やはり女神はポンコツでした
やっぱり遅くなりました。ごめんなさいorz
やっと夏休みだーーーー、ちょうど2週間前ですがようやくテスト終わりましたよ。テスト終わった(大事なことなので2回言いました)オワタ
本当わ0時ジャストに投稿するつもりでしたが間に合いませんでした。なぜかというと実は私今日が誕生日なのであります。わーい。ついに大人になりました。(年とったなぁ)
けど大抵夏休みなので誰にも祝ってもらえません。悲しいなぁ
ですので読んでくれる皆さんに祝ってもらえると嬉しいなぁ|д゜)(チラッ)
白い
唯々白いという言葉しか出てこないような空間。
自分の存在が消えてしまいそうなほどの広大なそれでいて何もない世界が広がっている。
また、この世界へと来てしまった。
またというのはこの世界に一度足を踏み入れているからである。
(ただ、前にも思ったけどなんか変な感じなんだよなぁ~うまくは言えないけど…)
つい先ほどまでは「クソったれえええええええ」とか叫んでいたはずなのだが今はこの空間のせいか落ち着いて状況を確認できている。
落ち着いて状況を確認できるせいで余計自身の格好が恥ずかしかった。光から逃げ出そうとしたために腕と足が片方づつ離れて木刀を持ったまま前に倒れそうになっていた。
なぜこの格好になっていても倒れないかと言えば、固定されたようにまったく動けないからである。これも前回と同様だった。もうやだ、この態勢恥ずかしい!
さて、前回はよくわからずに返却されたけど今回は……生活感のある汚い部屋はなく、一人の女性が佇んでおり
「ようこそ、選ばれし召喚者よ」
大っぴらに両手を広げ、仰々しくお決まりの決まり文句を宣ういかにも女神です、みたいな女性だった。
ただ、これまたいかにも女神にふさわしいと思わせられる容姿だった。
この空間においてもその存在が軽んじられることがないような輝きと共に感じられる威厳と美しい容姿。身長と同じくらい長い金髪の髪が特徴的で人間離れしたような整った顔立ちだった。
(それはそうと俺の格好にいい加減気づいて欲しいんですけど。)
目の前の女性は自分に酔ったように話を進め、俺の方など一切見ていないため一向に俺の状態に気づかない。
「汝は~……「あの~、話始める前にこの動かないの何とかなりません?つらくはないんですけどかなりこの格好アホっぽくて嫌なんですけど…」
「あ!ごめんごめん、すっかり忘れてたわ。一応女神っぽく振舞おうと思ってたからついね。テヘペロ?」
「……」
先ほどまで感じられた威厳が消え失せた。
(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)(-.-)
「そういえば、自己紹介がまだだったわね。初めまして私はロプト、女神よ!」
(自分で女神って…それよりも)
「ん?初めまして?前にもお会いしましたよね?ここで」
「え?何言ってるの、そんなことないわよ。あなたの気のせいじゃないかしら?」
「いやいや前によくわからん汚い部屋でくつろいでたじゃないですか!召喚されるとかそんな経験絶対忘れませんよ!」
「き の せ い よ!」
にっこりと笑顔のまま、それ以上喋ったら殺すと無言で訴えかけてきた。
「あ…はい」
(こいつ…この間のことなかったことにしやがった。ダメだ。これはどこぞの宴会芸が得意な水の女神と同じでポンコツのにおいがする。自称の女神な気がしてきた。)
「え~とそれじゃあ一応僕も自己紹介をした方がいいですかね?」
「いいえ、必要ないわ。鷹瀬紅鷹でしたよね?それとも倉賀野紅鷹のほうがよろしいですか?」
「……自称女神ってわけじゃなさそうですね」
先ほどの仕返しとばかりに俺の嫌なところをついてきた。
「あとアドバイスとして忠告しておくとコミュ障って設定なのはやめたほうがいいわよ。私は見てて面白いけど…この後のこと考えると面倒なだけだ思うわ」
「設定って…残念ながら歴としたコミュ障ですよ。自分で言ってて悲しいですけど普通に素ですよ?」
「とぼけるのが上手なようだけど普通の一般人ならともかく、女神の私じゃそんな雑な取り繕いじゃあ意味ないわね。」
「いやいや、ほんとに素ですっt…「中学校の時に
あったことが原因で変えたのかしら?それとも元凶は両親が消えたときからすでに変わったのかしら?」
「……」
「心の中、怒りや疑惑でいっぱいですごいことになってるわね」
俺の心の裡を覗く彼女は一瞬、楽しそうに大層気味の悪い笑みを浮かべた。
(ふぅー、落ち着つけ動揺したってどうしようもない)
「はー、心読めるなら俺しゃべらなくてもいいよな」
「あら、随分と雰囲気が変わったわね。そっちの方がまだあなたらしくて私は好きよ。あと心読むの面倒くさいから喋ってくれた方がいいわ」
「なら、喋らねえわ」
「喋らないとまた、元の場所に放り出すわよ」
「は~、アーもう分かったよ、てか『また』って言ってるし」
(こいつ、絶対さっき自称女神って思ったの気にしてるな、というかこれも聞かれてるのか)
「あー、立ってるの疲れたわね」
ロプトがそう言うとパチンと指を鳴らす。すると突然椅子がロプトと俺の後ろに現れる。
ロプトの椅子は王族が座っているかのような金ぴかの装飾付きで腰がものすごく高い俺の2倍くらいの高さの椅子に対し、俺のはお尻の形をした椅子だった。なんでもできるのかよ。
「さて、それじゃあ本題に入りましようか」
ふわっとまるで飛ぶように綺麗な着地で椅子に座り何も問題がないかのように話を進めようとするロプト。
「おい、こら待てや!なんだこの椅子、てかお前の椅子腰高すぎだろどんだけ見下ろしたいんだよ」
「あなたには剣や魔法、モンスターがいる異世界にいってもらいます」
「無視かよ」
文句を言うのを諦めて渋々、手に持っていた木刀を立てかけてお尻の形をした椅子に座ることにする。
(うわ、これ本当にお尻に座ってるみたいな弾力だ。気持ち悪)
「それより、本当に異世界に召喚されるのかぁ?」
「だからそう言ってるでしょ!まったくもう、疑り深いんだからぁ」
もう女神相手だがむかつくので普通に話をする。
「なんか癪だけどまあ行ってやる」
言いつつも内心では結構はしゃいではいたりする。これはまださっきの性格に引っ張られるな。
「あら、別に選ばれたとはいえ無理にいかなくてもいいわよ でも今の生活よりはいいでしょ?」
「まあ、それ関しては否定のしようもなくその通りなんだけどなぁ」
(こいつ、ほんと俺のことよく知ってんな。今の生活に不満があるとかそうそう口に出して言ったことないのに)
「そういや今、選ばれたって言ったけどどうやって選ばれたんだ?」
「え?クジでだけど?」
「おい!めっちゃ雑じゃねか!」
それ確かに選ばれてはいるけどただ運で選ばれてるだけじゃねか!
「それじゃあ、からかうのは面白けどあんまり話し込んでもしかたないからサクッと行きましょうか。今からあなたに所謂チート能力って言われるようなものを授けるわ」
「おお~待ってました!それでこそ異世界だよな」
「ただし、ここで私と話をしたということは忘れてもらうわ」
「は?なんでだよ!」
「一応、異世界だと神っていうのが地球と違って明確に信じられてるのだけど、その神が明確に形として存在してるのは少しまずいのよ」
「へ~、まあ確かに言いたいことは何となく分かるわ。こんなのが神ですって言われても信じないわな」
散々苛つかれされたので少しの意趣返しをする。
「むかつく小僧ね。けどそんな感じで記憶と引き換えにチート能力を授けるって感じ。まあ説明はそんなところでいいかしらね」
「ちょっと待て。ここでの記憶失くしたらチート能力の使い方とかそもそも自分に能力があることとか忘れてないか?」
普通に考えてチート能力をもらえる記憶を消されたら使うどころの話じゃないだろうに。
「まあ過去にはそうなった人もいたわね」
「マジかよ、せっかくチート能力もらったのに使えないとか可哀そすぎかよ。それより俺の能力ってどんなの?選べんの?」
「そんなの教える訳ないでしょ、こっちはあくまで慈悲ってことでやってるわけだし」
(こ、こいつ。)
「ふざんけんな!こっちは他にも異世界の言葉が通じるのかとか他にも召喚者がいるとか聞きたいこと山ほどあるのに」
「あ~もうめんどくさいわね、それぐらい自分で何とかしないさいよ」
「はあ?なんとかなるレベルじゃねえだろ!」
「もう、うるさいわね、もう、行ってきなさい」
「は?ちょっとまだ話終わt…
言い切る前にまたロプトがパチンと指を鳴らすと光で前が見えなくなる。
(またこのパターンかよ クソったれえええええ)
今度は口にすることすら叶わなかった。
「ーーーーーー」
しかし、落ちる最中微かに聞こえた女神の発言に俺は感情を抑えることが叶わない。
その顔は心底待ち侘びたような笑みでどす黒い感情をあらわにしていた。
そして、ようやく目が開けるようになり、異世界かどうかわからないが先ほどとは違う空間へとやってきた。それと同時に頭の上に木刀が降ってきたのか木刀が頭に直撃した。
「痛って!くっそ、あのクソポンコツ女神覚えてやがれ!」
文句を垂れながら状況を確認しようと……あれ??
忘れているはずの女神のことを覚えており早くも詰んだ予感がしたのだった。
これで一応第1章トイレ召喚編が終わりです。長かった。異世界ものなのに異世界まで行くのにこんなに話数がかかったのは僕ぐらいなんじゃないかと思います。(謎の自慢)
さて、最後の方で気づくと思いますがまあチート能力はもらえませんでした(笑)
このあと、主人公がどんな感じで成長するのかを楽しみにしていただければ幸いです。2章からは1章のウザさがかなり減ってる予定です。
2章からは1話あたりを短くしたりして投稿頻度を上げていければいいなぁと思っています。
それでは、このあたりで失礼します。




