


ルーン:「俺ならまだ狂気点に余裕あるけど…なんか最近ダイスの調子が悪くなってる気がするんだよな…」


NC:「全員でトライしてもいいよ?」


カナリア:「考えついでにはなるけど、まずは対面の扉に行ってみてもいい?」


NC:「そんじゃ、そこを先に描写しよう」



ドール達は引き返して行かなかった扉へ向かう。その扉を開けるとそこには多くのアンデッドだった残骸が無造作に積み上げられていた。苦痛に顔を歪ませた者もいればまるで眠っているようにも見える者もいる、特徴的なのはそれらの多くは武器を手に取っていて、かつてここで戦闘が起きたということが分かる。


狂気判定


アリア(ドラン) 出目…2 失敗 サリィへの恋心 ●●○○


サリィ(カナリア) 出目…4 失敗 アリアへの執着 ●●○○


リリン(ルーン) 出目…9 成功


ベス(NPC) 出目…5 失敗 アリアへの信頼 ●●●○


行動判定 死体の山


アリア(ドラン) 出目…3 失敗


サリィ(カナリア) 出目…6 成功


リリン(ルーン) 出目…4 失敗


ベス(NPC) 出目…8 成功



その死体の山に反射的に目を逸らすドールもいるが、逆にその光景に目を逸らせずに言葉を失い、よく観察してしまうドールもいるだろう。そのドールがその死体の山の中に座るように腰掛ける姿勢のようなものがいる。不自然なのは他のものよりも明らかに外傷が少なく、もし、アンデッドならまだ動けるはずだ。


サリィ:「これは…」


サリィは軽く刀の鞘で突いてみるが、動く気配はない。しかし、その光景を見てある事に気付いたドールがいます。リリン、その光景は見たくもないが、その死体にあなたは見覚えがあります。あなたが会いたがっていた彼です。


リリン:「お兄……ちゃん…?」


ふらふらと引き寄せられるようにその死体に近づき、その頬に手を当てる。しかし、それに反応することは無く、その肌から感じる冷たさが彼が二度と動かない事を証明していた。


それでも、リリンはその死体を見上げるようにして半分独り言のように呟く。


リリン:「お兄ちゃん、ここにいたんだね……」


その言葉にもそれが答えることは無く一番目を引く胸に深々と突き刺さった持ち手に宝石が埋め込まれた豪華な装飾のナイフが人間でいう心臓を貫いた時のまま時間が止まったようになっていた。


伏せられた瞳が開くことなく、ただ過ぎる時さえも遮断したこの部屋でそうあるべき姿のまま君たちを出迎えたのだ。


アリア:「ねえ、ベス本当にこれって人間だったのかしら…?確かアンデッドに関してはベスが一番詳しかったよね。こんなにキレイな状態のってアンデッドでも人間でも無理じゃない?腐ってもいないみたいだし」


ベス:「うーん、うーんとね?これ あんでっどだけど ねんきんが はいってないの」


サリィ:「どういうことか教えてくれる?」


ベス:「あんでっどにするにはね ころされたあと ねんきんをさいぼーに はたらききかけて かっせいか?させないといきかえらないの ねんきんははんしょくりょく?がすごいからこーんなにちいさくても いきかえることができるの でも あんでっどなのに どうして ねんきんがはいってないのー?」


アリア:「つまり、アンデッドなら粘菌が私たちのように動かす働きが出来るけど、それがないと動けないと」


サリィ:「今までのやつらと同じっていう事かな」


アリア:「それならこんなにキレイな状態じゃなくて、他の奴みたいに全身が傷だらけになってないとおかしいわ。なのにこれだけは心臓に当たる部位にナイフが突き立てられているだけ、服を脱がして他にも傷があったりしたら話は別だけど…リリン」


リリン:「うん、さっき触った時に分かったけど、縫い合わせたり、傷があるようには見えなかった。これだけ」


ベス:「ねんきんなしで あんでっどにするのは とっても むずかしいの できたのを みたことも ないのー」


アリア:「ヒュプノス社だけでもそういうことをするのは不可能、だとすると他の企業との共同?でも、そんなことできるのは同じかそれ以上の大企業じゃないと……ここで考えても分からなそうね…リリンもし、辛かったら私たちだけでも先に言ってるけど…」


リリン:「……ううん、大丈夫。もう、お別れは済んだから…バイバイ、おにいちゃん」


重苦しい空気の中、先程まで戦闘をしていた部屋に戻る。するとそこには先客がいた。


マイル:「やあ…」


アリア:「マイル…?」


マイル:「つい、騒音が気になって来てみたんだけど…杞憂だったみたいだね」


マイルは動かなくなった肉塊の一部を引き寄せて何かを調べるが、難航しているようでぐちゃぐちゃと肉塊を混ぜ合わせたり引きちぎって何かを探しているようだ。


狂気判定


アリア(ドラン) 出目…9 成功


サリィ(カナリア) 出目…5 失敗 リリンへの保護 ●●○○


リリン(ルーン) 出目…7 成功


ベス(NPC) 出目…4 失敗 リリンへの憧憬 ●●●〇


アリア:「何を探しているの?」


マイル:「君たち、こいつと戦っているときなんか機会のようなものは見つけなかった?リモコン…いや、そんなものじゃないかもしれないけど」


リリン:「そんなのあった?」


サリィ:「どうだろう、そもそも斬った場所とそれが違うって事もあるかもしれないし……仕方ない手伝うよ。みんなは?」


アリア:「1人に任せるわけにはいかないわ。私も探す」


リリン:「うーん、2人がやるなら私もやらないわけには行かないか…手伝うよ」


ベス:「べすも さがすのー」


マイル:「あぁ、そうかい?助かるよ」


行動判定 (切断効果マニューバ使用可)


アリア(ドラン) 出目…7 成功


サリィ(カナリア)名刀使用 出目…1 出目…6 成功 


リリン(ルーン) 出目…10 成功


ベス(NPC) 出目…9 成功 


狂気判定


アリア(ドラン) 出目…6 成功


サリィ(カナリア) 出目…3 失敗 ルルナへの保護 ●●○○


リリン(ルーン) 出目…6 成功


ベス(NPC) 出目…10 成功 



NC:「あっ、先に狂気判定するはずが……」


ルーン:「NCが最初に注意点として言っていたのに速攻で本人が忘れてるのなんなんだよ」


NC:「しゃーないからこのまま進めるわ。一応、狂気判定失敗して未練が増えているのが一人いるんやし」


ドラン:「こいつベスの判定でダイス振る時だけ高い出目だすのマジでなんなの?」



姉妹達が自身の手で破壊した残骸を調べるとそれがアンデッドに似ているがその形状が歪なものだと理解する。サリィが刀を突き刺して肉を切り裂くとその中から動かなくなった人型の何かがまるで膿を出すように飛び出る。それは肉とほぼ同化して元の形状が何なのか、もしアンデッドであったら男なのか女なのかも判別出来ない。マイルが探しているというものもほとんど全てが肉のため見つける事は出来なかった。


サリィ:「うーん、ないわね」


アリア:「こっちも」


リリン:「あったとしても肉に押しつぶされてそうだし、そんなのが本当にあるの?」


マイル:「…いや、どっちかというとあってほしい。というものかな、他の部屋は調べたけど、見つからなくてさ。あと調べてないのはここくらいで……まぁ、ないと言うならこの階層にはないのかもね。でもしばらくはこれを調べてみるとするよ君たちは仲間を探して来たら?何度も言うけどここは危険だからね。こいつと戦ったならもう理解したと思うけど」


サリィ:「あぁ…そうね。リフト?があるんだっけ」


マイル:「ほら、血まみれで見えにくいけど、あそこにある手探りでやってみな。運がいい事に電源はまだ、生きている。君たちのお友達は最下層かその一階上だろうね。僕はこれを調べるのに忙しいから君たちは行きなよ」


アリア:「…ありがとう。マイル」


マイル:「お礼なんて言われる筋合いはないよ、それに…手伝ってくれた借りを返すにはまだまだこれくらいじゃ足りないし」


それだけ言うと、そのままアンデッドの中をぐちゃぐちゃと漁り続ける。その姿に少し不気味さとさみしさを感じながら姉妹達はリフトを動かす。小さな駆動音と共にリフトは下へ降りていく。


一瞬の浮遊感と同時にリフトは止まる。これ以上はリフトは下降出来ないようで、姉妹達はそこが最下層だと思いリフトから下りる。そこは小さな部屋で暗闇が辺りを支配している。しかし、アンデッドの視界は暗闇でも多少は見えるようで、その中でもベスはその部屋の違和感にすぐに気付いただろう。


ベス:「ここ あなぼこが あるの」


アリア:「穴?ここ?よく見えないわ」


サリィ:「確かに少し風を感じる。この先に空間があるようね。アリア姉ちゃん、ドリルで崩せる?」


アリア:「掘削機のように大きくはないけれど穴を大きくする程度は少し、勢いをつければ…はぁ!」



行動判定 壁を壊せ 


アリア(ドラン) ドリル使用 出目…5 出目…10 成功


ベスが見つけたという穴にドリルを引っ掛けてスイッチを入れると脆い壁はガラガラと音を立てて崩れた。その先には廊下といくつかの部屋に続く扉と見覚えのある人影が廊下に灯っている光に映されていた。

次回未定

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