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どこにでもよくあるただの異世界物語  作者: スノーホーク
1.トイレからの召喚編
4/23

召喚場所は故障中トイレです

竹達彩奈と梶裕貴さんご結婚おめでとうございます!!

末永くお幸せに。

ちなみに俺は直葉推しです(誰も聞いてない)

「ほんとに申し訳ありませんでしたああああーーー」


人っ子一人いないような真夜中、地べたに這いつくばりそれはもう見事な土下座で厳つい野生の警察官に謝る男子大学生の姿がそこにはあった。が、それだけは俺じゃないことを信じたい。(間違いなく俺である)


「ハァ〜、一応聞いておくが鷹瀬君、このマンションを登って何をしていたんだ?」


大きなため息と共に低い渋い声で質問してくる警察官。実は、この警察官の方は一応顔を知った中で(げん)さんという駅前にある交番に巡査部長として勤めておられる方である。知り合ったきっかけは、駅前でアニメキャラのラバーストラップ付の鍵を見つけてちょうど交番が見えたので届けたときに対応してもらったのが弦さんである。


その鍵の持ち主がなんと弦さんだっとことでアニメが好きというということを知り、同志を見つけたと思い仲良くなった。本人は顔に似合わない趣味ということで家族や周りの人たちには隠しているらしい。また、アニメのショップなどでも顔を隠した弦さんを見つけたりして、かなり親しい間柄ではないかと思う。大学の友達の代わりにできた知り合いが歳の離れた警察官ってどうなんだ…?


「えっと、かくかくしかじかで…」


まともとは言えない理由ではあるがこのようなことになった経緯を一通り言い訳として説明を試みる。現実でかくかくしかじかと言うことになるとは…


「はあ~、君は一体何をしているんだ、まったく そもそもこんな時間に外を出歩くのよくないな」


本日2回目の大きなため息が弦さんから漏れる。


「本来ならば、補導対象として交番まで来て保護者に連絡や署名したり説教したりしないといけないんだけど、君のことはよく知ってるし まあいいだろう」

「ありがとうございます!」 


90度越えの気持ち悪いほどの深々としたお辞儀をして反省具合を示す。

よし、これで解放される。これでこのことは二人にバレることはないだろう。


「だが、一応深夜だから君を部屋まで送って行くのとその友達にこんな時間に騒がないように注意も含めて君の部屋までついていこう」


いやいやそれはダメ。それだと二人にバレて完全にネタにされるし特に麟なんか絶対いろんな人におもしろおかしく広めるに違いない。といっても俺の場合、広められて困るほどの友人はいないんだけど…


「弦さん、多分俺の部屋にいる友達もう寝てますよ。さっきまで散々騒いでましたし…それにそもそもそんなことまで弦さんがする必要ないじゃないですか!」

「そうかもしれんが、それだと君は部屋に戻れないのではないか?」

「ウッ…だ、だからそこをよじ登ってたんじゃないですか!」

「中に入らないからと言って登っていいわけではないだろう!それにその友達がまだ寝てないかもしれないだろうからとりあえず玄関までいくぞ」

「え~、待ってください弦さん、少し話を聞いてくれませんか?実は先日とある物を手に入れましてもしよかったら弦さんに差し上げようかと思ってたんですよ」

「ほ〜う、私を懐柔しようとしてるのかね?悪いが私は仕事に私用は持ち込まないんだ」


クソッ!だめかせっかくゲーセンで取ったフィギュアで懐柔策に持ち込もうとしたんだが。こんな茶番にも付き合ってくれるのはやはり親しい間柄ならではと再確認できた。うれしくねぇ〜。


結局このあと二人に事の顛末を知られることとなり、次の日に、朝比奈さんからは腹を抱え涙をみせるほど笑われ、四条さんには、軽蔑の視線と共に呆れられることとなったのだった。


(/ω\)(/ω\)(/ω\)(/ω\)(/ω\)(/ω\)(/ω\)(/ω\)


翌日、4人が予定通りにライブへ行くということで俺はアパートでのんびりと読書でもしながら見送ろうと考えていたところ


「終始、屋内でゴロゴロ、芋虫みたいに過ごすなんて健康によくないわ」


と四条さんに言われ抵抗するも虚しく引きずられながら外へと連れ出される。いや、芋虫ってひどくないっ!?


(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz(-_-)zzz


もちろん、俺はライブに興味もないし、チケットもないので俺は4人を待つまで暇をつぶすこととなる。

とりあえず、近くをぶらぶらとしようと考えていると見覚えのある人を発見。最近見知った人多くない?


姫宮さ‥千佳さんである。よく見るともう一人女性と並んで歩いている。友達かな?よく見るとまたもや見知った顔である。その女性はほとんどしゃべったことはないが小学校から大学までずっと同じ学校の状況だけ見れば幼馴染ポジションの方である。


美濃部(よしのへ) 瑠衣(るい)

ずっと同じ学校に通ってはいるもののクラスで同じになることもなく、ほとんど接点もないため話したこともほとんどない。人としゃべっているところをあまり見たことがなく前髪で顔は隠れている所謂メカクレである。しかし、麟によると「その隠れた顔を見た者は恋に落ちるといわれているくらいの美人」らしい。


千佳さんが結構距離があったのにも関わらず俺を発見し、キラキラとした表情でトコトコこちらへと駆け寄ってきた。

はい、とっても可愛いですっ‼思わず顔がキモイほどにやけていることに気がつき表情を戻す。


「また、あったね!鷹瀬君‼」


少し興奮しているのか息を荒げているがとてもまぶしい笑顔で声をかけてくる。


「そ、そだねー」


まだ少し会話に慣れていないためかそうだねがそだねーになってしまった……

千佳さんの後を追って美濃部さんが合流する。


「……ひ、久しぶり……」

「えっと、久しぶり」


やはり人見知りして人との会話があまり得意ではないのかな?


「あれ?どうしたの急にもじもじして?」


千佳さんが不思議そうに美濃部さんに声をかける。

え?人見知りするタイプじゃないの?あれ?単に俺が苦手なだけ?


「二人いつの間に仲良くなったの?学部違うのに?」

「鷹瀬君もしかして瑠衣ちゃんのお知り合い?」

「え……あ、うん…」


なんだか気まずい雰囲気の空気となる。


「それで?鷹瀬君ここで何してたの?」


千佳さんが話題を変えて俺に質問を飛ばしてくる。


「ああ、え~と中学時代の友達がこっちに来てライブに行ってるんだけど俺は興味ない&チケットないで暇をつぶそうとしてたところ」

「へえ~、鷹瀬君友達と遊んでるんだ~」


あの~千佳さんそれだと俺に友達いるのが不思議って聞こえるから。ほとんど事実だけど人に言われると刺さるものがあるからやめて‼


「千佳さん達はここで遊んでる感じ?」

「あ……う、うん!瑠衣ちゃんに誘われて二人で遊びにきたんだ~」


ぼ~っとしてたのか返事が遅れて返ってきた。それにいつもよりなんか千佳さんがうれしそうだ。

へー、美濃部さんから誘ったのか。てっきり逆だと思ってた。


「そうだ!鷹瀬君今暇でしょ?一緒に買い物付き合ってくれない?」


やっぱりそうなるよな…


「え~と俺これから予定あるから…遠慮しようかな、せっかく二人で買い物してるところに邪魔するのも迷惑だろうし」

「え~~鷹瀬君さっき暇だって言ってたじゃん!それに私たちは別に邪魔だって思わないし ね?瑠衣ちゃん?」

「…え、うん、私は別に…いいよ…」

「お願い鷹瀬君~」


少し涙目になった千佳さんの上目遣いで手を合わせながらお願いしてくる。

くッ、それは反則過ぎるっ!可愛すぎかよ。


「なら、荷物持ちなんかの雑用に程度によければ」

「うん!よろしくね」


結局千佳さんの可愛さに負けて一緒に遊ぶこととなった。どこかでパチンと音がする。

美濃部さんはだいぶ上機嫌な様で一瞬ドキッとするような媚笑を浮かべていた。


(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)


結局、ひとしきり3人で遊んで買い物が一段落して休憩していたところ蒼から連絡が入っていることに気がつく。気づけばかなりの時間が経っていてかなり待たせているみたいだった。


「四条さん、激おこぷんぷん丸ナウ」


なんだよ激おこぷんぷん丸って!語感はむしろ可愛いぞ。相変わらず蒼は抜けてるな~けどなんだろう寒気がするんだが。こわい。


「ごめん、友達待ってるみたいだからそろそろ行かないと」

「そっか、ざんねん」


千佳さんがシュンとなっている。ごめんね~命の危機を感じるんだ~早くいかないと半殺しくらいにされそう(泣)


「そういえば!連絡先まだ交換してなかったよね」

「ああ、そういえば…」

「じゃあ、はい!これ私の」 


そういって連絡先を教えてくれる。ついでということで美濃部さんとも交換しておく。

おおー、女子との連絡先が増えた‼ 俺の連絡先なんて知ってる人いなさ過ぎて超激レアだったのに価値が下がって少し寂しさが…


「それじゃ、またね、学校ちゃんと来てよ~!」

「は~い」


思わず気が緩んだ変な声が出た。キモ、俺の今の声完全に浮かれてたな。最近の俺かなりうざくなってるわ。そんなことはいいとして俺は急いで蒼達の元へと向かうのだった。


( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ )


「で、一応遺言は聞いてあげるわ、何があったのかしら?(怒)普通は遅れるときは連絡入れるのが常識よね?」

「ひっえ、あのその誠に申し訳ございませんんん」


言い訳しようと思ったが四条さんが結構ガチでお怒りだったので素直に土下座しました。


「で?謝罪はよ~くわかったわ。それでなんで遅れたの?」


どうする。なんて言えばいいんだ。遊んでるに夢中で遅れましたのですむ感じじゃないぞ。実際1時間ほど遅れてるからこっちが間違いなく悪いんだけど。


「ん?鷹瀬君、スマートフォン貸してくれるかしら?」

「へは?あ、はい」


何かに気づいたかのように急にスマホを渡すよう要求されたのでここは素直に渡しておく。もしかして壊されたりしないよな…すると四条さん慣れた手つきで俺のスマホのパスコードを突破し、中身を見てい……え~~~~!?


「ちょ、ちょっと待ってください?なんで俺のスマホのパスコード知られちゃってるんでしょうか?」

「ああ、これ?ソーシャルエンジニアリングってやつね。このまえ外食に行ったとき食事がくるまで待ってた時に見えたから」


こわいこわいなんでそんなことしてるんですか。笑顔の四条さんはさらにずけずけと俺のスマホの中身を確認していく。とって言っても見られて困ることはほんとんどない。


けど、弦さんのアイコンがアニメキャラなのは個人情報保護法を適用しないとまずいかもしれない。

ちなみに周りの3人は引きつった顔してます。あ、違ったわ一人だけ腹抱えて笑うのこらえてる女性が一人いたわ~


「鷹瀬君!」

「は、はいっ!」

「新しく増えてる連絡先があるのだけどもしかしてこの女性と遊んでたのかしら?」


ば、バレたー!そりゃそうだ、スマホの中身見られてるんだもの。というか最初から感づかれてましたねこれは。


「はい、その通りです」

もう正直に事情を話しました。


<(`^´)><(`^´)><(`^´)><(`^´)><(`^´)><(`^´)><(`^´)>


「は~、もういいかしらね‥‥‥私とだって遊んでくれること少ないのに‥‥」


最後に小声でぼっそと何か言ったのは聞こえなかったがとりあえず四条さんの愚痴&貢物が終わり諭吉とおさらばすることで一件落着しました。

朝比奈さんは終始笑っていました。


(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)(+o+)


翌日、全員大学の授業があるということで少し早めに帰っていった。4人とも何気に俺より偏差値高い大学通ってんだよな~。


それと蒼から意味深に「気を付けて」とか言われたがいつものようにボケてるということで軽く流しておいた。


4人を見送った後、家に帰ってきてようやくゆっくりとできると思いながらトイレに入り便器に座…し、しまったぁぁ~。まだ、トイレ水流れないんだった!と座ってから明日修理に来てくれるのを思い出したところで後の祭り。どうしようかと思っていると急に床が光出して前が見えなくなる。


「は?」


ようやく、目が慣れてきて目を開けるとそこには何もない真っ白な世界がどこまでも永遠と続いていた。

少しの間、あっけにとられてただただ辺りを見つめていた。ようやく現状を理解し始めたところで動こうとするが動けない。トレイの便座に座ったまま身動きが取れなかった。どうなってだこれ?


何もないかと思われたが一部分だけ生活感のある部屋のようなものがあった。というか汚ったない部屋だな。


部屋の奥から人の気配が感じられる。え、人いるの?


「う~ん、何急に、え?もしかして間違って私誰か召喚しちゃった?え~もう最悪、何も準備してないのに」


少し距離があるせいで聞こえないがどうやら俺はどこの誰とも知らないやつに召喚されったっぽいな。

これはあれか?いわゆる異世界召喚ってやつか。便座に座ってるけども……

ようやく見える姿が確認できる位置まで女性がやってくると


「ようこそ、選ばれし召喚者よ」


手を大きく広げながら迎え入れるようにしゃべっていると俺の便座に座ったままの状態をようやく確認したようで

「キャァァァァァーーーーー!、へ、変態よ~~~~~!」


と叫んだのだった。


「お前が勝手に呼んでおいてそれはなくねえぇー!?」


俺のツッコミは聞き届けられることなく元のマンションのトイレへと強制送還されたのだった。

視界に入ってくる光景はいつものトレイと変わらなかった。


「は?え?はあああ~!?」


俺は終始驚きの声をあげるしかなかった。

強制送還後のトイレは水が流れるようになってました。



もう少しで異世界行くので待って。もうちょっとだから!

あと、千佳との遊んだ時の様子はあとで書くかも。

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