第四章 アドベンチャーパート1
NC:「今回も少しマスターシーンを含む」
この世界がまだ平和な時代、映画やテレビという電気を使い娯楽や情報を気軽に集められた時にこの施設や島から出られないというシチュエーションがある時に複数人がグループを形成をすると徐々に精神をすり減らして何時しかお互いに敵対しあってしまう。そして、それはこの終わった世界で実際に起きる事であり、珍しくもない、むしろ当たり前のように見る景色だ。例えそれが、命が尽きたアンデッドと呼べるものであっても……
ある荒野のど真ん中に佇む巨大な飛行船、その中では金属を叩き合う音がなっている。
アリア:「これでよし…と、ふぅ、これで全部終わったはずだけど…後は実際に動かしてみないと分からないわね」
リリン:「それじゃあ、早速操舵室に行きましょ。みんなもう待ってるわ」
アリア:「そうね。でも最初から高度を上げないで低空飛行から始めましょう。みんなに非常用のパラシュートも着けて、50メートルから100メートルぐらいの高さがいいでしょうね」
2人が操舵室に向かい、一通り操作を行う。鈍い音が響いてベスが喜びの声を上げる。
ベス:「ふわっふわっ うごいたの ベスのおふねが いきかえったのー!」
窓を覗いていた姉妹たちはその風景が徐々に変わって行くのを目にする地面が段々遠くに行っている、否、自分達が地面から離れて行っているのだ。
シルヴァ:「浮いた!見てみてお姉ちゃん!あんなに地面がちっちゃくなっちゃった!」
ララ:「そうだねー、ほら、遠くにあの森も見えるようになったよ」
シルヴァ:「お屋敷見えるかなー」
ララ:「森の中にあるからもう少し高くないと見えないかな、双眼鏡見る?」
ルルナ:「あっ、見えたよ。シルヴァちゃんこっちの望遠鏡見てみて」
シルヴァ:「あったぁ!うわぁ~お屋敷も小っちゃい」
ベス:「エリザベスごう はっしん!」
エリザベス号は高度を上げて前進する。その動きはこの世界では異質な光景だったのだろう。今の世界では空を飛ぶのは異常な巨大昆虫とアンデッド化した鳥の群れ、それが獲物を見つけたように目立つ船に近づこうとしたその時、船の下からゴォンという音が聞えるとその数秒後に巨大昆虫「ヘビトンボ」のはねがパラパラと地面に落ちていく。鳥の群れも黒焦げになりそのまま垂直に落下していく。
サリィ:「…うん、威力を設定出来るようにしたのは正解だったみたいだね。でも、少し残っちゃうかぁ中の下でこの威力なら、次は中の中で設定してみようか」
リリン:「そうね…ララお姉ちゃん、研究所は見えた?」
ララ:「…うーん、研究所…研究所…まだ遠いのか、Wの話が噓なのか…目立つものならすぐに見つかりそうだけど…」
アリア:「そもそもそれが残っているかも怪しいところね。一応西に向かって針路を変えてみましょう」
ベス:「よーそろー!」
エリザベス号は高度を更に上げて、姉妹達はそれぞれ地面に向かって双眼鏡で研究所の場所を探す。
対話判定
シルヴァ(将人)
アリアへの独占 出目…7+1(負けない心)=8 成功 ●○○○
サリィへの恋心 出目…2+1=3 失敗 ●●○○
リリンへの執着 出目…2+1=3 失敗 ●●●○
ルルナへの恋心 出目…6+1=7 成功 ●○○○
ララへの恋心 出目…10+1=11 大成功 未練変更可能 出目…9 憧憬に変更 ●●○○
ベスへの友情 出目…5+1=6 成功 ●●○○
アリア(ドラン)
シルヴァへの友情: 出目…7 成功 ●●●○
サリィへの恋心: 出目…2 失敗 ●●○○
リリンへの憧憬: 出目…6 成功 ○○○○
ルルナへの独占: 出目…5 失敗 ●●●○
ララへの信頼: 出目…10 成功 ○○○○
ベスへの保護:出目…6 成功 ●○○○
サリィ(カナリア)
シルヴァへの信頼: 出目…5 失敗 ●○○○
アリアへの執着: 出目…2 失敗 ●○〇○
リリンへの恋心: 出目…10 成功 ●○〇○
ルルナへの対抗: 出目…7 成功 ●○○○
ララへの憧憬: 出目…5 失敗 ●●○○
ベスへの対抗: 出目…9 成功 ●○○○
リリン(ルーン)
シルヴァへの恋心: 出目…8 成功 ○○○○
アリアへの憧憬: 出目…9 成功 ○○○○
サリィへの執着: 出目…8 ○○○○
ルルナへの依存: 出目…6 成功 ○○○○
ララへの保護: 出目…5 失敗 ○○○○
ベスへの保護: 出目…7 成功 ○○○〇
ルルナ(ジン)
シルヴァへの依存: 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…9 憧憬に変更 ●●●○
アリアへの執着: 出目…6 成功 ●●○○
サリィへの依存: 出目…5 失敗 ●●●○
リリンへの対抗: 出目…7 成功 ●●○○
ララへの恋心: 出目…5 失敗 ●●●○
ベスへの保護: 出目…9 成功 ●○○〇
ララ(ヴァン)
シルヴァへの保護: 出目…8 成功 ○○○○
アリアへの友情: 出目…5 失敗○○○○
サリィへの対抗: 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…6 変更なし ○○○○
リリンへの対抗: 出目…9 成功 ○○○○
ルルナへの依存: 出目…9 成功 ○○○○
ベスへの保護: 出目…6 成功 ●○○○
エリザベス(SNC)
シルヴァへの友情: 出目…4+1(負けない心)=5 失敗 ●●○○
アリアへの信頼: 出目10+1=11 未練変更可能 出目…1 変更なし ●●○○
サリィへの嫌悪: 出目…4+1=5 失敗 ●●●●
リリンへの憧憬: 出目…5+1=6 成功 ●●○○
ルルナへの依存: 出目…10+1=11 大成功 未練変更可能 出目…7 変更なし ●●●○
ララへの信頼: 出目…7 成功 ●●○○
将人:「おい…」
ドラン:「おいおい」
カナリア:「おいおいおいおいおい」
ルーン:「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」
ヴァン:「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」
NC:「何で一瞬で全員が動かない漫画家になっているんだよ…」
ジン:「何も言えないのが俺だよ。何気にたからもの以外の未練が真っ白になった奴もいるし」
ドラン:「しっかしベスの発狂が継続だな、前回の俺の時と同じか…2回目で何とか抑えて二の舞にならないようにしたいが…というか大成功でもその後の変更が…」
将人:「嫌悪発狂は遠距離だから出目が振るわなければ全部盾役に当たるのは避けたいし、友情だと未練対象の初期位置が煉獄だから、終わった後にパーツが減るのは避けたいから、このままでいいだろう。大成功で俺だけが変更っていうのも憧憬ならエリアが同じにならなければ大丈夫だ」
ルーン:「これは発狂したら「花園の集い」の使い道を違えない方がいいな」
カナリア:「そもそも、発狂をしないようにするのが第一に考えるべきなんだけど…」
ドラン:「余裕がないやつが2人居るからどうも他人事じゃなくて明日は我が身と思うと不安があるんだよ。これは経験談として言ってるからな」
カナリア:「流石だな。説得力が違う」
ドラン:「うん」
将人:「うwんwww」
行動判定…研究所はどこに…?
シルヴァ(将人) 出目…2 失敗
アリア(ドラン) 出目…5 失敗
サリィ(カナリア) 出目…2 失敗
リリン(ルーン) 出目…2 失敗
ルルナ(ジン) 出目…6 成功
ララ(ヴァン) 出目…4 失敗
ベス(NPC) 出目…9 成功
ドラン:「どこだああああああああ!」
カナリア:「どこにあるうううううううう!」
ルーン:「どうしてみつからないんだああああああああ!」
NC:「さっきまでの好調な出目はどうしたの?」
ジン:「なーんでこういう出目がさっき出なかったかなー」
将人:「これを出目の反復横跳びという」
SNC:「女神の気まぐれが過ぎる百面相とも言う」
ヴァン:「言っているのお前らだけじゃね?」
姉妹達が荒野を見渡すがそのようなものは見当たらない。そんな中にルルナとベスがヒビだらけの荒野の一角に一か所、ひび割れが無く敢えてひびがそこを避けているようなところを見つける。そこを目で追うと遠くからでは小さなドーム状の黒い円が見える。遠くからだとまず目につかない程度の大きさだと分かる。
ルルナ:「…ねぇねぇあそこ、少し変じゃない?」
アリア:「えっと…どれかな?モニターじゃ指さされてもどこか分からなくて…少し来てもらえる」
ルルナ:「ほら、ここ。他の地面と比べて少しキレイと言うか割れていないというか…」
ララ:「言われてみれば確かに…それにその真ん中にあるあれ…小さな…丸?いや何かの玉かな」
アリア:「距離から、考えると割と大きな建物見たい。もしかしたら周辺の地図があるかもしれないから、一度降りてみましょう」
アリアが飛行船を操作して徐々に高度を下げていくとその全貌が鮮明になっていく。姉妹達がそれを視認できるような距離まで近づくとそれは硬い鋼で出来たようなテニスコート5個分のドームだった。亀の甲羅のような形の多面体だった。
シルヴァ:「これは…」
サリィ:「随分硬そうな建物ね…でも、何でこんなところに?」
アリア:「あたりには他の建物があるようには思えないし、隠されていたのかしら?」
ララ:「研究所って言うならそんなに大きいものじゃないと思うけど…どうしようか?」
アリア:「……防衛機能は反応なし…厚そうな外見だし、中の動体を探知できないみたい」
リリン:「つまり、直接行ってみないと調べられないってわけね。でも、他に調べられるような所は見つからなかったし、行くだけ行ってみましょう。危なそうなら、すぐ戻ってくればいいし」
シルヴァ:「研究所…研究所…けんきゅーじょー……何も書かれてないよここ」
アリア:「さあね。とりあえず他に何もなさそうだし、行ってみるとしましょうか」
アリアの操作で飛行船は着陸する。姉妹達がその建物を見上げるとその外観は今まで見たこともない稀有な造形だと思う。
ララ:「博物館のよくわからないオブジェの絵で同じような物を見たけど、同じくらいのものね」
ベス:「ベスの おふねにある えが よっぽど かっこいいの」
リリン:「確かに客室の扉にある鳥の立体プレートは良かったけど今はそんな事言っていないの」
サリィ:「さぁ、入ろうか、何か分かればいいんだけど…もしかしたら研究所の場所が分かるかもしれないし」
リリン:「船の陸路のモニターが壊れていたのが悔やまれるわね」
ルルナ:「あれは部品自体が全部ダメになっていたし、もし、使えたとしても住所も分からないんじゃ、使えないでしょ」
対話判定
シルヴァ(将人)
アリアへの独占 出目…2+1(負けない心)=3 失敗 ●○○○
サリィへの恋心 出目…3+1=4 失敗 ●●○○
リリンへの執着 出目…1+1=2 失敗 ●●●○
ルルナへの恋心 出目…9+1=10 成功 ○○○○
ララへの憧憬 出目…5+1=6 成功 ●○○○
ベスへの友情 出目…8+1=9 成功 ●○○○
アリア(ドラン)
シルヴァへの友情: 出目…2 失敗 ●●●○
サリィへの恋心: 出目…10 成功 ●○○○
リリンへの憧憬: 出目…3 失敗 ○○○○
ルルナへの独占: 出目…10 成功 ●●○○
ララへの信頼: 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…10 変更なし ○○○○
ベスへの保護:出目…3 失敗 ●○○○
サリィ(カナリア)
シルヴァへの信頼: 出目…8 成功 ○○○○
アリアへの執着: 出目…9 成功 ○○〇○
リリンへの恋心: 出目…8 成功 ○○〇○
ルルナへの対抗: 出目…10 成功 ○○○○
ララへの憧憬: 出目…7 成功 ●○○○
ベスへの対抗: 出目…5 失敗 ●○○○
リリン(ルーン)
シルヴァへの恋心: 出目…4 失敗 ○○○○
アリアへの憧憬: 出目…8 成功 ○○○○
サリィへの執着: 出目…8 成功 ○○○○
ルルナへの依存: 出目…4 失敗 ○○○○
ララへの保護: 出目…2 失敗 ○○○○
ベスへの保護: 出目…10 成功 ○○○〇
ルルナ(ジン)
シルヴァへの依存: 出目…6 成功 ●●○○
アリアへの執着: 出目…10 成功 ●○○○
サリィへの依存: 出目…9 成功 ●●○○
リリンへの対抗: 出目…9 成功 ●○○○
ララへの恋心: 出目…10 成功 ●●○○
ベスへの保護: 出目…2 失敗 ●○○〇
ララ(ヴァン)
シルヴァへの保護: 出目…6 成功 ○○○○
アリアへの友情: 出目…2 失敗 ○○○○
サリィへの対抗: 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…2 独占に変更 ○○○○
リリンへの対抗: 出目…5 失敗 ○○○○
ルルナへの依存: 出目…5 失敗 ○○○○
ベスへの保護: 出目…9 成功 ○○○○
エリザベス(SNC)
シルヴァへの友情: 出目…6+1(負けない心)=7 成功 ●○○○
アリアへの信頼: 出目7+1=8 成功 ●●○○
サリィへの嫌悪: 出目…9+1=10 成功 ●●●○
リリンへの憧憬: 出目…5+1=6 成功 ●○○○
ルルナへの依存: 出目…4+1=5 ●●●○
ララへの信頼: 出目…8 成功 ●○○○
将人:「リリンとララの狂気点が…」
カナリア:「俺も後2点で狂気点無くなるな」
ドラン:「俺含めて発狂リーチがかかってるのが俺とシルヴァと…ベス、ベスは2つリーチがかかっているのか、流石に嫌悪は減らして置きたかったけど…」
将人:「俺とドランとララは後1回対話判定のチャンスがあって、後ルルナは2回対話判定が出来るのか…」
NC:「もうすでに対話判定してもいいよ。この後イベントが起きる予定だし、将人とドラン、他の2人も合わせて対話判定してみるか」
対話判定
シルヴァ(将人)
アリアへの独占 出目…1+1(負けない心)=2 失敗 ●○○○
サリィへの恋心 出目…9+1=10 成功 ●○○○
リリンへの執着 出目…7+1=8 成功 ●●○○
ルルナへの恋心 出目…5+1=6 成功 ○○○○
ララへの憧憬 出目…3+1=4 失敗 ●○○○
ベスへの友情 出目…6+1=7 成功 ○○○○
アリア(ドラン)
シルヴァへの友情: 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…1 嫌悪へ変更 ●●●○
サリィへの恋心: 出目…2 失敗 ●○○○
リリンへの憧憬: 出目…8 成功 ○○○○
ルルナへの独占: 出目…5 失敗 ●●○○
ララへの信頼: 出目…3 失敗 ○○○○
ベスへの保護:出目…5 失敗 ●○○○
ルルナ(ジン)
シルヴァへの依存: 出目…7 成功 ●○○○
アリアへの執着: 出目…2 失敗 ●○○○
サリィへの依存: 出目…2 失敗 ●●○○
リリンへの対抗: 出目…6 成功 ○○○○
ララへの恋心: 出目…5 失敗 ●●○○
ベスへの保護: 出目…9 成功 ○○○〇
ララ(ヴァン)
シルヴァへの保護: 出目…4 失敗 ○○○○
アリアへの友情: 出目…9 成功 ○○○○
サリィへの独占: 出目…6 成功 ○○○○
リリンへの対抗: 出目…6 成功 ○○○○
ルルナへの依存: 出目…3 失敗 ○○○○
ベスへの保護: 出目…6 成功 ○○○○
ドラン:「やべー!シルヴァに嫌悪しちまった」
将人:「何で嫌悪する。必要があったんだろう。あんなに気にかけてくれたのに…」
ヴァン:「あんなに一緒だったのに~♪」
将人:「夕暮れは…っと危ない危ない流されるところだった…でもどうしよう、リーチかかったままは何かと面倒だよ」
ヴァン:「将人のドールが「魔弾」を取ったのは正解だったな、射程が伸びないとアリアのドリルがパーツを抉る事になる事にならないで済みそうだ」
ドラン:「そうか、射程が届かなければいいんだしな、行動不能になって未練対象に問答無用で殴り掛かるわけじゃないんだし…」
将人:(いや、前みたいに敵が花園まで移動してリリンの「花園の集い」で集まったら、その時点でアウトなんだけど…バトルパートで「ボイスエフェクト」使うか…敵によるけど)
ジン:「でも、色々シルヴァとアリアのロールプレイで絡みはいっぱいあったから、いつの間にか亀裂が入っていてもおかしくない雰囲気はあった。庇うのを拒否したり、激昂して特攻しようとしたり、気にかけてあげてるのに、それを跳ね除けられるのを考えるとアリアとしてはシルヴァに対しての気持ちが変わってもおかしくはないと思う」
将人:「言われてみれば、そうだな。前のセッションでは前半の強制分断で仕方ないとは思うけど確かにそんな感じがするな。他人事みたいだけど、二人称視点だから他人事じゃないのか…?」
ジン:「両方じゃない?」
将人:「そっかぁ…」
姉妹達はその扉を慎重に開ける、中は暗闇に閉ざされて扉から微かに伸びる光もすぐに飲み込まれそうなほど暗い。
アリア:「暗いわね…何か見える?」
サリィ:「……いや、とても見通せそうにないよ」
ルルナ:「目が慣れるまで目を瞑ってみる?少ししたら大丈夫かもしれないし」
ベス:「ピカピカなら ベスの おふねに あったの もってくるの?」
アリア:「どこかに電気のスイッチがあればいいんだけど…電気付くのかしら?」
行動判定 おや…?
シルヴァ(将人) 出目…3 失敗
アリア(ドラン) 出目…9 成功
サリィ(カナリア) 出目…10 成功
リリン(ルーン) 出目…6 成功
ルルナ(ジン) 出目…5 失敗
ララ(ヴァン) 出目…5 失敗
ベス(NPC) 出目…9 成功
思い思いの所で電気のスイッチを探すとサリィが入口近くの柱に何か突起のような物を見つけた。それを調べて見るとカチッと言う音が聞こえるが、周囲に何か以上は見れないがその音は姉妹には聞こえたようだ。
ララ:「今のはなに?」
サリィ:「ここ、ここに電気のスイッチ見たいのがある」
シルヴァ:「ここの?サリィお姉ちゃん下にいくつか同じスイッチない?」
サリィの元へ向かおうとするが、シルヴァとララ、ルルナの3人は暗闇の中を歩いている時に壁に空いた穴の先にいた。そこは通路になっていたようでサリィの声を頼りにその方向へ向かうが別の壁に当たり通れない。そして…
行動判定 何か聞こえる…?
シルヴァ(将人) 出目…4 失敗
ルルナ(ジン) 出目…10 成功
ララ(ヴァン) 出目…6 成功
ルルナ:「ん?今の音…なに?」
シルヴァ:「えっ…きゃあ!?」
ララ:「シルヴァちゃん!?ひゃああ!」
3人の姉妹の声が聞こえたと同時に電気がついた。光は弱いが複数設置されていたようでこの大きな建物を照らすには十分な明るさだったが、その光に安堵するよりもその場にいない姉妹たちの声の方向へ向かう事になった。
リリン:「シルヴァちゃん!ルルナ姉ちゃーん!ララ姉ちゃーん!返事してー!」
行動判定 微かな声
アリア(ドラン) 出目…3 失敗
サリィ(カナリア) 出目…3 失敗
リリン(ルーン) 出目…8 成功
ベス(NPC) 出目…1 大失敗 はらわた損傷
将人:(なんでこんな時に大失敗簡単に出すかな、こいつ。でも慣れて来たのか誰も何も言わねぇ、いや、呆れているのか?)
その言葉の返事は微かにリリンの耳に聞こえたそこは短いL字型の廊下の通路にぽっかりと空いた穴の中から聞こえるその中から聞こえるようだ。
リリン:「お姉ちゃんたち!そこにいるのー!!」
ララ:「うんー!怪我はないけどこの深さだとフックショットでも届かないかもー!」
ルルナ:「地下通路にしては少し寂れているけど人工的な素材で出来ているし…多分地下かな?2~3階くらいの」
ララ:「地面が脆くて地下に落ちちゃったみたいー!そっちから来れるー?」
リリン:「分かったー!探してみるねー!」
NC:「さて、またしても分断行動だ」
将人:「またぁ?」
ヴァン:「あー、でも前と比べて結構バランス的には丁度いい組み分けになったかも、「庇う」を取ったのは正解だったかも、一応あれだ…何だっけ…キャリーケース」
将人:「旅行カバンじゃなかった?」
ヴァン:「そうそう、ジンのドールの成長で一応バランスは取れたと思うよ」
ジン:「力入れてないのが最大行動値…だね。丁度三人で11・12・13で階段になっている」
将人:「でも、本当に「フックショット」で届かないの?」
NC:「普通にカァンってなって刺さらないだろうね。「フックショット」のムービーを見るに刺して固定する事を考えると刺さらなかったらその後の固定も出来ないと思っている。個人的な意見だけどね」
SNC:「まぁ、何でもかんでもパーツ1つで解決しちゃうのはつまらないから、そんな攻略法は認めないってことで」
NC:「そして、今回のカルマはどっちもこれだ」
カルマ 施設の情報を□個集める。
NC:「この四角は施設の中で手に入れられる個数とチームによって得られる情報が違ったりするから現在は非公開って事になる。最初から何個あるか分かったら楽しみが無くなっちゃうからね。あとはこの前の三章で簡単に情報が手に入るのを元に、1部屋の中で1人につき最大1回まで行動判定が出来る。つまり1つの部屋を3人で調べると時間は掛かるが、失敗するリスクが減る。もし、その部屋で1人でも成功すればその部屋にある情報は全部上げるよ。部屋数はいくつか教えられないけど、あと集めた情報の数によってシナリオクリアの時に配られる寵愛点が変動するから頑張ってね」
将人:「OK把握した」
将人:(今シレッと時間は掛かるって言っていたな、今回も時間制限あるか…?)
NC:「とりあえず、今回は地上にいるチームと地下に落ちたチームで班分けをしようか、俺は地上チームでSNCは地下チームの進行をしていこうか」
SNC:「じゃあ部屋作るからちょっと待っててくれ」
~約一分後~
SNC:「OK,それじゃあロールプレイを始めるか。その前に描写があるからそこから行こう」
地上の姉妹達に声をかけて君たちは地下を探索しようと足を踏み出した時、モーターのような音と共に重い物が動くような音が聞こえたそれは今落ちてきた穴から聞こえたようだ。再び落ちてきた穴を覗くとそこには重厚な壁が出来ていた。鋼鉄のようなもので姉妹達が持っている武器ではどれを使ってもこわせそうにない。
ララ:「えっ!?あれっ!?」
ルルナ:「穴が塞がってる…でも、なんで今しまったの?」
ララ:「とりあえず、ここから進むしかない事は変わりないわね。これだけ深いんだから地上へ行く階段とかエレベーターがあってもおかしくないわ」
シルヴァ:「でもでも、ここボロボロだから階段の方がいいと思うな」
ルルナ:「そうだね。エスカレーターも動いていないと思うし、ベスの船も治るまでは一部を除いて電気系統は壊れていたもの、エレベーターが動いていたからって、中に閉じ込められたらたまったもんじゃないわ」
シークレットダイス 出目…? ? 出目…? ?
将人:「うわぁ…シークレットダイス」
ジン:「しかも4回振ってなかった?」
ヴァン:「まぁ、続けていけば分かるだろう。とりあえず、しらみつぶしに扉を開けて情報を集めていこう」
SNC:「とりあえず、最初に行動判定振ってくれる?少し行動に特殊な判定をする事でイベントを起こすことになるから、あっ、心配しないでそれでペナルティが起こるなんて事はないから、少しだけダイスを振る回数が多くなるだけだから…大失敗しない限りはね?」
ジン:「TRPGのGM達っていつもフラグを建てなきゃ死ぬ病気を抱えているのか?」
ヴァン:「それってGMやった人達全員に刺さる言葉だからやめてやれよ」
将人:「……(顔を両手で隠している)」
ヴァン:「ほーら、流れ弾が直撃しているじゃないか!」
ジン:「ごめんごめん、でもその大失敗がGM自身に帰ってくる事もあるから元気出して」
将人:「あー、そうだ今回もマップは無いの?」
SNC:「今回はあるっちゃあるね。でも少し開示に制限がある。外観がこんな感じで探索を進める事に徐々に更新されているようになっている。とりあえずデータを送る」
将人:「うわっ、マジでデータがあるのか、手の込んだ事するな」
SNC:「なんかある人に影響されたらしいよ。よくわからんけど特に金も取られないし、せっかくなら楽しんで貰いたいとか言ってた。とりあえず、忘れる前に行動判定よろー」
行動判定
シルヴァ(将人) 出目…6 成功
ルルナ(ジン) 出目…6 成功
ララ(ヴァン) 出目…3 失敗
廊下で警戒する姉妹達は自分達とは違う物の気配を感じる。どうやら今いる場所以外のどこかに姉妹ではない誰かがいるようだ。しかし、それがどこなのか部屋の中にいるのかあるいは廊下いるのかの判別はつかずにいる。
ルルナ:「ㇱッ!何かいる」
シルヴァ:「うん…」
ララ:「…?特になにも感じないけど二人が言うなら間違いないか」
ルルナ:「十分に注意しながら進みましょう。いつ何が飛び込んでも対処できるように」
ララ:「ルルナ、それは使える?」
ルルナ:「お姉ちゃんのうろこよりは…」
姉妹達は一番近くの部屋に入る。どうやらそこは図書室だったようだ。いくつもの本棚に所狭しと本が置かれているが、それは整頓されているわけではなく、資料をまとめた段には時系列順には並べられてなく、バラバラになっていたり背表紙が見えないように逆に仕舞われている。
行動判定 おや…?
シルヴァ(将人) 出目…4 失敗
ルルナ(ジン) 出目…5 失敗
ララ(ヴァン) 出目…10 成功
ララはそれを無意識に整頓しなおしていると比較的新しいようで今も使われていそうな資料を見つけた。どうやらそれはとあるアンデッドの情報をまとめたようでその表紙にはどこかで見たような模様が書かれていた。
ララ:「これって確か、アリア姉さんが言っていた。ヒュプノス社とかいう会社のロゴマーク?」
そう呟いてララはその資料を読む。
ある被検体のよる報告書
被検体番号-M620はあるアンデッドから抽出した肉塊の形をしている。それは本体から切り離した後も行動を繰り返し、生物を含むあらゆる物質を取り込み形を変えることが確認されている。この被検体は抽出したものとは別の自我を持っていることが明らかになり新たな被検体した個体と判断された。この個体は複数存在するが、それぞれに独立した自我を所持して自らの形を変える事が可能だ。一度形を変えると元の肉塊の形に戻ることは現在確認されておりません。肉塊はある一定の温度を下回る事で活動を停止する事を確認されていますが、アンデッドの素体であることから完全な無力化とは言えないと多くの研究者から結論されました。これらのことから元の被検体はアンデッドによる研究を主軸としたオペラハウスに盗まれる可能性から速やかに処分或いは厳重な保護などによる対処が必要と判断します。
○○に向けた提案書
○○様へ、△△支部所属研究員○○と申します。報告書に記載の通り被検体番号-M620の対処を必要とされています。しかし、報告書のみの実験データのみではこの危険性は限りなく低いと思われます。被検体番号-M620は他のアンデッドとはちがう能力を有しているためその解析を行うため処分の延期をご検討頂けないでしょうか。処分を行ってしまうと別の支部での新型アンデッド観察の結果が全てが失ってしまいます。ただでさえ被検体を無駄に消費していることは重々承知していいます。しかし、コストが余っていることも事実、それを投じてもコストパフォーマンスとしては十分だと思われます。
提案書の返答
コストは許容範囲内です。許可します。しかし、条件として猶予は一ヶ月としてその間に新たな発見アンデッドとしての試験結果を提出及び上層部の可決が決定された事でプロジェクトの続行が決まります。
ララ:「オペラハウス?新型アンデッド?何だろう…一応持っていこうっと、アリア姉さんなら何か分かるかも」
シルヴァ:「うーん、何もないよー」
ルルナ:「こっちも、バラバラで役に立ちそうな本はなさそう。ずっとここにいるよりも別の所に行こ?」
ララ:「ちょっと待ってて…うん。それじゃあ次に行きましょう扉も慎重にね」
シークレットダイス 出目…? ? 出目…? ? 出目…? ? 出目…? ?
将人:「ダイスの振る回数増えてないか!?」
ヴァン:「4~5回くらい振ってたよね!?」
SNC:「あー、お気になさらず」
ヴァン:「お気になさるよ!」
SNC:「とりあえず、3人とも行動判定振ってくれる?」
行動判定 廊下に出たら
シルヴァ(将人) 出目…3 失敗
ルルナ(ジン) 出目…2 失敗
ララ(ヴァン) 出目…1 大失敗 はらわた 損傷
姉妹達が廊下に出ると、さっきの報告書を見たララはその事を考えておぞましい想像をしてしまったのだろう。激しい腹痛に手をお腹に当てるがその行為は臓器にダメージを与える行為だった。しかし、その行為をしたララの腹部の匂いに誘われたものがいた。
行動判定 危ない!
ララ(ヴァン) 出目…7 成功
よろめいた時にララの背後、自分達が進んできた道から何かが飛び込んできた。運よくよろめいたことで飛びかかったそれはララの身体を傷つけることはなかった。
ルルナ:「なに!?」
突然の事で動揺するドール達であったが、警戒していた事で武器を構える用意は出来たのだろう。そして、飛びかかった者の姿を認識する。
飛びかかってきた者は何度も敵として対峙したアンデッド、四足歩行で鋭利な牙はアンデッドの肌をも引きちぎる程の咬合力を持っている。グールと呼ばれるアンデッドは明らかな敵意を持って飛びかかってくるが、その瞬間グールの更に背後から巨大な鉄球がグールの身体を潰す。鉄球には鎖がついていたようで鎖はグールの身体に巻き付き、それを操っているものが一気に鎖を引く事で腐った肉が削られて君たちを襲ったアンデッドは君たちではない何者かの手によって壊された。
???:「おっと、武器を降ろしてくれ、余計なお世話かもしれないが手を出させてもらった」
廊下の奥から姿を現したのは、血に汚れた白衣を着た男性、しかし、その頭には人間にはない虫の触覚のようなものがゆらゆらとうごめきながら君たちを見据える。すでに君たちは彼の事をアンデッドとして認識するだろう。
シルヴァ:「…ひとまずは、助けてくれたって事でいいの?」
ララ:「まぁ、私たちでも対処できたと思うけど、そうね。2人とも武器を降ろして」
シルヴァ ルルナ:「う、うん…」
???:「あぁ、こっちがこれを持ったままじゃ、お話も出来ないか」
彼は君たちが武器を降ろすと同時に手に持っていた鎖鉄球を降ろす。鉄球は重々しい音を立てて床に転がる。
ララ:「とりあえず、お礼を申し上げます。ありがとうございました。私はララ2人とも自己紹介して」
シルヴァ:「シルヴァだよ」
ルルナ:「ルルナ…です」
???:「…うん、やっぱり話が通じるという事は自我があるという事か……初めまして俺の名前はティルヴィオ、テオって呼んでくれて構わない。この地下一階の最後の生き残りと言うべきかな」
ルルナ:「最後?生き残り?それはどういう意味?」
テオ:「あぁ、待って待って、君たちの名前を確認されてくれ、シルヴァ、ルルナ、ララ……うん、多分覚えられた…あれ?」
そう言うと君たちの顔と自分の指を立てて首を傾げる。何度もドール達と自分の指を見比べて自分の目をこする。
テオ:「えっと…その同じ服のこの名前が手前の子がララで後ろの子がルルナ、だよね。それで……そのドレスの子がシルヴァ……そこまでは覚えたよ。でも……」
そこまで言うとテオはシルヴァをジッと見つめる。身体を見つめて、怪訝な顔をしてテオは尋ねる。
テオ:「シルヴァちゃん、君は…本当に1人かい?」
シルヴァ:「…え?」
テオ:「君たちは3人だ。俺の視覚も見間違えじゃなければ君たちは3人、でも俺の触角は君たちを3人ではなく4人として認識している。そして、その4人目はシルヴァちゃん、君を指している。こんなのは初めてだ。1人を2人として認識されるなんて、君は本当に1人なのかい?」
シルヴァ:「あの…はぅ……」
ララ:「ちょっと、やめてもらえます?シルヴァちゃんは私達の大事な妹分なんです。それを初対面でいきなり変なことを言うなんて、いくら助けてくれたといっても詰め寄るようなこと許しませんよ!」
シルヴァ:「ララお姉ちゃん…」
テオ:「…っすまなかった。確かにこんなことを言うべきじゃなかったな、少しでも気になった事があればついこんな感じになるのが俺の悪い癖でな……知り合ってばかりで許してもらえるとは思ってないが、謝るよ。ごめんね、シルヴァちゃん」
シルヴァ:「あ、あうう…はうう…」
ルルナ:「少し動揺しているみたい、お姉ちゃん落ち着くまでシルヴァちゃんを抱っこしてて貰える?そして、テオだっけ?落ち着いて話しを聞きたいからそんな場所があったら案内して」
テオ:「分かった。それならこの先の部屋だすぐ近くにある」
テオがそう言って開けた部屋は君たちが探索を終えた部屋の隣、そこはタンスやベッド、その中央には汚れているがソファがあり、ゆったりとした雰囲気がある。そこに腰を下ろすとテオは再度謝罪をする。
テオ:「本当にさっきはすまない事をした。反省するよ」
ルルナ:「シルヴァちゃんにした事はシルヴァちゃんが決める事だから私からは言うべきことじゃないけど、あなたに聞きたいことがいくつかあるの、さっきの迷惑に対しての謝罪を受け入れる代わりにここの事を教えてほしいんだけど、いい?」
テオ:「ああ、それならいいだろう。でも一問一答で頼むよ。一気に質問されても何から話せばいいのか分からないからな」
ルルナ:「じゃあ、先に私から質問するけどいい?お姉ちゃんたち」
ララ:「ええ、それまでに聞きたいこととか考えておくわね。シルヴァちゃんを落ち着けなくちゃいけないし」
ルルナ:「じゃあ、まずはここの施設の名前はなんていうの?」
テオ:「ここはヒュプノス社特殊アンデッド研究所と言われている」
ルルナ:「研究所…Wが言っていた研究所はここの事なのかな?ここ以外に研究所はある?」
テオ:「無い、少なくとも俺がここに来た時には同じような研究所は見たことも聞いたこともない」
ルルナ:「…Wという名のネクロマンサーに心当たりはある?」
テオ:「いや、無いな」
ルルナ:「それじゃあ、ここから地上に出るにはどうすればいい?」
テオ:「そうだな…ここから上の階の地下一階を通ってさらに上の地下一階を上に行くしかないな地下一階の上が地下一階になるからそこからなら地上に行ける」
ルルナ:「ま、待って待って、今地下一階が何回も聞こえた気がするんだけどどういう事!?」
テオ:「あぁ、それについて知らないって事はやっぱり君たちよそ者か…それじゃあ一旦その説明をする為に一問一答は中断しよう」
テオはそう言うと少し悲しそうな顔をする。何かを言おうとして言葉を繋ごうとするが、口を閉ざすのを何度か繰り返すと話し始めた。
テオ:「事の発端は数十年も前になる、この施設は戦争の避難所としてではなく、意思と記憶を持ったアンデッド達のたまり場と言える場所だった。行く当てもなく記憶もほとんど無くしたアンデッド達は自分と同じ境遇の仲間と共にこの場で共に暮らすことで心の安息を保っていた。最初は誰もが安心できる場所ではあったと思う。だが、そんな時間は長くは続かなかった。そこから何十年も経つと対立や欲望が出てくる。その中に自分のものにしたいとかいわゆる欲望の暴走だ。1人を皮切りに同じような欲望を爆発させて暴徒と化したアンデッドが争いを始めた。このことに事態を重く見た施設の古参達は対策を立てた。それが他の階層の破壊偽装というものだ。」
テオ:「あえて、他の階層が暴徒のせいで崩壊してしまい、その被害が他に移る前に階層の間を遮断して、閉ざされた階層は既に使える物も残っていないという偽情報を流した。実際はその閉ざされた階層にも同じような偽情報を流して、今ここにいるアンデッドが生き残り、他のアンデッドは破壊されて残ってはいない。そう言って破壊されたアンデッドを思い暴走は消えた。それがこの施設に地下一階が複数ある理由だ。破壊されたと思われる地下一階は踊り場のようなものだと認識するようになっていたからな、ともかく一時はそう思ったが実際はほんの少しの時間稼ぎにしかならなかった。」
テオ:「他の階層が使えないなら今自分がいるこの場所を全部自分の物に出来るという考えに行きつきそれに影響されて再び争いが起こった。それがつい最近の事だ。その時、俺は最初は隠れていたが、隠れ場所がバレそうになったら壊された仲間を積み上げてその中に混じる事でやり過ごしたりした。そして、最後に……少しな」
テオはその時の詳細を教えてくれた。
???:「…は、ははは、やった…やったぞ…!ざまあみろ!ざまあみろ!これでここは全部僕のものだ!ははははは!はは…は……………あれ?死んじゃった……死んじゃった…死んじゃったよ!あんなに一緒にいたのに、みんな死んじゃった!壊れちゃったよ!無くなった!嫌だよ!戻れ!戻してくれ!全部僕のものだ!出来るはずなんだ戻れ戻れよ!帰ってきてくれ!!戻れよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ある部屋でテオを除いた最後の1人を壊した生き残りは、既に精神が壊れていた。アンデッドとして再び生を与えられた者は人間としての精神をずっと留められるものではないことをその時、テオは理解した。今まで何十年もかけて共存できたのは奇跡に近いものだった。元は人間でもアンデッドの身体では心が満たされない。アンデッドの身体でも人間としての心があるなら身体が満たされない。どっちも中途半端な存在としてここに半強制的に閉じ込められた彼等は自覚なく壊れていく。満たされない自分に苦しめられた結果が…この虚無感だった。
テオ:「そんなもの、見ていられなくてさ、大声で壊れた仲間たちの残骸を抱きしめて泣き出す彼を背後からゆっくり近付いて、頭を潰したんだ」
ルルナ:「そんな…」
テオ:「後悔していないと言えば、うそになる。あのまま傍にいれば何とかなったのかもしれない。でもあんな争いがあった以上俺がまだ残ってることを知ったら、また殺し合いが始まるかもしれない。だからこそあれ以上狂ったままの彼を放っておくのは出来なくてさ……これで話は終わりだ、後は野良犬のように来た弱小アンデッドを壊す日々さ、もしかしたら、君たちが来るのが早かったらこの争いに巻き込まれていたかもね。それを考えたら運がいいと言えるだろう。さて、これまでの話でいくらか質問は減ったか?まだ質問があるなら知る限りではあるが受け付けるぞ」
ルルナ:「…ここには私達の他にも4人の仲間がいるんだけど合流したい。できればすぐに合流したい」
それを聞いて少し面食らったようにテオは顔をしかめる。
テオ:「!…………その子たちって本当にここにいるの?」
ルルナ:「うん、一緒にここに来て運悪く私たちは穴に落ちてここに…」
テオ:「…そうか、それじゃ早く合流してここから出た方がいい。急がないと少し、厄介な事になる。特に奴は……」
ルルナ:「奴?」
テオ:「……今質問しているのは君だ、その彼女らが地上にいるのならまだ危険はないだろうが、地下に来ると少し面倒になる。ここは全て機械で管理している。君たちが落ちてきた穴だって塞がれてただろう?それはここの自動修復機能をもった奴が動いたんだろうね」
ルルナ:「さっきから奴とか言っているけれど、何なの?」
テオ:「俺と同じこの施設の生き残りだよ。多分それぞれの地下一階に1人だけ生き残りがいるはずだよ。その中の1人に最も生き残る事に長けた奴がいたはずだ。そいつがこの施設の中での一番の古株でこの施設の核とも言える」
ルルナ:「ここから上の階に行くには?」
テオ:「確か、この下の階の最下層の地下一階に制御端末があったはず、それを操作して上への階層のロックを解除すればいい」
ルルナ:「その最下層に行くには特に問題はないの?」
テオ:「最下層はこの人体で言う重要な部分である脊椎部だ。どの階層でも直通出来る一方通行の道がある。しかし、この地下一階は下の階が最下層であるため唯一行き来可能な階段がある」
ルルナ:「それじゃあ、そこを教えてくれる?」
テオ:「教えてもいいが、その制御端末は操作にコツがいる。せっかくだし俺も同行するよ。それに君たちがここに来たのは偶然じゃないんだろう?」
ルルナ:「…うん、ここの事はさっき言ったWというネクロマンサーから聞いたんだ。研究所としか聞いてないけれど、多分個々の事だと思う方角も一致しているし、そこで知りたいことについて書かれている者があるみたいな事を言ってた」
テオ:「ふむ…俺はここに来てずいぶん経つが、全てにおいて知っている訳じゃない、専門用語なのか赤の他人が見て理解できるようなもんじゃない物も多くある。もしかしたらそれなのかもな、同行はするがそういう探し物は君たちでやってくれ」
SNC:「さて、ここで君たちにはテオに対する中立者としての未練を決めてもらおう。でもさっきの質問で未練は3つではなく2つからにしていいよ。ルルナだけしか喋ってなかったけど、みんな2つね」
将人:「中立者…これか、でもこれダイスで決めるんだろう?ロールプレイとあべこべになりそうだな」
SNC:「将人のドールなら意外とそうでもないぞ?もしかしたら動揺していたのはこういう印象を抱いていたからかもしれない。っていうのもあるし」
ヴァン:「と言うか、ルルナの聞きたいことは聞けたのか?俺は特になかったんだけど」
ジン:「そうだな。聞きたいことは聞けたし、全部の情報は出ないと思ってたから後は部屋で出る情報ばかりでしょ?」
SNC:「まぁ、そうだなNCから渡された質問の答えの例文をほぼ全部出したよ」
中立者への未練
シルヴァ(将人) 出目…5 感謝:ただただ感謝を、あなたの心と体があるのは、その相手のおかげなのだから。たとえ、どんな体であっても。
発狂:病的返礼 「せめてこの瞳を捧げさせて。あなたのおかげで、これは多くのものを映せたのだから」
この未練が発狂した際、あなたは任意のパーツ2つ(なければ最もレベルの低い強化パーツ1つ)を損傷する。
ルルナ(ジン) 出目…10 信頼:心の底から信じ、そして委ねられる人。壊れきった世界でも、あの人だけは信じられるから
発狂:疑心暗鬼 「……どうせあなたも敵なんでしょう。分かってるんだから!」
あなた以外の全ての姉妹は最大行動値が1減少する。
ララ(ヴァン) 出目…10 信頼:心の底から信じ、そして委ねられる人。壊れきった世界でも、あの人だけは信じられるから
発狂:疑心暗鬼 「……どうせあなたも敵なんでしょう。分かってるんだから!」
あなた以外の全ての姉妹は最大行動値が1減少する。
将人:(だから何で姉妹設定のこいつらにシンクロニティが発生するんだよ!?)
ジン:「あっ、そう言えばテオにここの地図とか知ってるか聞きたかったんだった」
SNC:「あっ、それ聞くなら地図を渡してくれるね。でも争いで色々散らかったからその部屋がキチンと予想通りの部屋として機能しているか分からないということも教えてくれるね。だから何の部屋かは書かれてないな」
ジン:「まぁ、それでも十分か…一応、この一際大きい部屋にも行けるが…」
将人:「うん、嫌な予感がするから後回しにしよ」
ヴァン:「この中でテオが鍵とか持っている場所ってある?」
SNC:「それも聞いてみたら分かるけど、この施設は鍵がかかっているところは無いみたいだね。思い返すとここに来るまでにドアを見てみると鍵がかかるような鍵穴も捻るタイプの鍵も無かった事が分かるよ」
ジン:「そう言えば少し気になったんだけどテオがシルヴァにいった二人ってどういう事?これPLとしては分かるの?」
将人:「PLとしては知っているね。ここまで言えば分かるけどハンドアウトなんだよ。でも開示条件が達成されてないからまだ見せられないんだよ」
将人:(だけど、この条件は普通にセッションを進めていればクリアできる条件だしこのシナリオ中で開示できるかな)
ヴァン:「とりあえず、他の部屋を探索して一通り見たら地下に行くとしようか。と言うかテオはこのフロアの探索するのを躊躇ったり早く地下に行ってほしいみたいな反応はする?」
SNC:「それは分からないけど、もし気になるなら部屋を探索するたびに行動判定振る?」
ヴァン:「…未練が信頼だから少し難しいな、シルヴァの感謝ならもっと難しいだろう。せめて忌避や嫉妬あたりならそんな事をしても問題ないけど」
SNC:「それじゃあ探索を再開しようか」
将人:「そういやこの部屋調べてなくないか?」
ジン:「あー、そっか質問ばかりしてたから、見落としてた。振っていいか?」
SNC:「いいっすよ」
行動判定 目ぼしいものはある?
シルヴァ(将人) 出目…3 失敗
ルルナ(ジン) 出目…4 失敗
ララ(ヴァン) 出目…10 成功
将人:「うわぁ…やっぱり全員揃わないと全滅の危険性があるな」
SNC:「そもそもネクロニカのPL人数って2~4人だからベスを含めると3人オーバーしているんだよ。それを捌くのは1人じゃ無理だからね」
ジン:「どちらにせよ。いつか行動判定全滅しそうだな、部屋数が少ないのが救いか」
他の部屋を探す前にこの部屋を観察していたララはその部屋のソファ、テオが腰かけていたソファの背もたれに血痕を見つけた。しかし、その血液を噴き出した者の痕跡は見当たらない。近くには引きずった跡血痕がどこかに続いているという事もない。
ルルナ:「お姉ちゃん?行こ?」
ララ:「あぁ…うん、そうね」
テオ:「さて、地下はこっちだ」
ルルナ:「あっ、行く前に少しここら辺を見て回っていいよね」
テオ:「あぁ、そうだったな、それじゃ後をついていくだけに留めよう」
姉妹たちは部屋を出て廊下を進む、さっきまでの物音は聞こえずに自分達の足音だけが静かな廊下に響く。
ララ:「ここにくるまでの気配はテオさんとあのアンデッドの事だったのかな?」
テオ:「多分そうだと思うぞ。ここは迷い込んだ野良のやつと俺しかいない。他の階層とは相互不可侵の条約があるからな、まぁ、黙認ではあるが生存確認も出来ないから特に気にする事じゃなくなったからな」
ルルナ:「そっか…」
テオ:「よし、ここは確か、寝室だったな。アンデッドに睡眠は必要無いからあまり使われた記憶はないが、修復する時に使われていたな。多分そういうのが残っているかもしれない」
ルルナ:「さっきからまるで最近ここに来たような言い方だね」
テオ:「もうここは俺が知るところじゃないよ。争いで全部がぐちゃぐちゃ、どこがどんな部屋か分かっても記憶とは全く別の光景に目を向けたくないだけさ」
姉妹たちが部屋を開けるとそこから滑り込んだのは鉄錆の臭いとそこから連想させる赤黒い液体にまみれた物体とそれを包む元々白かったのだろう布やシーツが黒く変色している。しかし、それらは一部が扉に引っかかっていたようで開いた扉と一間空いて布が剝がれた。そこには上半身と下半身が引きちぎれて何も映さなくなった淀んだ瞳と目が合った。
狂気判定 目が合った
シルヴァ(将人) 出目…7 成功
ルルナ(ジン) 出目…6 成功
ララ(ヴァン) 出目…8 成功
テオ:「あぁ、お前、そこにいたのか…隠れていて修復する必要も無かったから来なかったが、ここも巻き込まれたんだな。これじゃ治せるものも治せないな」
行動判定 何かある?
シルヴァ(将人) 出目…8 成功
ルルナ(ジン) 出目…9 成功
ララ(ヴァン) 出目…10 成功
姉妹たちはその部屋の中を探るが赤く汚れたところからは何も見つからなかった。壊れた武器、骨が剝き出しになったアンデッドの一部、そこでどのような惨状が起きたのか、赤黒い液体はそれすらもかき消してしまった
シルヴァ:「使える物…使える物…これなら、んー汚れている」
ララ:「どれも使えそうにないわね」
テオ:「元々は清潔感ある部屋だったんだが…これじゃ治療も何も無いな。こいつの形が残っているのは運が良かっただけか」
ルルナ:「他に行こっか」
ララ:「そうね。ここには何もなかったし、隣接する部屋に何か関係ある情報があると思ったけどそう簡単には見つからないか」
姉妹たちはそう言って次の部屋を見る。突き当りまで歩き、左に曲がると2つの扉で中を見てみると片方は埃っぽく薄暗いが淡い光を発するものがあった。それはどうやら自動販売機ようで、部屋が荒らされているが、それでもまだ動いているようだ。
行動判定 何かある?
シルヴァ(将人) 出目…7 成功
ルルナ(ジン) 出目…7 成功
ララ(ヴァン) 出目…5 失敗
姉妹たちは部屋中を探して回ると自動販売機の横にあるゴミ箱の上にノートが一冊置いてある事に気付いた。何か書かれているかと手に取ってみるとそれは誰かの手記のようだった。
誰かの手記
この施設はアンデッドだけでなく人間の為に作られた物もいくつかある。我らアンデッドには飲食は必要ないがここには自動販売機やフードコートもある。研究所にそのような場所があるのはアンデッドの避難施設としては少し不自然だ。もしかしたら、ここにはアンデッドを管理する人間がいるのかもしれない。あるいは居たのだろう。あの日から全てが変わり始めた。我の友も今ではただの肉塊になり果てた者ばかり、唯一残っているのは彼らの遺品と呼ばれるものだろう。それだけは何としても守っておかなくては、彼らの最後のかけらなのだから。
テオ:「それは確か、一回目の暴走による争いの時に記されたものだな。特に思い出すようなものでもないからここに置いたんだ。今思い出したよ。他にも特に処理するものでもないものはそのまま置いてあるんだった」
ララ:「この手記の持ち主は?」
テオ:「大体分かるだろう?でも…それは預かっていいか?」
ルルナ:「どうかしたの?」
テオ:「まぁ、なんだ。ここに置いておくものじゃないって思っただけだよ」
シルヴァ:「うーん…ふーんんんんっ!」
ララ:「シルヴァちゃん…?」
シルヴァ:「おねえちゃーん、ボタンに届かないよぉ…」
ララ:「多分中身が腐ってると思うわよ。全部」
テオ:「そうだな、氷とかだと何百年でも大丈夫だが、食べ物や飲み物は完全に冷凍していないとダメだろう」
シルヴァ:「むぅー」
ルルナ:「よしよし、船に戻れば色々あるからフルーツジュースでも作ってあげるからね」
シルヴァ:「はぁーい…」
ララ:「ここにはもう何もないみたい。他に行きましょう」
姉妹たちは対面の扉を開く、そこは事務室のようで長い机がひっくり返ってそこも血が付着して変色している。そこには他にも機械のようなものがあったのか液晶の欠片や何かに内蔵されていたチップを蹴飛ばしてしまう。
行動判定 何かある?
シルヴァ(将人) 出目…6 成功
ルルナ(ジン) 出目…1 大失敗 狂気点ペナルティ リリンへの対抗 ●○○○
ララ(ヴァン) 出目…9 成功
成功したドールは蹴とばしたチップを見てみるとそれは破損状況が少なく文字も掠れていない。もしかしたら、何かに挿入できる機会があれば中身が見れるかもしれないと思う。
そして、もう一つあるものを見つける。それは機械ではなく、一枚の写真だ。その写真には多くの人が映り込んで全員が笑顔を浮かべている。その全員が同じような服やその上に白衣を着ていて同社や学校の学生の関係にあるのだろうと理解する。
行動判定 (成功者のみ) この写真は……
シルヴァ(将人) 出目…2 失敗
ララ(ヴァン) 出目…10 成功
シルヴァはその写真についてそれ以上分からなかったが、ララはその写真の中に見知った顔が2つある事に気が付いた。右下の男性をを見守るように見ているリリンと、動物のようなふわふわした帽子をしているサリィの姿を見た。見間違いかと思ったがその姿は見間違いではなく、間違いなく姉妹の姿だった。
ララ:「これは…」
シルヴァ:「ララお姉ちゃん?」
ララ:「…何でもないわ、それよりも…ねぇ、テオさん。これを確認できる所はない?」
テオ:「うん?SDカードか…ここにある電子機器は全部壊されてるし…それもこの下の所に行けば何か分かるかもしれないな。でも、中身に何があるかも知らないし何も無いって事もあるよ」
ララ:「テオさんはこれの持ち主とかは知らない?」
テオ:「そうだね…このSDカードはデザインも珍しくないやつだし、データを残すやつが多い。上の階のやつが落としてそれを拾って自分の物にしたやつか…少なくとも心当たりは無いかな」
ララ:「候補が多すぎるって事?」
テオ:「俺はデータを取る習慣がないからな。そういう所では記憶能力では有能なネクロマンサーにいい風に作られたんじゃないか?」
ルルナ:「うーん、何も無いなぁそっちは何か見つかった?」
ララ:「SDカードがあったけど、それ以外は見つからないなぁ、これの中身も今は見れないし」
テオ:「もしよかったら、そのSDカードを預かっておくがどうする?」
ララ:「それじゃあ、お願いします」
テオ:「よし、後は1つだね。大きな部屋で主にみんなでそこに暮らしていたな」
ルルナ:「みんな…そう言えばこのエリアには何人ぐらいで生活していたの?」
テオ:「そうだな…10人以上はいたが、20人以下だと思う。間を取って15人程と思えばいい」
ルルナ:「適当だね……ずっと住んでいたっていうのに」
テオ:「俺は自分から話しかけるような奴じゃないからね。話に巻き込まれたら適当に相槌をうつだけで何とかなったし」
シルヴァ:「はーやーくー、置いて行っちゃうよーっ!」
ルルナ:「あぁ、待って待って、今行くからー!」
ララたちが残った1部屋を開けるとそこは床に絨毯が敷いてあるように見えたが、それが全て血液であることに気がつく、開いた扉の取っ手にも血がべったりと張り付いて壁には血が付着した肉がへばりついて、そこに起きたであろう惨劇を物語っていた。そして、それを作り出した者がこの施設にいることをドール達は理解する。
狂気判定 広がる血の海
シルヴァ(将人) 出目…6 成功
ルルナ(ジン) 出目…10 成功
ララ(ヴァン) 出目…2 失敗 シルヴァへの保護 ●○○○
ララ:「あっ…………」
ルルナ:「酷い臭い…」
ララ:「臭いだけじゃない。ここで…いや、ここが一番ひどい部屋だったんだね」
テオ:「ああ、ここから始まって、ここで終わった。あまりここにはいい思い出は無い」
ララ:「ここも血でいっぱいだけど調べないわけにはいかない…かな」
行動判定 血の海をかき分けて
シルヴァ(将人) 出目…3 失敗
ルルナ(ジン) 出目…8 成功
ララ(ヴァン) 出目…3 失敗
血で出来た絨毯をの中を姉妹たちは探す。足から伝う粘液や腐肉の感触は集中力を削ぐには十分だったようで、この部屋にいたくない気持ちになった。その中でルルナは部屋の隅に何か大きなものを見つけた。血にまみれたものであるが、それが大きな箱のようなものだと気付く。しかし中に何かが入っているのか分からない。どうやらその箱は正面が下になっていて中を見るにはそれを立てるしかなかった。
ルルナ:「えっと…これは?」
ルルナがその箱について調べようとするとテオが目の色を変えて焦ったように血の海をかき分けてくる。
テオ:「よく見せてくれ!」
テオはそれをジッと見るとそれを立てるすると正面の側面は血がべっとりと付着していてテオは懐から手拭いを取り出すと正面を拭くが完全に血が固まったのだろう、ザリザリとブラシで錆を撫でるような音が鳴るだけで、その中身は見れなかった。
テオ:「俺が、これを見つけられなかったなんてな……」
ララ:「それは…?」
テオ:「仲間の…遺品のようなものだ。死んだ奴らの持ち物や愛用していたものを保管していたんだが、いつの間にか無くなっててな。野良の奴らに壊されたと思っていたんだが、こんなところに混ざっていたのか、中身はガラス窓越しで見られたんだが……これはシミを取るのに時間がかかりそうだな」
ララ:「……あの、テオさん」
テオ:「ん……なんだ?」
ララ:「あっ……いえ、何でもありません」
テオ:「そうか?とにかくここはこれ以上のものはなさそうだな。それじゃそろそろ地下に向かうとするか、こっちだついてきてくれ」
テオの先導で4人は地下に降りる。地下への階段は暗く足元が見えないがテオが壁に手探りでスイッチを押すと強い光で一瞬目が暗むだろう。
シルヴァ:「ひゃっ!」
ララ:「ま、眩しい…」
ルルナ:「こんなに時間が経っているのにこんなにも、まるで新品みたい…」
テオ:「常に手入れをしているようなものだからな、これで地下の入り口までは明かりがあるはずだ」
将人:(さっきから少し情報が少ないな、敵の情報が出てないし重要そうなもんはテオから出たけどこの施設の外の事は何も知らないって感じか…でも、さっきの大部屋はなんか引っかかるんだよな……もしかしてなんかのフラグか情報を得てから行ったら何か起こる系のやつか?)
テオが最下層の扉を開くと今度はスイッチを押さずとも光が灯りその廊下は近代的で映画で見るような四方八方からライトが照射されている。
テオ:「ここに来るのは久しぶりだが、思い出した。こーゆーのがあるからあまり来たくなかったんだ。確か、奥の部屋にここの部屋を開けられるカードキーがあったはずだが、ここは2部屋しかないし、わざわざカードキーを作る必要が無いからどんな意図で作ったのやら……」
その廊下は短く鏡で若干の遠近があるように見えただけで、テオが言っていた部屋はすぐにたどり着く。その部屋は既に電気がついて、モニターなど様々な部屋の映像が流れている。
テオ:「よし、あとは任せて……よし、ロック解除キーはこれだったはず」
テオがセキュリティー端末を操作すると軽い電子音と遠くで重い物を引きずるような音が聞こえた。
テオ:「よし、これで全階層のロックが解除されたはずだ。君たちは他の子達と合流してここから出るんだ」
テオがそう言ってモニターの方に振り返るとある一画面を見て驚愕した表情を浮かべる。その映像は現在のリアルタイムで流れているらしく、黒い服に身を包んだ人物が最下層と先程まで自分達がいたエリアとは別の廊下を走り、しきりに後ろを振り返って何かから逃げるように走り回る。そのモニターは突如として暗闇に閉ざされて、逃げた人物が通ったカメラは一瞬で黒に染まる。しかしモニターの状態は正常なようで何かカメラのレンズが汚されて黒く染まったのだろうと理解できる。
テオ:「あの後ろ姿、まさか…グレイ三―!?」
そういうとテオはその場から急いでその部屋から飛び出す。姉妹たちはテオの様子に少し動揺して中には声を掛けて制止させようとするが、聞こえてないのかそのままテオは走り去ってしまう。
シルヴァ:「えっ?…えっ!?ど、どうしようお姉ちゃん!」
ララ:「気にはなる…けれど、一応、ここだけは調べない訳にはいかないわね…軽く調べて追いかけましょう」
行動判定 この部屋には何が…?
シルヴァ(将人) 出目…2 失敗
ルルナ(ジン) 出目…7 成功
ララ(ヴァン) 出目…6 成功
姉妹たちはその部屋をくまなく調べると液晶のモニターの1つに映像ではないデスクトップの画面が表示されているのを見つけた。その画面にはファイルが中央に表示されて開こうとするとパスワードを要求された。
将人:「このパスワードは姉妹たちに心当たりはないのか?」
SNC:「そうだな、何か情報があればそれを試せたんだが、その手掛かりもないだろう」
ヴァン:「確か、パソコンを起動するときにテオが何か打ち込んだだろ?それを覚えてないか?」
SNC:「うーん、それほど時間が経っていないし覚えていてもおかしくはないけど、どちらにせよ開かないな」
将人:「おとなしく、テオを追いかけた方がいいんじゃないか?SNCも追ってほしそうだし」
SNC:「察しがいいのは助かるけどあまりPCの行動に影響があるのは……未練的には問題ないからいいか、あっそうそう、ちょっと待ってね」
シークレットダイス 出目…?
ジン:「またシークレットダイス…こわっ」
SNC:「さて、君たちは上の階層に戻ってきたわけだけど、既にテオの姿は見えないからどの部屋にいるのか、分からないね。でもモニターを見た君たちはこの階層に悲鳴の主とテオがどこにいるかは分かるだろう。ここで君たちはどこの部屋を調べるか決めてくれ、今振ったダイスはどこにいるかを決めたんだ。マップで近ければ近いほどダイスに最大+2の補正が掛かる。基本的に-の補正がかかることはない。もし、ドンピシャでいるところを引いたらそこからそのまま前半のバトルパートに移行する」
ヴァン:「これって手分けすることは出来るの?」
SNC:「もちろん出来るけど、その場合は離れているほど参戦が遅くなるね具体的に言えば1部屋から廊下を走って目的の部屋を見つけるのにも時間を使うとして、短くて3カウントから6カウント掛かるかな、そして、楽園側からの参戦になる」
将人:「移動に行動値めっちゃ引かれるし、固まって動く方がいいか、でも見つけたドールは初期配置のままで戦闘できるって事でいいか?」
SNC:「手分けする場合はそうなるね。どうする?」
将人:「俺は固まって行動するに一票」
ヴァン:「うーん、メタ考察になるんだけどバトルパートのカルマにテオともう一人の…名前何だっけグレイミー?に関係するのがありそうなんだよな…それを考えると手分けしたいんだが…」
ジン:「俺の「庇う」は0~1が射程距離だ。楽園側の参戦となるとテオの防御パーツや相手の攻撃マニューバにもよるが移動している間にすぐに完全解体されるぞ」
将人:「ララの「作戦」を使うのはバトルパート開始時だ。3分の2で外れて不発に終わるよりは固まって行動した方がいいんじゃないか?相手の配置を見てからルルナをそのまま煉獄か地獄か奈落に行かせるか決めればいい」
ジン:「…これを言葉通りに捉えればめちゃくちゃ酷い事言ってる事になるな。まぁ、それの方がカウント的にも良心的だし、そういうことなら俺も固まって行動に賛成かな」
ヴァン:「そうだな…「庇う」持ちはルルナしかいないし、俺もせっかく取得したスキルなんだし使わないのも勿体ないから俺も固まって行動に賛成だけど…どこから行く?」
SNC:「それはドール達で決めていいよ。ダイスだと同じ部屋は調べないとしても運に見放される気しかしないし、リアルでロケハンした結果やけに同じ出目が出たからそっちが決めてくれ」
将人:「あの大部屋が一番気になる」
ヴァン:「あの寝室?治療部屋も怪しくないか?」
ジン:「ダイスだからそういうのは運だと思うぞ。階段から一番近いのは…いや、どっちも同じような距離だな」
SNC:「裏設定になるんだけど、大体この階層の大きさはテニスコート2個より数mだけ小さいくらいだね24×8=192より数m小さいと思って」
将人:「で、どうする?」
ジン:「おれは大部屋でいいと思うぞ、いつかたどり着くでしょ」
ヴァン:「まぁ、それもそうか大部屋に行こう」
姉妹たちは階段を駆け上がり、上の階へ向かう。上の階は下の階層に向かう道以外の全ての道はズルズルと血肉を引きずったような道になってさっき見た手入れされた廊下とは似ても似つかない様子となっていた。
姉妹たちはその中をかけて大部屋を開く、するとそこには3つの影が出来ていた。1つは君たちが知る姿のテオの姿、その後ろには映像でほんの数秒しか映っていなかったが、何者かからか逃げていた者だろう腹部を貫かれて壁にもたれかかれ立つこともままならないような傷だらけのアンデッド、そして、その部屋の中央には様々なアンデッドをつなぎ合わせたアンデッドの集合体のような肉塊、それはぐちゅぐちゅと気味の悪い音を立ててその形を常に変形させている。
その姿を姉妹たちが視認した後にテオが手に持った鉄球を肉塊に投げつける。すると肉塊に一部から血塗れの腕が伸びてその鉄球を受け止める。
テオ:「なっ!?」
あっけに取られたテオの隙を逃さないようにその手はそのまま鉄球をテオに投げ返す。
テオ:「ぐぅ!」
ララ:「テオさん!」
ララの声掛けに肉塊も姉妹たちの存在に気付いたようで、君たちを視認するように肉の表面からギョロリとした目をいくつも生やして君たちを見る。テオの鉄球を投げ返した腕はそのまま肉塊に吸い込まれるように消えて行った。まさに異常と言える光景だった。
狂気判定(-2)
シルヴァ(将人) 出目…4-2=2 失敗 ベスへの友情 ●○○○
ルルナ(ジン) 出目…8-2=6 成功
ララ(ヴァン) 出目…8-2=6 成功
将人:「あのさ、お前たち同じ出目出し過ぎじゃない?なんかダイスに細工でもしてないよね?シンクロニティが一人歩きしているんだよ」
ジン:「実は俺も驚いているんだよ。ダイスを手の上で何度も何度も転がしているのに何故か同じ出目が出るんだよ」
ヴァン:「リアルじゃ他人なのにTRPGの姉妹設定がダイスに影響していると言われたら思わず納得しちゃいそうだな」
将人:「また、ダイス疑惑疑われるよぉ…」
ヴァン:「でも、それって個人的に気にしていることで実際に言われたことは無いんだよね」
将人:「一応、出目1多くない?ってコメントは来たんだけど、10分の1は割と出る方だしあくまで確率を指摘されるのはまだしもこんなにも同じ出目を出されると…ねぇ?」
ヴァン:「ダイスの女神様の推しなんじゃない?だから-2の補正でも「この姉妹が一緒ならこの程度何でもない!」って思ってたりして」
ジン:「それにしては前回のセッションでメンタルバキバキにへし折られたけど…」
SNC:「あー、ちょっと待っててNCにこれからバトルパートを始める事と現在のあっちの状況を聞かなきゃいけないから、今のうちに敵の情報を…と言いたいところだけど、今回は情報は一切なしの状況でやってみてくれ、その情報は消されていたからね。どうしても情報開示は出来ないバトルパートなんだ。名前も決まってない…というかこれをなんて名付けたらいいか作った俺達でも困っててね」
将人:「そこは割と重要な部分じゃないのか!?」
SNC:「いやぁ…中ボス戦で君たちが勝てる事を想定してのパーツと悪意点を計算しながらの方がよっぽど重要でね。どんな成長をしても想定しなくちゃいけないから、アリアがいきなり紙装甲になったら君たちだって困るだろ?」
ヴァン:「それは確かに……」
ジン:「今までほとんどの攻撃は盾役として守ってくれてたし」
将人:「俺のドールとしては全部守ってもらったし、ボロボロになったのはシルヴァのせい…って未練が嫌悪になったのも少し頷けるかも…」
SNC:「そう言う発想できる所は尊敬するわ。とりあえず報告してくるからそれまで待ってて」
地上チーム視点 アリア サリィ リリン ベス (ドラン カナリア ルーン NPC)
アリア:「困ったわね…これじゃ私達も通れないわ…」
サリィ:「でも、結構深かったのよね。それならどこかに階段とかエレベーターか何かないのかな。それを使えば合流できそうじゃない?」
リリン:「よし、それじゃあみんなで探しましょう!」
カナリア:「というわけで探したいんだけどロールプレイでそのような地下に行く為のものが無いか調べたいんだけど、最初の行動判定と比べて何か見つかる?」
NC:「あー、どうしよう。一応成功組と失敗組で分ける判定だったんだけど、こっちは成功組だし…でも、一応振ってもらおうか、ベスも……こいつらが全員失敗したらお助けとして振ろう…大失敗しないのを祈って、いや、やっぱり一緒に振ろう」
ドラン:「それなんてフラグ?」
下への道を探せ
アリア(ドラン) 出目…2 失敗
サリィ(カナリア) 出目…8 成功
リリン(ルーン) 出目…5 失敗
ベス(NPC) 出目…8 成功
姉妹たちが下へ向かう方法が無いかと再びこの階層を調べた際に一際大きいサイズの通風孔があった。他のものとは明らかに大きく、大の大人が通れるほどの大きさでその横には取り付けられた蓋が変形して立てかけられていた。
アリア:「随分と大きなダクトね。私が入っても隙間が出来ちゃうくらい」
ベス:「でもでも いっしょに いけるよ」
リリン:「うん、狭かったらまた手分けしなくちゃいけないし、他に階段も見当たらなかったからここを通るしかないんじゃない?」
サリィ:「万が一のために船からロープを持ってきてよかったわ。これなら何かを括り付けて前みたいに壁を壊しちゃうみたいな事が無くても……あっ」
リリン:「…………」
サリィ:「ご、ごめんってそんな目で見ないでよ……」
アリア:「今のは失言したサリィちゃんが悪いわね。それよりもロープ貸して、どこか丈夫な所は……うーん、こことここ…もう一つ、ここにしておけば重みが分散されるから千切れたりはしないと思うわ、それじゃ、気を付けて行くわよ」
姉妹たちは頷き合ってダクトの中を通る。いくら大の大人が入れるとはいえ、アリアは匍匐前進で他の姉妹もしゃがみ込みながら進んでいく。しばらく進んで行くと少しの段差を降りて先に進むと微かな光がしたから漏れ出ている。そこをのぞき込むと、地上ではない光明が見えた。蓋に手をかけてみると長く放置されていたのか揺らすとカチャカチャとネジが緩んでいる力を込めて引っ張るとそれは簡単に外れた。
アリア:「全く、ベスの船ならこれくらいのセキュリティは完備しててほしいわ、私たちが直せるけど、今はこの雑な管理には感謝するけどね。ロープを垂らしてみるから少し待ってて、私が最初に降りてみんなを受け止めてあげるから」
アリアがその部屋に降りて、他の姉妹もそれに続いて降りる。ダクトからそこに行くのには少し苦労するかもしれないが、それぞれ、持っているもので高さを確保すれば時間はかかるが、特に問題なく安全に降りられただろう。
アリア:「みんな大丈夫?どこか怪我してない?」
リリン:「ん…特に問題ないよ」
サリィ:「うん、ベスも特に何ともなさそうだし、でもやっぱりあの三人が心配だね。同じようにダクトを通るような事は無いと思うけどここが安心できるっていう保証はないし」
リリン:「じゃあ一刻も早く探しましょう。でも、少しここで調べられるものが無いかみてみよう」
行動判定 何かないかな
アリア(ドラン) 出目…9 成功
サリィ(カナリア) 出目…4 失敗
リリン(ルーン) 出目…8 成功
ベス(NPC) 出目…3 失敗
姉妹たちはその部屋を調べるとアリアはその部屋の明かりに反射している何かを見つけた。それを拾ってみると、それは折れ曲がったカードだった。厚さや手触りからそれはカードキーのようなものだったのだろうと推測する。裏には「レベル2」と書かれていてその下にもその持ち主である名前が書かれているが、特に思い当たるものはない。
一方リリンが見つけたのは何かのデバイスが机の上に無造作に置かれていた。どうやら充電器につながれたまま放置されていたようで、少し弄っていればそれは起動する。スリープモードになっていてパスワードもかかっていないそれは何かのメールを送信しようとしていたらしいが電波状況が悪い事で送信が出来なかったらしい。そのメールには以下のような物が書かれていた。
保存されていたメール
どうやら、オペラハウスの関係者がいることに気付いている者が何人かいるらしい。成果を取られることを危惧している者は血眼になって我らの事を殺そうとしているようだ。今はまだバレてはいないが誰もに疑いを持っていることにみんなが気付くのも時間の問題だろう。規則に則りアンデッドの抑制解放の信号を避難完了したと同時に送る。
同時にそのデバイスの下には何か紙が敷かれていたようでそれには何かの名簿が書かれていた。どうやら何かのリストのようで名前に斜線が張られている事にも気づくでしょう。そして、斜線が張られていないのはごく僅かで統一した書式のおかげでその名前を見つける事が出来た。その名前はリリンとサリィの本名だった。
NC:「ここで俺が言うのもなんだけど、リリンとサリィの本名って決めてある?」
カナリア:「…えっ、特に決めてないけど今考えなきゃダメだったりする?」
NC:「いくつか代案は考えているんだけど、決まっているならそれでいいかなぁって」
ルーン:「俺も決めてはいないけど、リリンはともかくサリィはなんか愛称っぽいよね。フルネームとしては少し無理がありそう」
NC:「そこも考慮して代案あるけれど、この中から選ぶ?もしくは語感が良ければ提案してくれれば可能な限り許可するけど」
ルーン:「でも、そこまで言うっていう事はその名前がシナリオに関わってくるって事だよね」
NC:「え?いや、フレーバー100%のつもりなんだけど…なるほど、今回のシナリオではかすりもしないけれどその案はいいかもな、絡められるかどうかはSNCとの打ち合わせが必要だけど」
カナリア:「今回のシナリオに無いんなら代案は貰うとして今回は見送りでいいか?こういうのって将人とヴァンが割と得意だと思うが、ヴァンはドールの名前思いつくの2番目に早かったろ」
ドラン:「それって俺のネーミングセンスが壊滅的って思ってるのか?」
ルーン:「直球でオブラートぶち破って言うけどまさしくその通りだよ」
カナリア:「でも、そんな急に言われてもな…何の説明も無しに言われてもねぇ…」
NC:「俺も説明するか迷ったんだよ。でも、そこで説明したらどこかネタバレや考察が始まってシナリオ進行にストップがかかると思ったんだよ。でもどちらにせよストップかかったね」
カナリア:「でも見送れるなら見送りたいね。シルヴァ…じゃねぇや将人ならすぐにフルネーム考えてくれるんじゃね?」
NC:「でも、分断しちゃったからな。とりあえず合流したときに考えてもらおうか、じゃあ、はい。続けよう」
リリン:「これ…は…?」
サリィ:「リリン?何見ているの?」
リリン:「ここ…私とあなたの名前があるの……でも、なんで?私はあなたの顔も声も覚えがないのになんで……」
サリィ:「……落ち着いて私も分からないの、確かにあったときは同じ状況になってそれで他のみんなと一緒にいても仲間としての関わり以外なにも感じられなかった。それは私たちだけじゃない。アリア姉さんにシルヴァちゃんも同じルルナ姉とララ姉は姉妹だから少し違うけど、少なくとも私たちの名前があるという事は、ここに無くした記憶の手がかりがあるという事、もしかしたら、Wが言ってたやつは私たちに関する記憶…?でもWは私たちの事について言及はしていなかった…ならなぜ…?」
アリア:「…途中から聞いていたけれど、一先ずここから出ない?随分と手入れされているらしいけど、これ以上なにもなさそう。今はあの3人と合流しなくちゃいけない。それを最優先すべき…でしょ?」
NC:「ここでマップを表示するね。ほい、これ」
ルーン:「えーっとここが階段で…これが現在地か、なんか部屋に番号書いてあるけど何の部屋か分からないの?」
NC:「前回はPLにマッピングをしてもらったけど今回は間取りは分かるけど何の部屋かは入るまで分からないという感じ、2章では難易度0で3章では100で今回は50って感じにしてみた」
ドラン:「そこらへんアバウトだよなぁ、何年TRPGやってんだってツッコミたいけど、よく考えたら俺がGMした時も同じようなことしたな…人の事言えねぇ」
サリィ:「うーん、でもやっぱりみんないて探索した方がいいでしょう?早速階段を探しましょう」
リリン:「一理あるね。それじゃあ階段を探してみましょうか」
姉妹たちはその部屋を出て廊下を歩く。どこからか襲うような存在が無いか警戒しながら廊下を進むが物音はせず逆に静かで硬い床を蹴る小さな足音が響くだけだった。姉妹たちがそう言って突き当りを曲がると目の前にあるのは重厚な扉、リリンはその扉に見覚えがある。下の階へ落ちた姉妹たちとの連絡を閉ざしたあの壁の素材によく似ている。
アリア:「これは……開けられるのかしら?」
アリアはその扉を開けようとしたが、それにはドアノブもなければ指を引っ掛ける所も押したり引いたりのタイプでもない。色々と試して見たが、それを開くことは出来なかった。
アリア:「無理みたいね。でも手動じゃ開けられないという事はどこかにこれを開くための道具や機械、あるいは何かリモコンみたいなものがあるんじゃないかしら」
リリン:「さっきの部屋は特に何もなかったけど、それ以外にも色々部屋は来る途中にも見かけたから、その中にあるかもね」
アリア:「気をつけてね、私が最初に開けるからみんなは少し下がってて」
リリン:「フックショットを使って開けるのが確実じゃない?」
アリア:「大丈夫よ。私にはこれがあるから、少しの衝撃なら大丈夫」
サリィ:「そりゃあ、棺桶に機械の足があれば問題ないよね…」
アリア:「そーゆーこと、という事で私にまかせなさい」
1の部屋
アリア:「それじゃあ早速この部屋を開けるわね」
サリィ:「いつでもいいよ」
アリア:「せーのっ!」
アリアが勢い良く開けた部屋は色々なものが散乱したものだった。元々は何かの工芸品やおもちゃだったのだろうか、腐った木材が乾いた音を立てて崩れていく。棚のようなものも斜めに倒れてもし、この間をくぐっているときに、これが倒れると一切の身動きが取れなくなるのではないかと少し背筋が寒くなってしまう。
行動判定 何かあるかな?
アリア(ドラン) 出目…10 成功
サリィ(カナリア) 出目…2 失敗
リリン(ルーン) 出目…3 失敗
ベス(NPC) 出目…10 成功
NC:「散乱した部屋だからマイナス補正つけても良かったけど、それでも成功していたか…」
ドラン:「NPCが有能過ぎるんだよなぁ、改めてパーツとしてではなくて姉妹としてよかったわ」
姉妹たちがこの散らかっている部屋から情報を取るのは難しいと思いつつもその部屋を探してみると、一部の棚がぐらりと他の木材を巻き込んで崩れてしまう。その音に反応してその方向に姉妹たちが目を向けるとサリィとリリンはその背の低さから見えなかったが、アリアと肩車させていたベスはその中から埋もれるように人間の一部が残骸の中から出ているのを見つけた。
アリア:「みんな!気をつけて」
ベス:「あそこに なにかいるのー!」
アリアがその一部を見るとそれは人間の腕だった。しかし、それは単体ではなく、まだ埋もれているようで引っ張ればそれは特に抵抗する事なくガラクタの中からその姿を現す。
その中から出てきたのは君たちと同じ、そう同じような人間には無い変異したものが身体の至る所にある片方の腕は生身ではない金属で出来た義手、足にはスケート靴のように鋭利な刃物がついている。それで器用に歩けるのだろうか?そんなわけないそのような脚だと残った片足の邪魔になってしまうだろう。
???:「…んあ?なんだ?まだ生き残りがいたのか?」
その声は目の前のさっきまで死んだように動かなかったものが発した声、そう、彼は君たちと同じ動く死人、アンデッドだ。
アリア:「待って、私達に敵意は無いから!」
その言葉を聞いてそのアンデッドは少し驚いたような顔をする。まるで珍しい犬種をみた子供のような反応だ。それもそのはず、彼は君たちと同じ容姿だったからだ。シルヴァとベスよりかは年上っぽいが大体10歳前後だろうか、少し生意気な雰囲気があるが、アリアを目の前にしたら視線を下に落として、少ししたら顔を上げる。
???:「あんたら、誰?もしかして、またこんなところに避難なんてしようと思ってるの?ロクな目に会うだけだからさっさと出て行った方がいいよ。ここはヤバい所なんだからさ…みたら分かると思うけど」
少し自嘲気味に薄い笑みを浮かべて、無表情な顔を再び向ける。
サリィ:「そんな事、言われなくても分かっているよ、それに私はともかくアリアお姉ちゃんにそんな言葉遣いはないんじゃない?少なくともあんたよりは年上だよ」
???:「じゃあ、なんて呼べばいい?その人はアリアでいいんだよね。じゃあ、アリア」
サリィ:「だから…!」
アリア:「待って、今は呼び方なんていいから…まずは話を聞きましょう」
???:「ともかく、はやくここから、出なよ。壊されたくないならね」
アリア:「殺されたくない、の間違いじゃないの?それにここが危ないって分かってるならボクも一緒に出た方がいいんじゃない?」
???:「…僕はここにいないといけないんだ。そうじゃないといけない。言っても理解できないし理解する必要もない」
アリア:「それは、そんなに大切なことなの?」
???:「うん、とても」
アリア:「なら、まだ私達は出れないわね。ボクが言う大切なものと同じくらい私達は大事なみんなを見つけなきゃいけないんだから」
???:「みんな?」
アリア:「…私達の仲間、間柄は家族みたいなものだけどね」
???:「!……その子達、本当にここに居るの?」
アリア:「間違いないわ、上の階の穴に落ちちゃって、追いかけて降りようとしたんだけど、勝手にその穴が塞がれちゃって」
???:「そう…じゃあ、はやく見つけてその子達と一緒にココから逃げて、できるだけ急いで……でないと大変な事になる」
アリア:「大変な事ってココが危ないのは分かるけど、人の命にかかわる事なのよね?それなのにここに居なくちゃいけないの?自分だって危ないのに、そんなに固執する必要なんてないんじゃない?わたしだって出来るならみんなを危険な目に遭わせたくないし、もし自分だけでも助かるなら逃げだしたい。でも、みんなを置いて自分だけ逃げるのがもっと嫌だ。あなたも逃げられるなら、そんな大切な事なんて……」
???:「……マイル」
アリア:「え?」
???:「マイル、僕の名前。ここに居るのは大切な事で、ここの事は誰よりも詳しいから、無事だった…これでいい?」
アリア:「……そう、分かった」
???:「あぁ、そうだ。ここは下に向かう階段の他に非常用の下り道があるんだけど、一方通行だからそこを通るならまずはその階を調べつくしてから行くんだね。一番下の階層には全てのロックを解除出来る端末があるから、それを操作すれば時間制限はあるけれど、しばらくは全部の階層が解除される。それと変なアンデッドに出会ったら近寄らずに逃げた方がいい。ココで一番危険なのがそれだ。それじゃ、バイバイ」
マイルと名乗った少年のアンデッドはそう言って部屋の外に出て行った。姉妹たちが廊下に出るとマインの姿は既にどこにもなかった。
アリア:「下り道の場所…聞きそびれたわね。そう言えばみんなは聞きたいことあった?」
ベス:「ううん」
リリン:「なんか…口を挟めるような状況じゃなかったし……」
アリア:「とりあえず、あの子は噓を言ってるようには思えないし、探索しながら、下への道を探しましょうか」
サリィ:「でも、信じていいのかな?本当に噓はついていないの?」
リリン:「でも、噓をついてあっちに利があるような言動じゃなさそうだったよ?もちろん、知っていることを全部話しては無いと思うけれど」
アリア:「そうね。もし次にあったら他にも何か聞いて問い詰めてみましょうか、まずはシルヴァちゃんたちと合流するのが先よ」
姉妹たちがそう決意して次の部屋に向かう。その少年のアンデッドが言った事を頭に入れて、廊下に出るときも変なアンデッドがいないか扉に耳をあてて安全を確認するだろう。
2の部屋
次に姉妹たちが開けた部屋は埃を被った色々なおもちゃがある部屋だった。ぬいぐるみやおもちゃ、球体関節の人形がしまってあった箱がひっくり返り、色々なものが辺りに散らかっている。
行動判定 これは…?
アリア(ドラン) 出目…9 成功
サリィ(カナリア) 出目…9 成功
リリン(ルーン) 出目…9 成功
ベス(NPC) 出目…8 成功
NC:「こいつらなんでマイナス補正つけてもつけなくてもいい数字出すんだよ…!PLについては出目も同じだし…!」
ルーン:「流石に確率はどう言われても操作できないしね」
カナリア:「なんかゲームとかでリモコンで出目を操作できるサイコロあったよね。今ではプロが六面サイコロで狙った出目を出せる人がいるらしいけど」
姉妹たちがその部屋を探していると、その中の1つの人形が1人の姉妹のめに止まった。その人形に目を止めたのはリリンだった。思わずリリンは自分の心の支えであるたからものを取り出してしまうだろう。
その人形と自分の人形を並べるとそれはとても酷似していた。どのように作ったか、「互いに」どのようにして作ったか決めたのだ。そうだ。これは互いを忘れないようにして作ったのだ。
リリン 記憶のかけら 獲得
兄 あなたには愛する兄がいた。血の繋がりはなくともその兄はいつもあなたの理解者であり、自分を認めてくれる存在だった。例え誰もが味方にならなくても、兄だけは味方になってくれる。しかし、その兄は傍にいる姉妹たちが味方でなくなった時にも味方になってくれるのだろうか?
リリン:「あ、あぁ……そんな…!」
???:【大丈夫、何があってもきっと僕が君を守って見せるから、怖いものなんてお兄ちゃんがやっつけちゃうよ。だから…■■■■■■■■■■■】
リリン:「あ、ああ、お兄ちゃん……お兄ちゃん、お兄ちゃんお兄ちゃん!」
???:【ずっと、その綺麗な笑顔でいてね】
リリン:「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい。忘れちゃいけないのに、忘れないって約束したのに、忘れていた。でも、笑顔でいられないの…私は、酷い子だ……ごめんなさいごめんなさい、約束を守れない悪い子でごめんなさい。お兄ちゃん…お兄ちゃん!」
リリン シルヴァへの恋心: ●○○○
そのように誰に届くこともない謝罪を繰り返す。その小さな顔には涙が零れていた。だけどその次にその姉妹はその顔を抱くようにして寄り添う。すると更に涙が零れて吠えるように叫ぶようにして泣いた。
リリン:「ごめんね。取り乱しちゃった。でも、1つ思い出したの」
アリア:「もしかして、ここに来たことがあるの?」
リリン:「ううん、思い出したのは私には義理の兄、お兄ちゃんがいたの、この人形はお互いを忘れないようにって作ったの、2つで1つの作品として出来るもので、それが……」
アリア:「そう…大切な人だったのね。他にそのお兄さんの事は覚えている?」
リリン:「顔も覚えていないけど、見たら絶対に思い出せる。やっと見つけた手がかりお兄ちゃんはここにいたことがあるんだ」
サリィ:「そうね…だけど、無事だといいね」
アリア:「じゃあ、リリンのお兄さんも一緒に探しましょう。ここにはいないみたいだし、次の部屋に行きましょう」
サリィ:「あっ、ごめんこっちにまだ探してない場所があるから3人とも先に行ってて一番近くの部屋で待っててね」
3人は部屋を出てサリィは自分の声が聞こえないように呟いた。
サリィ:「リリン……本当にこんな危険な場所でその人が無事だと思っているの?私だってシルヴァちゃん達が無事でいてほしいと思うわ。でもね、現実はとても厳しいの、どれだけ大切なものがあってもそれは使われてこそ証明できるの。少しでも道を踏み外したらそこを指摘されて捨てられる。それが物であろうと人であろうとね。まともとは言えないここじゃ、アンデッドも物扱いなんじゃないの?」
サリィは独り言を呟く、誰かに問いたい気持ちは透明な空気に溶けて霧散していく。
3の部屋
アリア:「さて、どうしましょうか?」
ベス:「サリィおねえちゃん まだなのー?」
リリン:「うーん、少し心配だね。ちょっと様子を見てくる」
サリィ:「お待たせ、それじゃあ、調べますか」
リリン:「遅いよ、何やってたの?」
サリィ:「おもちゃ箱に足がハマっちゃって少し抜くのに時間かかっちゃった」
アリア:「それなら、大声で呼んでくれたらいいのに」
サリィ:「まぁまぁ、そんなに気にしてもらう事でもないからね。それでここは……」
新たな部屋を見るとそこは本棚が並んでいるがそこは全てが資料で本は一冊も見当たらない。資料は殆どが掠れていたり、ドール達が見たこともない文字で書かれている。それも整頓をされてないが文字の筆跡や文字の独特の文体から様々な国の文字が使われているのではないかと思う。
行動判定 読める資料はあるのかな?
アリア(ドラン) 出目…3 失敗
サリィ(カナリア) 出目…3 失敗
リリン(ルーン) 出目…9 成功
ベス(NPC) 出目…7 成功
アリアとサリィは近くの本棚を調べて見たがどれも自分が知る文字ではなかったが、奥から適当に本棚の隙間を見ていた2人はいくつかの資料を持ってきてアリアに手渡す。それはアリアの知っている文字で書かれていた。
アリア:「うん、これなら読めるかも、少し掠れているけれど、えっとタイトルは……何かのマニュアルかな?取扱の文字も見えるから何かのことかもしれないわね」
???マニュアル
はじめに 取り扱いを違えると施設外に多大な被害を引き起こす可能性が高いのでこの資料は全職員にコピーを渡して間違いがないように厳重に注意してください。例のESP被検体は被害情報を既読の上でそこから事前の予想と異なる能力を確認した場合すぐに記録を更新して以前のマニュアルは全て破棄してください。
説明 被検体の能力は一部の再生能力、この再生は身体全体ではなく四肢以外の胴体と頭部にも可能であると推測できます。この能力から自身についてもその再生能力が可能と思われますが、唯一の被検体の喪失の可能性からその実験は却下されています。(同一の能力の被検体が確認されサイトに送られて次第実験の使用を再度申請を検討するように掛け合います)
以下、実験記録と結果を踏まえてのESPの効果及び使用による条件の考察となります。
実験記録
使用物:被検体S マウス
実験内容:マウスの体に小型の爆弾を巻き付けて起爆、万が一被検体に被害が及ばないように強化ガラスで遮断。
結果:マウスは爆発で即死、被検体Sは非常に取り乱してマウスの方へ手を翳しましたがESPは発現しませんでした。
考察:強化ガラスや何かで遮断するとESPでさえも遮断される可能性があります。
実験記録
使用物:被検体S モルモット
実験内容:モルモットに遅効性の毒を注入。
結果:モルモットが死亡、被検体Sはモルモットに手を翳しましたがESPは発現しませんでした。
考察:ESPは毒や薬物などには効果が無く外傷による再生効果が確認されている事から今回の実験による効果は得られないと考えられます。
実験記録
使用物:被検体S モルモット
実験内容:モルモットの内部に小型の爆弾を組み込み、餌で被検体Sから離れた時に起爆。
結果:モルモットが死亡後、被検体Sがモルモットに手を翳すとモルモットの体は起爆前の状態に戻りましたが、生命活動があるにも関わらず一切の行動を起こす事はなく、植物状態となり餓死しました。
考察:ESPは治療に特化するもので蘇生術は持っていてもそれによる意識を取り戻す可能性は低いとされます。
実験記録
使用物:被検体S 実験体R
実験内容:実験体Rを腕を切断。その後、腕と足を両方切断
結果:被検体Sは実験体Rの腕を切断前の状態に戻しました。その後も切断された腕は神経にも異常は見られません。しかし、腕と足の切断した時は両足の再生が確認されましたが腕の再生は確認できませんでした。その後、再び実験体Rと被検体Sを合わせるも、腕の再生は確認できませんでした。
考察:腕の再生の時は被検体Sの精神状態が不安定な状態で再生には十分な精神と無条件でどの箇所も同時に再生する事が出来ない事が確認されました。
補遺:今回は手を翳す事なく再生された事が確認され、手を翳す行為は必要なく被検体Sの視界に入っていればその再生能力が発現されることが予測されています。
上記の実験の他にも実験を行いましたが、同様の結果が出てこれ以上の結果が出ないことを報告し、これ以上の実験は無意味であることと決定付けられ被検体Sをサイトの個人収容室へ移送し、セキュリティーチームを常に配備させることになりました。
追記 アンデッドによる実験は本社から禁止されていますが、再生効果がアンデッドにも有効であるのならセキュリティーチームよりも優秀な人材としての活躍が考えられます。後日改めて本社にアンデッドを使った申請をしてみようかと思います。この表記は可決、否決に関わらず結果が出たら削除します。
アリア:「これは…」
ドラン:「これって、なんの会社か書かれてない?」
NC:「同社に送られた文章だから、ロゴすら書かれてないね。さらに言うと書かれた内容の再生効果はシルヴァが使ったのがESPだということを知るかな、実験自体も恐ろしいから、-1の補正の狂気判定をどうぞ」
ドラン:「あれ?これって俺だけ?」
NC:「読んだ人全員だね」
カナリア:「多分全員読んだな、見つけたのもリリンだし」
ルーン:「否定できないな、うーん、ベスは…うん、1人だけ読んでないのもおかしいし全員読んだ扱いになりそう。所で同社宛でもロゴは入ってないとおかしいと思うんだけど」
NC:「PLとPCとの知識の違いとかを正すためにしているシステムみたいなものだからそこはノータッチでお願い、もうPLとしては何の会社か知っているでしょ?」
カナリア:「それで、どの会社か察したよ」
NC:「やべぇ、カナリアそういう察しがいいのすっかり忘れてた」
ルーン:「いや、今のは俺でも分かるというか2分の1だし知っているという言葉で確信したよ」
ドラン:「墓穴を掘るということだな」
NC:「さっさと狂気判定振って失敗しちまえ」
狂気判定
アリア(ドラン) 出目…5 失敗 リリンへの憧憬 ●○○○
サリィ(カナリア) 出目…8+1(氷の心)=9 成功
リリン(ルーン) 出目…2 失敗 シルヴァへの恋心 ●○○○
ベス(NPC) 出目…7 成功
ドラン:「ひどい…」
サリィ:「こんな事、やっちゃいけないわ!」
ベス:「せんちょーしては じっけんしなくちゃいけないのは りかししているのー でも こういうのは ぜったいにだめなの」
リリン:「ねぇ、この追記が削除されてないって事はこの申請は打診されなかったか、結果が出る前にここに放置されたって事だよね」
ドラン:「ええ、そうだと思うけど…それがどうしたの?」
リリン:「実験を見るに被検体と言いながら処分していないって事はこの被検体は何回でも使い続けるから使い切りじゃないんだなーって思ったんだけど」
ドラン:「!」
サリィ:「えっ、それって危険じゃない?」
ドラン:「精神状態が不安定な状態だとESPっていうのは発動しないとは書かれていけど、それって精神状態を意図的に起こして実験も出来たんじゃない?」
リリン:「何回もそんな実験に強制的にされたら、精神状態はまともになるなんて出来ないし、暴走する可能性もあるよね」
ドラン:「再生能力、被験者のアルファベットはS…あの瞬時の再生能力…まさか、噓でしょう?」
リリン:「同じ能力を何度も使うとなるとそれほど多くの正気が削られる。もし、それを多用すれば…」
ベス:「たいへんなの! シルヴァちゃんのこころが こわれちゃうかもしれないの!」
サリィ:「落ち着いて、シルヴァちゃんが一人なら心配だったけど今はあの2人がついている。確かにこれに書かれている事は信じられないし、不穏なものだけど今はここの探索が最優先よ」
リリン:「そうね。危ない危ない、取り乱しちゃうところだった」
ドラン:「心配だけど自分達の身も大切にしなくちゃね」
リリン:「よし、今は別の部屋の探索をしないと」
リリン:(頼んだよ。お姉ちゃんたち)
4の部屋
ドール達が開けた次の扉の先は科学技術などを行うような部屋なのか、机の上には試験管やフラスコ、顕微鏡等々、学校の理科室で多く見られる実験器具が多く使用されたまま放置されたように置かれて、部屋の両脇にはまだ使われていない器具が整頓されている。
行動判定 この部屋は?
アリア(ドラン) 出目…2 失敗
サリィ(カナリア) 出目…2 失敗
リリン(ルーン) 出目…6 成功
ベス(NPC) 出目…3 失敗
姉妹たちはその部屋を調べるが整理された部屋は無駄なものがほとんどなく、試験管の中にも何もない。徒労に終わったと思ったが、リリンが瓶の下敷きになっているある1つのものに目を向けた。
リリン:「あれ?これは…」
アリア:「何か見つけた?」
リリン:「見つけたけど…これは」
ベス:「えーっと ねんきん? きょうか? やぶれててよめないの」
リリン:「ここは何かの実験をしていたらしいし、その記録なんじゃない?でも、その実物は既に流した後で調べようがないけど」
サリィ:「なんかこの場所おかしくない?地下があるのもそうだけど、この施設って大きいのに地上階はスカスカで地下にだけいろんなものがあるなんて、それに部屋に一貫性が無いんだよ。ここは実験室だとすれば、あの実験記録を見るとガラスケースやもっと大きい実験場みたいな部屋がないなんて、おかしいでしょ?」
アリア:「言われてみれば、確かに」
リリン:「それこそ大きな場所は地上のところで実験は出来そうだったけど、実験に使われたような道具は見つからなかったよね」
サリィ:「そこ含めてこの地下は色んな場所から部屋を適当につなぎ合わせたような、明らかに設計された通りに作られたところじゃないみたいだと思わない?」
アリア:「ここを先に調べていればマイルに質問で来たと思うけど…今はその事は置いておきましょう。他には目ぼしいものはなさそうだし、次に行きましょう」
5の部屋
探索しようとしてその部屋を開いた瞬間、その中から飛び出したのは異臭、そこから連想される赤黒い液体は半開きになった時には全員の眼に飛び込んできた。少なくとも10人以上、それも明らかに致死量の血液に肉片が壁や天井にぶちまけられ変色していながら、その異臭は姉妹の鼻を突く。
狂気判定(-2補正)
アリア(ドラン) 出目…1-2=-1 大失敗 ララへの信頼 ●○○○ はらわた損傷
サリィ(カナリア) 出目…8-2+1(氷の心)=7 成功
リリン(ルーン) 出目…5-2=3 失敗 アリアへの憧憬 ●○○○
ベス(NPC) 出目…10-2=8 成功
サリィ:「なんなの…?何があったの?」
アリア:「あっ…あぁ…」
ベス:「おねえちゃん だいじょうぶ?」
アリア:「え、えぇ…少し驚いちゃった…大丈夫よ、大丈夫…うん」
リリン:「危険なのは分かるし、離れたい…だけど、何が起こったのか確かめなくちゃいけない。もし嫌なら後に回すけど…どうする?」
サリィ:「…行くよ。ここでずっと迷っているわけにもいかないもん」
アリア:「みんなが頑張っているのに私だけ置いてけぼりなんて、ダメよね。うん、私も入るわ」
ベス:「はいりたくないけど おいていかれるのが いやなの」
ドール達がその部屋の中に入るとその中で一番に気付いたのが、白衣を着た男のアンデッドだった。しかし、その男は机に突っ伏して、姉妹達の存在に気付かないように机に突っ伏したまま、動かない。
疑問に思ってその男に近付くとそのアンデッドは既に動かない活動停止の状態になっていることを理解する。
狂気判定
アリア(ドラン) 出目…6 成功
サリィ(カナリア) 出目…10 成功
リリン(ルーン) 出目…9 成功
ベス(NPC) 出目…1 大失敗 狂気点+1 任意パーツ1つ破損 シルヴァへの友情 ●●〇〇 はらわた損傷
行動判定 悲惨な部屋
アリア(ドラン) 出目…4 失敗
サリィ(カナリア) 出目…7 成功
リリン(ルーン) 出目…7 成功
ベス(NPC) 出目…5 失敗
ベス以外:「あっ、死体」
ベス:「ひぇっ」
NC:「多分、ベスが声を上げたのってお前らが冷静な対応をしたことに驚いたからだぞ」
ルーン:「慣れちゃいけないやつに慣れ始めたことに狂気を感じたという事か、今思い出したけどベスの未練1つだけリーチかかったままか、シルヴァとアリアが少し危なくて、ルルナは戦闘で増やしたけど、対話である程度減らせたか…」
NC:「大丈夫、出目だけじゃなくてもモリモリ狂気点増えるのを用意しているから」
ルーン:「それってぶっちゃけていいのか…?」
姉妹たちが男のアンデッドに目を向けているとその男の足元に一冊のノートが落ちている事に気付く。それとは別にその男の衣服から一枚のメモと写真がはみ出ている事に気付いた。
NC:「えっと、これ全員でみる…よね?」
ドラン:「あー、読んで大丈夫そうならベスにも言うけど、サイケデリックにこれ以上の狂気点は少し躊躇うかな、さっきの狂気判定に行動判定も失敗しているからアリアが落ち着かせるために寄り添っている感じで」
ルーン:「あー、いいね。未練が保護だから不自然じゃない」
カナリア:「でも、異臭を放つ部屋でそうしてるのが逆に狂気を感じない?」
NC:「それじゃあ、追加で狂気判定振る?」
ドラン:「やめいやめい」
NC:「まぁ、冗談だけど先に二人だけ部屋から出てリリンとサリィがそれについて見るって事?」
カナリア:「いや、それ以外に見つからないなら部屋から出てそれを確認するかな」
NC:「じゃあ、まずはメモの方から読み上げるね。そっちのほうがまとめやすいから」
男のメモ
※注釈 よほど感情が昂っていたのか文字が震えている
被験者Sが脱走した。アンデッド化とともに安定剤として投与した薬がマズかったのだ。粘菌に薬の成分が幸か不幸か適応してしまったらしい。被検体は知能と自我を失い、凶暴な力で破壊の限りを尽くした。何とかこの区画に逃げ込んだが、やつに傷つけられた者も並のアンデッドの十倍もの超人的な力を有して同様の効果が見られる事が残されたノートから分かった。
しかし、その事に気付いた時には既に獣のように凶暴な状態になった者が今もこの食堂の外から雄たけびを上げている。ノートを読むとその状態になった者は五感が特に発達して大きな物音を発するものを優先的に狙うことが記されていた。しかし、その以上に発達した聴覚は呼吸の音や僅かな衣擦れの音も逃さないらしい。外には今も狂暴化した奴らが中枢神経が欠落した獣のように殺し合いをしている。あの雄たけびが消えた時、私も2度目の死を体験するのだろう。これが外道の所業をした愚か者とそれに巻き込まれた臆病者の末路なのだろうか。
古ぼけた写真
複数の少年少女が白衣を着ている姿、この写真の背景には多くのモニターが映っている。そのうちの2人の男女はとても仲睦まじいようで手を繋ぎあっている。
研究者のノート
アンデッドに対抗するため開発されたウイルスについてここに記す。このウイルスはDNAに直接的な影響を与え、脳からの信号を強化して投与された人間は五感全てが敏感になり、普段抑えられている力のリミッターも外されアンデッド以上の力を有することが出来る。しかし、その分量は投与する人間によって変動する。それが微量の違いがあると精神に異常を起こして狂暴化する危険性がある。
このウイルスを投与された者のDNAが他者に移れば同様の効果を得られるが、前述の分量の問題から移された者は狂暴化してしまう。このウイルスは人間に投与される事を前提として作られたものであり、仮にアンデッドに投与された場合に起こる効果は未知である。
狂気判定 (これらすべてを読んだドールのみ)
サリィ(カナリア) 出目…2+1(氷の心) 失敗 シルヴァへの信頼 ●○○○
リリン(ルーン) 出目…7 成功
リリン:「これは…お姉ちゃんとベスは見ない方がいいね。気分がいいものじゃないわ」
サリィ:「…この写真って」
リリン:「見せないで」
サリィ:「ごめんなさい無神経だったわね」
アリア:「ベス、大丈夫?気持ち悪い酷い臭いだったわね。ここはもう開けない方がいいわね」
6の部屋
探索を進める姉妹たちが歩を進めて付いた部屋は今までのような場所とは違い、綺麗な装飾が施された客間のような部屋だ。床にはアンティークな絨毯が敷かれており、暖炉が設置されているがその火は消えている。薄ぼんやりとした電球はついさっきまで誰かがいたような雰囲気を漂わせる。
行動判定 豪華な客間
アリア(ドラン) 出目…3 失敗
サリィ(カナリア) 出目…10 成功
リリン(ルーン) 出目…7 成功
ベス(NPC) 出目…9 成功
部屋の中で気になるのは壁に掛けられた一枚の絵、赤を基調とした部屋にその絵画は水中から見た海底の風景が描かれている。青白いその絵画は部屋とはあまりにも合っているとは思えないものだろう。そして、その絵画の左下にはその絵画の作者のイニシャルが書かれたスラッシュが書かれている事を考えたら苗字と名前の頭文字なのだろうと分かる。
そして、その絵画以外にも何かこの施設の手がかりがないか調べたアリア以外の三人はその部屋の絨毯を剝がしたりしただろう。しかし、隠し扉や収納スペースがあるわけでもない。だが、顔を床に近づけた三人はその真下の方からズルズルと何かを引きずる音が聞こえる。時折ぐちゃり、ぐちゃりとする音に水分を含んだ音とともに苦しみに悶えるような声が聞こえた。理解する。この下に「何か」いるのだと。
狂気判定 (行動判定成功したドール)
サリィ(カナリア) 出目…3+1(氷の心)=4 失敗 アリアへの執着 ●○○○
リリン(ルーン) 出目…1 大失敗 サリィへの執着 ●○○○ はらわた損傷
ベス(NPC) 出目…4 失敗 リリンへの憧憬 ●●○○
サリィ:「っ!!」
アリア:「なっなに!?敵…?」
リリン:「……」
ベス:「……」
サリィ:「ううん、気のせいだった。ここに来て色んな事が起きたから」
アリア:「そう…?でも、確かにずっとここに居ると気が狂っちゃいそう。早く下の階に行きたいわね」
7の部屋
最後の部屋は脱衣所だった。対面のスライド式の扉にはWCと書かれたシールが剥がれかかってその先には服を仕舞うには十分なロッカーが15個並んでいた。そして、その先の鏡が張られた洗面台には彼、マイルが座っていた。
アリア:「マイル?」
マイル:「…あぁ、君たちか。その様子じゃ、まだお友達を見つけてないみたいだね」
サリィ:「何をしているの?お風呂入ろうとしたの?」
マイル:「ここにはもう水は一滴も出ないよ。出たとしても濁って臭いもキツイだろうしね。そんなことより僕に気を使っている暇があったらさっさと下の階に行ったらどう?」
アリア:「そうそう、その下の階に行く方法を探していたの?つい聞きそびれちゃって」
マイル:「見つけられなかったんだ」
ベス:「?かいだんなんて みつからないの」
マイル:「非常用の下り道があるって言っただろう。普段の階段は通路の先にあったんだけど壁で塞がれたけど、薄い壁だからくすぐったらすぐに壊れるよ。君たちが来た道を戻って突き当りの壁、行き止まりの壁がそれだから、非常用を使わないならそれを使えば?」
アリア:「マイルはここの事をよく知っているっていうけど下の階の事もよく知っているの?」
マイル:「あたりまえじゃない。君たちが探している子達の事もどの階層にいるかは見当がついている。確証はないけどね。でも、僕はそこには行かない、いや、行けないの方が正しいかな」
アリア:「行けない?」
マイル:「そこに行くにはとても危ないやつがいるんだ。君達に言ったやつとは別の奴がね。僕じゃあいつの隙をついて別の階層に行こうなんて思わないし、そこまでの危険を侵す必要も感じない。でも、そいつのいる場所はこの施設のどの階層にも行けるリフトがある。電源が入れば人も乗れるよ。僕も何回かそれで移動したりしたからね。まるで最初から人を乗せることを想定されたような…ね」
アリア:「どういう事?」
マイル:「分からない?ここは階段と非情通路の二つ以外にリフトの3つの移動手段っておかしくない?イスカレーターやエレベーターでもあればいいのに、わざわざリフトや通路と階段を別の場所に作るなんて変でしょ。リフトはこの階まで続いてないし。この施設は下に行けば行くほど小さくなっていく。だから、下に行けばそれ程時間がかからずに見つけられるって事さ」
アリア:「一緒に来てはくれないの?」
マイル:「僕は1人で大丈夫だから、それよりも早く行ったら?君たちの様子を見るに、焦っているんでしょ?」
アリア:「あっ、そ、そうね。行きましょう。それとリフトがある部屋ってどこ?」
マイル:「右側の扉…と言っても下は大部屋が2つしかないから間違っても問題ないけどね」
アリア:「もう一方の部屋は?」
マイル:「……あまり気分がいいとは言えない、僕から言えるのはこれだけ、それじゃ」
そう言うとマイルは脱衣所から出ていった。
アリア:「…一応下への行き方は教えてもらったから行く?」
リリン:「でも、まだここは調べてないよね」
サリィ:「あっ、そうだ。話を聞いてて忘れてた。それじゃあ、また手分けして探しましょう」
行動判定 この部屋は?
アリア(ドラン) 出目…8 成功
サリィ(カナリア) 出目…9 成功
リリン(ルーン) 出目…6 成功
ベス(NPC) 出目…7 成功
姉妹たちはその脱衣所から浴室まで調べたが特に見つかるものはなかった。敢えて言うとすれば、浴室に水気を感じるものは無く長く放置されていたから、扉を開くと同時に虫が姉妹たちに気づくと脇を通り排水口の中に逃げていく。
アリア:「ひゃあ!!」
サリィ:「ていっ、あっ避けられた」
リリン:「流石にこれはもう無理ね。鈍い私じゃ捉えられない」
ベス:「むしさん ばいばいなの~」
アリア:「み、みんな虫が平気なのね…」
リリン:「まぁ、飛行船に嫌と言うほど沸いていたし」
サリィ:「あれだけ斬ったら慣れるよ」
アリア:「私は逆にもっと嫌いになっちゃった…みんな強いのね」
サリィ:「はぁ、ここは以前ならいいリラックス出来るところだったと思うのに残念な姿になっちゃって…」
リリン:「ともかく、ここには何もなさそうだし、その壁の所に行ってみる?」
姉妹たちが言われた壁をコンコンと叩いてみると確かに空洞のような音が聞こえる。
アリア:「えっと…くすぐればいいんだっけ?」
サリィ:「武器使った方が確実だけど」
リリン:「あの屋敷のように崩れて瓦礫で通れなくなったら本末転倒だし、マイルにも悪いしね。仕方ないやってみよう。コショコショ」
ベス:「コショコショ」
アリア:「ツンツン」
サリィ:「ピン」
姉妹たちが壁に向かってそのようにすると壁にヒビが入って思わずそこに指をねじ込もうとした姉妹の指先からボロボロと壁が崩れてその先の階段が姿を現した。
リリン:「はーっ、ビックリした。半信半疑だったけど本当にあるなんて」
サリィ:「なんにしてもこれで通れるようになったわね」
ベス:「はやく みんなに あいたいの」
階段を下りていくと奇妙な音が聞こえる。重い物を引きずるような音、水を多く含んだ水音が聞えるがその音の出どころはすぐに分かる。マイルに教えてもらった通り、その扉の先に何かがいるようだった。
ドラン:「…なあ、もう一つの部屋どうする?」
カナリア:「気になるけど、アリアンロッドのように武器や防具があるわけじゃないからな」
ルーン:「もちろん情報はあるかどうか分からないんだよな。NC、まさかここで中ボスを倒したら勝手にイベントが進んで階層移動とかないよな?」
NC:「エンドパートなら誘導軽く誘導するけどアドベンチャーパートとバトルパートはPLの意思を尊重するよ」
カナリア:「だったら中ボスに行ってもいいと思うぞ」
ルーン:「そうだな。キーアイテムも後でいいか」
ドラン:「……2人がいいならそれでいいや、でも、この部屋が中ボスって確定していいのか?」
カナリア:「逆に中ボスじゃなかったらおかしいだろ?アドベンチャーパートでの戦闘なんてデメリットしかないだろ、そもそもアリアの損傷を考えるとダイス振る回数増やして大失敗を出されて無駄に損傷増やす訳にも行かないだろう」
ドラン:「なんか、そう言うとその部屋で大失敗しそうだな」
カナリア:「フラグをわざわざ言うとマジでそうなるから次から心の中で呟いとけ」
NC:「とりあえず、その部屋に入るでいいんだよね」
ルーン:「よし、準備OK」
姉妹たちは意を決してその扉を開く。そこには空気が抜けるようなシューと言う音とともに先程聞いた音が部屋から廊下に漏れ出て来る。その姿は人間を繋ぎ合わせたような不定形の化け物その身体からはまだ幼いだろう子供の手足や臓器が血液とともに床を汚している。その不定形の化物は姉妹達の存在に気づくとその身体からは想像できないほどの素早さで不気味な音を上げながら敵意を向けて襲い掛かってくる。さあ、君たちも哀れな被害者の仲間にならない為にも武器を取ってこの化物を倒せ、戦闘開始だ。
次回未定




