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長く続いたネクロニカ  作者: 神坂将人
27/37

第三章 アドベンチャーパート2

NC:「おー、以外と早かったな」


SNC:「こっちとしては速かったが正しいけどね。ほいログ、後で将人にも渡しといて」


NC:「……これマジ?」


SNC:「こんな笑えないログを渡すと思う?」


NC:「思わないけれど、一回はこういうログ見せて笑わせたいものだね。それは俺がドールとしてだけど」


ドラン:「それで、これから合流なんだろ?また部屋に戻ればいいのか?」


将人:「それじゃ一旦この部屋抜けるからまた元のSkype部屋に行くわ」



将人:「おっす」


カナリア:「おかえりー」


ヴァン:「どうだったー?」


将人:「損傷が残ったわ、と言っても一個だけ、俺が聞きたいのはそっちの状況なんだけどドランのハンドアウト的に」


ヴァン:「まぁ、他の人が戻ってきたらでいいじゃん」


ログイン音:♪♪♪


カナリア:「来た来た」


SNC:「はい、みんないるよね誰かかけたりしてない?」


ジャッジ:「俺もちゃんといるよ」


SNC:「とりあえず、情報共有する?」


NC:「その前にドランのハンドアウトの処理したいんだけど、ログ見るに…超えてないな」


ドラン:「うっそ!?あんなに苦戦したのにこっち無傷!?」


SNC:「いや、戦闘終了後は7つパーツ破損しているけど、そのうち1つはアドベンチャーパートで2つは独占でダメージ受けたから実際は4つ破損している」


将人:「2個余裕を持って勝利したのか…」


ジャッジ:「あっ、でもバトルパート終了で俺はらわた一個破損しているから損傷は残っている」


NC:「とりあえず、これから合流するんだけど、少しシルヴァ達の方でイベント起こしてその経緯で合流するからとりあえず、そこからロールプレイ初めていい?」


将人:「おけ」


ドラン:「その前に未練減らせてくれルルナへの独占減らすわ」


将人:「俺は…まぁ、普通に考えてベスへの未練減らすかな」


NC:「分かった。減らしたら再開しようか」


シルヴァ(将人)


ベスへの友情 ●●○○


アリア(ドラン)


ルルナへの独占 ●●●○



2人が二階の奥の部屋を探索し終えると、少女へのガラス窓が開く。それと同時に再び少女がむくりと立ち上がり、再び笑顔を浮かべて口元に片手を当てながら笑い出す。


少女:「あはっ!」


シルヴァ:「ま、待って!」


シルヴァの声に突き動かされるように2人は少女の後を追う、少女は階段を駆け下りていく、その時、下で戦闘を終わらせた姉妹たちと目が合う。


シルヴァ:「おねえちゃんたち!」


リリン:「シルヴァ!」


シルヴァ:「その子を捕まえて!」


行動判定(シルヴァとアリアを除く) 少女を捕まえろ!


サリィ(カナリア) 出目…4 失敗


リリン(ルーン) フックショット使用 出目…5 3 失敗


ルルナ(ジャッジ) 出目…4 失敗


ララ(ヴァン) 出目…6 成功


ベス(NPC) 出目…2 失敗



ヴァン以外:「うおおおおおおお!!」


将人:「あっぶねぇぇぇ!!」


ヴァン:「俺としては何で5人いて俺しか成功しないのか分からないんだけど」


ドラン:「それでもナイスだ」



シルヴァの姿を確認した事で安心した姉妹たちだったが、そのせいでシルヴァの声に反応が遅れてしまった。その中でも少女が向かう扉の近くにいたララが寸での所で少女の行く手を遮って捕まえる事が出来た。少女はしばらくララの手から離れようと暴れるが、ほかの姉妹たちに押さえつけられて逃げ出せないと思ったのか再び、身体から力が抜けてだらんと表情も無反応になる。その時少女が手に持っていた物がカランと地面に落ちる。それを見てみるとそれはどこかのカギだった。


リリン:「…これは」


サリィ:「あっ、あれじゃない?玄関フロアの鉄製の扉」


アリア:「そう言えば、あったわね。あの時はこの子を追いかけるのに夢中だったからジックリ見れなかったけど…はぁ…はぁ…シルヴァちゃん、少し速いわ…」


シルヴァ:「あっごめんなさい!またお姉ちゃんたちが怪我すると思ったら…」


ルルナ:「でも、これでみんな集まることが出来たわね。無事…じゃないわねそっちの方は」


アリア:「…ちょっとあってね。あなたたちは…ルルナの怪我も治ってるってことは…」


サリィ:「みんなでやったんだけど、少しベスが…ちょっとまだ混乱しているみたいで、これは時間が解決してくれるかなって」


ベス:「…ぶじ?ぶじってなあに?べすはね よくわからないよ ここ らんぼうなわるいぶたさんもいて こわいよ」


アリア:「…豚さん?」



ドラン:「ストップ、ちょっとストップ」


NC:「なに?もう対話判定していいから、丁度止めようとしたけど」


ドラン:「なぁ、もうそっちのバトルパートは終わってるんだよな?それに完全解体されたといってもアンデッドの残骸は残っているはずだ。それを見てそっちの手駒とか分かるか?行動判定いる?」


SNC:「えっと…」


NC:「大丈夫、その情報は既にあっちには大成功で渡している」


SNC:「分かった。こっちのバトルパートの手駒はこれ」


ドラン:「やっぱりデュアルアイピッグこっちで出たのかよ!!ベスの発言でもしかしてって思ったけど、2体も出たってマジかよぉ…よく全回復出来たな」


将人:「…さすがに1ターンキルは出来なかったか、ベスの未練が2つ発狂したのはそういう意味ね」


NC:「ちなみにこっちのバトルパートはこんな手駒だったよ」


ヴァン:「うわっ、多いな」


NC:「結構スナイパーが仕事してくれてね。大成功ポンポン出たんだよ。一番のダメージソースがアリアにほっとんど吸われちゃってさ、サブ火力とメイン火力、サポート火力が入れ替わり立ち代わり処理が面倒で捌き切るのが難しかった」


将人:「お前の事だからそこはいつもの対処の仕方で凌いだんだろ?でなければあんなにスムーズに進められないよ」


カナリア:「これ、悪意点バラつくんじゃね?」


SNC:「悪意点は同じだよ?最初の分断で、最低2人の想定で作ったは作ったんだけど、1階の手駒はそれで最大悪意、もし2階組が3人や4人に増えていたら、ドラッグイーターとかオリジナルホラーを追加していた。今回は2人であると同時にシルヴァがそっちに行ったからスナイパーを配置して悪意のバランスを取った」


ジャッジ:「てことはシルヴァがこっちに来たらスナイパーはこっちに来たってこと?」


NC:「そうだね、シルヴァはスナイパーを完全解体する火力が備わっているし、君たちならサリィを奈落へ行かせるより、射程距離が届きやすいシルヴァで奈落へ攻撃させるでしょ?その場合は2階にさっき言ってたドラッグイーターとか追加するつもりだったし、ただ手駒が入れ替わるだけだからそれだけ手間を省いたんだよ」


カナリア:「…なぁ、シルヴァの方でデュアルアイピッグの情報出るっておかしくない?こっちにデュアルアイピッグの情報を持ってくるのが自然かと思うんだけど」


SNC:「それはフックショットが大失敗したから仕方ないんだよ。あの資料を崩れかけの階段で受け渡し出来たのにそのチャンスも無くしたんだから」


ルーン:「俺の大失敗のデメリット多くね?シルヴァ達の方に加勢出来ず、キーアイテムが後に手に入る、そして情報も取れずで」


SNC:「フックショットを破損させないだけありがたいと思われたいな。まぁ、それもやっちゃうとデメリットがあまりにも多すぎだから温情を与えたんだけど、そもそもデュアルアイピッグに移動効かないし、それに将人…じゃねぇ、シルヴァとサリィのハンドアウト出たんだな」


NC:「偶然だけど全体攻撃持ちの2人だね。若干どっちも捨てハンドアウトのつもりだったから、少し以外、サリィは少し難しいくらいだけどシルヴァのハンドアウトは結構難易度…というかこっちの出目が振るわないと全く使わないやつだからさ、そこら辺も今回の汎用性高めのシナリオで出されると組み込みが割とスムーズに出来たんだよ」


将人:「今回は汎用性を重視したって言ってたけどそういう意味でも簡略化したんだ。そうだそうだ対話判定していいんだよね。とりあえず、振ろう」


 対話判定


シルヴァ(将人)


未練


アリアへの独占 出目…4+1(負けない心)=5 失敗 ●●○○


サリィへの恋心 出目…2+1=3 失敗 ●●○○


リリンへの執着 出目…9+1=10 成功 ●●○○


ルルナへの恋心 出目…4+1=5 失敗 ●●○○


ララへの恋心  出目…9+1=10 成功 ●○○○


ベスへの友情 出目…8+1=9 成功 ●〇〇〇



アリア(ドラン)


シルヴァへの信頼 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…7 友情に変更 ●●○○


サリィへの恋心 出目…10 成功 ●○○○


リリンへの憧憬 出目…7 成功 ●○○○


ルルナへの独占 出目…2 失敗 ●●●〇


ララへの信頼 出目…9 成功 ●○○○


ベスへの保護 出目…8 成功 ●●○〇



サリィ(カナリア)


シルヴァへの信頼 出目…6 成功 ●○○○


アリアへの執着 出目…7 成功 ●〇〇○


リリンへの保護 出目…10 成功 ●〇〇○


ルルナへの保護 出目…9 成功 ●〇〇○


ララへの憧憬 出目…8 成功 〇○〇○


エリザベスへの対抗 出目…4 失敗 ●●〇〇



リリン(ルーン)


シルヴァへの恋心 出目…9 成功 〇○○○


アリアへの憧憬 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…9 変更なし ○○○○


サリィへの執着 出目…5 失敗 ○○○○


ルルナへの依存 出目…7 成功 ○○○○


ララへの信頼 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…8 保護に変更 ○○○○


ベスへの保護 出目…2 失敗 ●●〇〇



ルルナ(ジャッジ)


シルヴァへの依存 出目…4 失敗 ●○○○


アリアへの執着  出目…4 失敗 ●○○○


サリィへの依存 出目…2 失敗 ●○○○


リリンへの対抗 出目…2 失敗 ●●●○


ララへの憧憬 出目…1 大失敗 未練強制変更 出目…6 対抗に変更 ●●○○


ベスへの保護 出目…9 成功 ●○○〇



ララ(ヴァン)


シルヴァへの保護 出目…7 成功 ○○○○


アリアへの友情 出目…3 失敗 ●○○○


サリィへの信頼 出目…5 失敗 ●○○○


リリンへの対抗 出目…8 成功 ○○○○


ルルナへの依存 出目…4 失敗 ●●○○


ベスへの保護 出目…8 成功 ○○○○



エリザベス(NPC)


シルヴァへの友情 出目…7 成功 ●●○○


アリアへの信頼 出目…8 成功 ●●○〇


サリィへの嫌悪 出目…7 成功 ●●○〇


リリンへの憧憬 出目…9 成功 ●●〇〇


ルルナへの依存 出目…7 成功 ●●●〇


ララへの嫌悪  出目…7 成功 ●●〇〇



将人:「Good Queen Bess!!!」


SNC:「正直おれ自身もびっくりしてるよ、ルルナの依存振る時心臓がバクバクうるさかったし、今まで出目が言い分反動が来そうで気が気じゃなかった」


ジャッジ:「その前にベス以外の判定が散々な俺はこの気持ちと、どう向き合えばいいのか教えてくれないか?」


ルーン:「そんなに落ち込むなって、俺だって大失敗2回したのに未練はベスにしか溜まってないんだぜ?」


ドラン:「俺はシルヴァの未練が変わったけど、盾だから発狂しても問題ないなロールプレイとしては…まぁ頑張るか」


ヴァン:「対話判定と関係ないけど、将人が言ったGood Queen BessってQueenじゃなくてCaptainじゃね?」


将人:「あぁ、そうか…でも歴史考えるとついそう言っちゃうんだよ。イギリスで最も有名でしょアーサー王伝説に並ぶぐらいの史実の言葉だし」


ヴァン:「いや、俺そこまでイギリスに詳しくないから分からないけど」


NC:「感想はそのくらいでセッションの続きしていいか?続けるぞ」



ララが腕をつかんでいた少女にルルナがふとその顔を見る少女は虚ろな目をしながら虚空を見ているがその瞳にルルナは何かを感じる。どことなく懐かしくそれでいて恐ろしい、吸い込まれそうな瞳に釘付けになってしまう。



狂気判定(ルルナのみ) この顔は…?


ルルナ(ジャッジ) 出目…4 失敗 シルヴァへの依存 ●●○○


ルルナ:「……?」



???:「こーんなところで何をしているのかな、ルルナちゃん」


ルルナ:「…あ」


???:「なにかいけないことをしちゃったのかな?大丈夫よ怒らないから出ておいで」


ルルナ:「ほんとに?ほんとにおこらない?」


???:「大丈夫大丈夫、ほらおいで」


ルルナ:「……」



ルルナ 記憶のカケラ 獲得


母の抱擁 抱きかかえられたあなたはその胸元でたくさんの感情を宝箱に入れるように隠した、暖かいぬくもりが自分の感情を常に包み込んで安心していられる。ずっとこのままでいたい。しかし、今の自分は冷たく温もりを感じられない体だ。あの肌に、あの体に、もう一度でもいいから触れたい。でもその体は今も暖かいままなのだろうか?もしかしたら、今のあなたと同じ……



ルルナ:「あ…あぁ……そんな……この顔は……………あっ……ああっ!!」


ルルナは突然何かに突き動かされるようにその場からかけていく、向かったのはついさっきにシルヴァ達が下りてきた階段の方向、ほかの姉妹の制止を振り切り、階段をどんどんと上へと登る。


ララ:「ルルナ!?どうしたの!?待って!止まりなさい!」


アリア:「ララ、その子を渡してララはすぐにルルナのところへ、この子はそうね…少し縛って棺の中に入れれば大丈夫かしら」


普通なら時間がかかる作業だろうが君たちは寵愛されしドール達、すぐに終わるだろう。一足先に行ったララの姿はすぐに捉えられる、しかし、ララは立ち止まり呆然としている。


シルヴァ:「ララおねえちゃん!ルルナお姉ちゃんは…?」


次から来た姉妹はララの視線の先に目を向ける。その部屋は先程まで激戦を繰り広げたガラス部屋、壊れた機械と動かなくなったアンデッドの山、その中の1つを抱きかかえてすすり泣くルルナの姿があった。ルルナは声を押し殺し、声を上げないように小さく小さく、震える吐息から漏れ出る声を交わらせて泣き続ける、それは理不尽で不条理な永遠の別れを悲しむ一人の少女、この凄惨な部屋でそのような光景はあまりにも不自然だった。


ララ:「…ルルナ?」


姉妹の声掛けに反応を示さずにただルルナはすすり泣く、アンデッドである君たちはその姿にある事を直感的に理解する。過去に何かがあったのだ、それが今まで封じられたままの方がよかったと思えるほどの出来事が、忘れたままの方がよかった?いや、そんなことあるわけない。現実に目を向けてどれだけの苦しいことがあったとしても、それに目を向けて、思い出さなければいけない。なぜなら彼女の先に目指す運命は「喪失」失ったものは見つかった?いや、いやいやいや、失ったものはまだまだあるだろう?それに耐えて運命を引き裂くことで君の目的は実を結ぶのさ、喪失した願いも旅路を進んでいけば思い出せるはず、こんなものに君の脚を止める力すらないものに君が固執することなんてないのさ。


ルルナ:「…………」


ルルナは泣き終えた後、そのままふらふらと立ち上がると姉妹たちの後についてくるだろう。その寂しさを埋めることは本当の姉妹であるララにも心をつなぐアリスもその空気の重苦しさに口が動くことが無かった。しかし、ルルナがそのことに一番の責任を持っているのは本人含めて全員理解しているのだろう、それに謝罪も励ましもなんの役にも立たないどころか更にルルナの心を壊してしまう事を考えると、一言発すること自体が悪手なのだ。



ヴァン:「NC、ルルナが抱き寄せたアンデッドってララは見覚えが無いの?」


NC:「ないんだけど、ルルナが抱き寄せた光景に少しだけ既視感を覚えるけど、記憶のカケラが手に入るには少し足りないね。答えは分かったけど漢字が思い出せないなー漢字で書かないと間違いだからなーって感じ」


ジャッジ:「これはハンドアウトじゃないの?」


NC:「俺がハンドアウトで渡すのはロールプレイで使うか、三人に渡したバトルパートとか行動判定で役に立つ特殊な能力の発動条件と効果に関係することで、記憶のカケラとか暗示に関係するのは直接渡す。それに対してロールプレイをしてほしいな」


ジャッジ:「…でもルルナ自身もあのアンデッドと母親を重ねたのか分からないんだよな?」


NC:「少しは面影を感じた程度だけど記憶のカケラを取得するくらい衝撃を受けたから似ている似ていない関係なく無意識にそのような行動をとってしまった、と考えていいよ。それでもロールプレイも全くなしだとPLもつまらないだろうから、折り合いを見て話をしてもらっていいよ」


将人:「それって主にシルヴァかベスにやれって言ってるよね」


ルーン:「そうだろうな、ソロリティは指示だしムードメーカーのアリスがやるのが役目としても適任だし」


将人:「シルヴァはともかく、ベスはどうだろう…依存している以上、沈んだ表情をしている姉妹に強い興味を持つのが自然っぽいんだよな。シルヴァは恋心を持っているから勇気づけたいけれど、それで嫌われたくないって思うから動けないだろうな」


NC:「ロールプレイに困るならまず、探索をしながらでいいと思うよ。気になるのを見つけたら、だんだんそれに対して興味を持って話し合いも徐々に多くなると思うし」


SNC:「それにそろそろセッションに戻ろうか」



一階の玄関ホールに戻ってきた姉妹たちは、正面から見て右側の鉄製の扉に先程まで少女が持っていた鍵を差し込むと、その錠前と鍵はピッタリとハマり、重々しい音と共に扉は開いた。扉の先には今までの木製壁とは違い、地下のようなスベスベのコンクリートで打ちっ放しの壁で続いていた。構造事態はほかの廊下と違いはないが、先程までの木製とはあまりの違うように少し戸惑うだろう。


廊下を進むと突き当りの左右に扉があり、それ以外に扉は見つからない。


サリィ:「あっ、そういえばシルヴァちゃん、2階で鉄球に当たったって言ってたよね。これ使えない?一階の倉庫で見つけたんだけど、何もないよりかマシなはずよ」


シルヴァ:「木の…板?」


サリィ:「うん、結構丈夫だし、また罠があるかもしれないから、これで少しは安心できるでしょ?持ってて」


シルヴァ:「う、うん」


リリン:「さて、この二つの扉、構造的にはどっちに奥にいけるか分からないけど、その中の子に聞くのは無理よね」


アリア:「うん、なんか何にも聞こえなくなったんだけど、どうしたんだろう…」


 姉妹たちが開けたのは右側の扉、その先にはリビングのような場所だった。ソファにテーブル、テレビもあったがそれには何も映らない。もしかしたら家族で使っていたダイニングキッチンだったのかもしれない


行動判定 何かあるかな?


シルヴァ(将人) 出目…2 失敗


アリア(ドラン) 出目…10 成功


サリィ(カナリア) 出目…3 失敗


リリン(ルーン) 出目…7 成功


ルルナ(ジャッジ) 記憶のカケラ 料理使用 出目…7 9 成功


ララ(ヴァン) 記憶のカケラ 料理使用 出目…7 4 成功


ベス(NPC) 出目…7 成功


姉妹たちはその部屋を調べた。ルルナとララはあの記憶から、自然と台所に向かう、そこで見つけたのは冷蔵庫の扉に張り付けてあった一枚の紙、それには拙い文字で「おいしいあっぷるぱいのつくりかた」と書かれていた。その最後の方には色鉛筆でアップルパイの絵とそれを取り囲む笑顔の4人の家族の絵が書かれていた。その絵に描かれた2人の子供はルルナとララに似ている気がした。



NC:「さて、ここでどっちかにこのレシピを自分のたからものにできるけど、どうする?ルルナかララのどっちかになるけど、あっ、それとたからものは基本的に胴限定のパーツだけど、ここでは変則的に手で持てるやつとかそういうのは腕にもつけれるようにしているから、これハウスルールね」


ジャッジ:「俺が持って行っていい?未練的にもさっきの2階でのロールプレイから、ルルナはこの屋敷に何か懐かしさを感じている、多分ここには大切な手掛かりがあるから、他の姉妹がそろそろ帰ろうと言っても自分一人だけでも残って手がかりを探そうとしそうなんだよね」


ヴァン:「…まぁ、NCもそれをしないようにあそこであんな描写したんだし、ルルナがレシピ本を持っていくのは自然だと思うし、いいよ。まだまだ狂気点には余裕あるし」


ジャッジ:「じゃあ、俺が持っていくね…まぁ、ポケットに入れるからつけるのは胴でいいや」


NC:「それじゃ、パーツに加えておいてね」




2人以外の姉妹は思い思いの場所を探していたが、見つけたのは食器や生地が傷んだクッション、綿の中に何かないかと思って探すが何も見つからなかった。


リリン:「ここははずれか、隣の部屋を探してみましょ」


サリィ:「……?」


ベス:「サリィおねえちゃんどうしたのー?」


サリィ:「え?いいや、何でもないわ、さぁ転ばないようにおてて繋ぎましょうね」


サリィ:(なにか、ルルナがポケットに何か入れたような…なにか破けちゃったのかな?)




姉妹たちは部屋を出てもう一方の部屋を開こうとするが、扉には鍵がかかっているわけでもないのに開かない、どうやら何かが引っ掛かり扉を押さえているようだ。


行動判定 力尽くで…!


シルヴァ(将人) 出目…5 失敗


シルヴァ:「んっ…!はぁ、はぁ…無理」


アリア:「シルヴァちゃん変わって、私がやってみる」


行動判定 今度こそ…!


アリア(ドラン) 出目…3 失敗


アリア:「これ、随分とガッチリハマっちゃってる…何か道具があれば…」


サリィ:「どれどれ?私にも見せて」


行動判定 三度目の正直


サリィ(カナリア) 出目…9 成功



サリィが力を込めて扉に力を込めると僅かに扉が開く、すぐに武器を滑り込ませて、てこの原理で無理矢理扉を開ける。扉の隙間からはガチャガチャと金属がぶつかり合う音が聞こえる。


ベス:「ベスが なかのもの どかすのー」


ベスは僅かに空いた扉の隙間から体を押し込むようにして中に入る。そして少しした後に扉は先ほどまでの抵抗が噓のように開く。


 その扉の向こうはシルヴァとアリアには合流する前に戦った機械の敵のなりかけやその材料の鉄板などが乱雑に置かれている。人が通れるように鉄板でルルナとララが通れそうな道が出来ている。どうやら扉のつっかえ棒になっていたのは材料の山の上からバランスの悪い板が挟まっていたようだ。



行動判定 何かないかな?


シルヴァ(将人) 出目…5 失敗


アリア(ドラン) 出目…4 失敗


サリィ(カナリア) 出目…3 失敗


リリン(ルーン) 出目…5 失敗


ルルナ(ジャッジ) 出目…5 失敗


ララ(ヴァン) 出目…8 成功


ベス(NPC) 出目…7 成功



ガラクタだらけの部屋、その中で重要そうな物を探すのは至難の業だろう。シルヴァとアリアは探し物をするよりも、さっきのようにいきなり動くものがあるのではないかと言う気持ちが強くなって、すぐにこの部屋から離れたいと思ったのだろう。そう思った時に、ララとベスはガラクタが積みあがった上にガラクタにしては少し歪なものがある事に気づいた。それを取ってみると今まで見たことがない歯車とパイプ管みたいなものだった。


ララ:「なんだろう?鉄板じゃないし…他のものとは形状も大きさも違う気がする」


ベス:「ベス これとおなじもの おふねで みたの かまきりさんが こわしちゃったのー」


ララ:「同じもの?もしかして…アリア姉ちゃん、もしかしてこれって船の修理に使えるやつ?」


ララが手渡したものを見てアリアはすぐに気づく、それは形状も状態もよく手入れも行われているもので船の修理に使えるものだと分かるが、それはほんの一部分、完全に船の修理を行うためにはそれが後数十本は必要だと分かる。


アリア:「お手柄ね。これがあれば船を直せる…けど、修理に失敗した時を考えて他にも何本か欲しいわね…でも、この中で探すとなると時間も掛かるし、また扉が塞がれちゃったり崩れて怪我しちゃうといけないから、ここは後回しにしましょうか、他にこれと同じものがあるかもしれないし」


リリン:「じゃあ、ここでの目標はそれを探すってことでいいのかしら?」


アリア:「うん、それでお願い」


姉妹がそう話し合っている間ふと顔をあげるとガラクタがある場所を境に一個も無くなる。まるで見えない支えがあるように思うがそれはスロープでガラクタが広がらないようになっているようだった。姉妹たちはいつ崩れてもおかしくないガラクタの山をなるべく早く、衝撃を与えないように裾を持ち上げたりしてスロープの方へ向かう。


 スロープは急ではないが長くそれは2階のさらに上、恐らくこの屋敷は隠された階層がいくつかあるのだろうが、そこには監視カメラもなく忍者屋敷のような子供の秘密基地程度のものだと思う。そのような事を考えると1つの大きな扉にたどり着いた。他に行けるような場所は無い。姉妹たちはその扉を開ける。


 その先は一つの部屋だった。だが、その部屋は今までと明らかに異質な部屋だった。薄暗く窓の一つない部屋、いくらアンデッドでもその暗さでは慣れるのに時間がかかるだろう。その中に一つだけ明りのようなものがある。それは一台のパソコン、終わった世界でその生前に見慣れた電子機器とそれが動いているのは珍しいだろう。しかし、そのパソコンが照らしているのは君たちではなく、ぐったりとした白髪の老人、それの頭には巨大なヘッドギアが装着されており、いくつものコードが天井や壁から伸びて触手のようにゆらゆらと揺れている。そしてその隙間からは点滴のチューブがねじ込むように差し込まれて、彼の生命活動を無理矢理伸ばしている。


 そう、君たちは理解した。この人は自分たちとは違う。そう「人間」だ。しかもまだ生きている。小さく今にも消え入りそうだが、呼吸により肺が動き、それでコードが揺れているのだ。


???:『来たか』


 ノイズ交じりの声が君たちの耳に届く。どうやら彼の胸にスピーカーが仕込んであるようでそこから音交じりの声が聞こえてくるようだ。その人物は右手で自分が座っている車椅子を君たちの方へ近づいてくる。それを見て君たちは息を吞むだろう。


 その人はいつ死んでもおかしくないどころか、今も生きている事が不思議なくらいだ。肌は干からびて僅かな骨と皮が辛うじて繋がっている状態、白髪だらけで床には抜け落ちた髪の毛が散乱している。性別も分からない程、その体は今にも折れそうな枝の体、唯一まともな見た目をしているのが、右手だけだが、それがさらに君たちの正気に訴えかける姿だった。



狂気判定


シルヴァ(将人) 出目…4 失敗 ララへの恋心 ●●○○


アリア(ドラン) 出目…9 成功


サリィ(カナリア) 出目…1 大失敗 ララへの憧憬 ●○○○ はらわた損傷


リリン(ルーン) 出目…1 大失敗 シルヴァへの恋心 ●○○○ はらわた損傷


ルルナ(ジャッジ) 出目…1 大失敗 アリアへの執着 ●●○○ はらわた損傷


ララ(ヴァン) 出目…9 成功


ベス(NPC) 出目…6 成功



???:『私はこの館の主を任されているネクロマンサー…そうだな「W(ダブリュー)」とでも名乗っておこうか、それでいこう。君たちの事は知っているがそれはつい先ほどの事、君たちを作った者は知っているが私は君たちを作っていない』


アリア:「…ずいぶんとしゃべってくれますね。それなら単刀直入に言いますが、私達これと同じものをいくつか集めているんです。無断で館に入ったことについては謝罪します。そして不躾ではありますが、もしこれと同じものがあれば譲っていただけないでしょうか?」


W:『確かにそれはこの館に大量にあるし、譲っても構わない…だが、その謝罪は受け入れない。私はこの館の主ではあるが、君たちのようなアンデッドがこの館に踏み込んだ以上、タダで返すわけには行かない。もちろん君たちが壊した実験体も結構貴重なものだったからね。廃棄予定のものもあったが、利用価値があるものを壊されたとなったら話しは別、もしこれ以上話を続けようというのなら…』


 Wは少し車椅子を下げて右手でパソコンを操作すると後ろの扉が閉じる、扉の近くにいた姉妹はすぐに扉に手をかけるが固定されているようにびくともしない。それと同時に部屋の中が明るくなる。そして姉妹たちはその中の見えない所が見えるようになる。そこは君たちを苦しめたあの少女が無表情で君たちを見つめていた。そして気付く、ルルナとララは気づいてしまうと言った方がいいだろう。


 その中の一体、大人の女性はルルナとララの面影がある。よく見ると少女も彼女の面影を持っていて家族だと言われれば納得してしまうほどのそっくりさんだ。そしてその面影は君が持っているレシピに描かれた親の一人の顔にそっくりじゃないか。まさかと思いながら君たち二人の頭にはある出来事が駆け巡る。


 ルルナ ララ 記憶のカケラ入手


団欒 あなたは家族が大好きだった。一人もかけては得られない至福の時間、それは短くとも長く感じた永遠に続けばいいと思える時間、しかし、君と共にいる姉妹たちはその至福の時間を共有できる存在なのだろうか、或いはそれを邪魔する存在になってしまうのではないのだろうか…?前者であれと願う。


 狂気判定 -2(ルルナとララのみ)


 ルルナ(ジャッジ) 出目…3-2=1 大失敗 サリィへの依存 ●●○○ はらわた損傷


 ララ(ヴァン) 出目…9-2=7 成功



ルルナ:「……ママ?」


ララ:「うそ…」


ルルナ:「ママ!私だよ!ルルナだよ!ママ、ママ!」


ララ:「ルルナ!行っちゃダメ!!」


ルルナ:「離して!あれはママだもん!私の大好きなママだもん!ママ!ママ!」


ララ:「あれはママじゃないわ!似ているだけのニセモノよ!」


ルルナ:「ちがうもん!ちがうもん!あれはママなのわた…し、の……」


ララ:「ルルナ……」


ルルナ:「いやだ…よ…嫌だ、嫌だ。やだやだやだぁ!!なんでっ!なんでママがっ!!返してっ!!返してよ!!ママを返してぇぇ!!」


W:『これらを倒して無理やりにでも話を聞かせてみるんだな』



NC:「さて、バトルパート開始とする」

次回未定

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