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#12 入浴イベント(幼女編)



 ディルのおかげで俺達の実力披露の場みたいになっちゃったけど、その後は皆でのんびり庭を眺めてお茶をしながらわいわい話をした。

 お茶は庭に控えていたメイドさんが運んできてくれた…何人ぐらいいるんだろう、城勤めのメイドさん。


 そうして時間も経ち少し日も傾いてきた頃、セバスさんが俺達の所へやってきた。


「皆様、ご歓談中のところ失礼致します。少し早いとは思いますが浴場の準備が整いました。先程遠目に観ておりましたが模擬戦を行っていたご様子。であれば軽く汗を流しては如何でしょうか」


 と、お風呂を勧めてきた。

 確かに良い運動にはなったし、悪くない提案だとは思うけど…城の風呂なんて、俺達が入っていいのか?


「ナオト、ヒロシ、是非我が家の浴場でゆっくりしていってください」


「そーだよーナーくんっ、お風呂入っておいでよーっ」


「あー、うん、それは嬉しいんだけど…いいのかな?俺達が入っても」


「いいんじゃね?確か蘭子っつったっけ、アイツも城の風呂とか入ってるっぽかったし、あの言い方だと。俺達もお抱えになったんだから遠慮することねーだろ」


 そういえばそんな感じのこと言ってたな…お風呂が待ってるとかどうとか。

 よっぽどいい風呂、それこそ皇宮の風呂でも入ってるんだろうな。


「そっか、なら遠慮なく頂こうかな。けど、俺達先でいいのか?」


「アタイらも後で入らせてもらうって。二人はさっき動いたんだから先入ってこいよ」


「そだねー、そうしなよー」



「「「うんうん(〜)」」」



「それなら、じゃあお言葉に甘えて…。ブリュナ様はどうします?」


「私も後で大丈夫ですよ。二人でゆっくり浸かってきてください」


「分かりました。じゃあ弘史、二人で頂くか」


「おう。城の風呂とかどんなのか楽しみだぜっ」


 それは俺も。

 広そうなのは何となく予想付くんだけど、どんな感じなのか…ま、ゆっくり浸かれればそれで十分なんだけど。


「じゃあ悪いけどお先に。セバスさん、お願いできますか?」


「畏まりました。では案内致します」


 セバスさんが先導して俺と弘史を城内の浴場まで案内してくれた。

 庭からだと割と近かったみたいで、そんなに歩かず目的の場所に着いた。


 まず、脱衣所からやっぱりおかしかった…銭湯でもこんなに広い脱衣所は無いと思う。

 何でこんなに広くスペース取る必要があるのか、この城建てた人に聞いてみたい。


「こちらが浴場で御座います。御用がありましたらここに控えている侍女達までお伝えください。では四人共、よろしく頼みましたよ。くれぐれもお客様に失礼の無いように」



「「「「畏まりました」」」」



 この後の事はメイドさん達に任せてセバスさんは早々に退場していった。


 っていうかここ脱衣所なんですよね…?メイドさん達がいると脱衣出来ないんですが…。


 と、俺が困惑していると、四人のメイドさん達が俺達の側に来た。


「それでは失礼致します」


「え、ちょっ!?」


 側に来た四人のメイドさん達は徐ろに俺達の身体に触ってきた…あ、これ脱がそうとしてるのかっ!?

 いやいやっ、それくらいは自分達でやりますからっ!?


「お、何?脱がしてくれんの?いやぁ悪いねぇ」


「おまっ、弘史っ!なに順応してんだよっ!!」


「あ?だってこれがメイドさん達の仕事なんだろ?だったら邪魔しちゃ悪ぃだろーが」


 あ、いや、確かにそうかもしれない…って、いや違う違う!何俺も弘史に丸め込まれそうになってるんだよっ!?


「あっ、あの!お仕事の邪魔をして申し訳ないんですが、脱衣くらいは自分達でやりますからっ!その、少し外してもらえると…」


「…左様で御座いますか。畏まりました。では少し外させて頂きます」


 そう言って四人共お辞儀をして脱衣所から出て行ってくれた…。


「んだよ、やってくれるってんだからいいじゃねーか。見られて困るもんでもねぇだろー」


「お前なぁ、俺達は別に貴族ってわけでもなくただの冒険者なんだぞっ!自分で出来ることやってもらうような人種じゃないってのっ」


「かぁーっ、相変わらずお堅いなぁ尚斗。あ、お前さてはアレだろ?向こうの世界で風俗とか行ったことねーだろ?違うか?ん?」


「うっ…煩いよっ!それくらい……」


 若い頃会社の上司に無理矢理連れてかれたキャバクラくらいしか行ったことねぇよ!悪かったなっ!


「やっぱなぁ、んなこったろーと思ったぜ。だからよぉ、もう向こうの世界とは何もかも違うんだっての。向こうの世界の常識持ってきたって何の意味も無ぇんだっていい加減認めちまえよ。そしたらハーレムだってスムーズにいくだろ?」


「それ、は…そうかもしれない、けどっ、それでもこう、異性との付き合い方ってのは…」


「だーかーらーっ、そもそも常識が違うんだから考え方も違うに決まってんだろーがっ。お前の常識に無理矢理当てはめてどーすんだよっ!」


 ぐっ…こいつ……何でこんなに開き直れてるんだ…っ。

 言ってる事ももっともらしいから納得させられそうになる…けど、俺はまだその常識ってやつに慣れてないし、早々に適応出来る程器用じゃないんだよっ。

 中身も若けりゃ適応も早かったのかもしれないけど、妻子持ちだったうえ、こういう世界は読み物や想像の中でしか無いってインプットされてるんだからなっ!

 こうして目の前の現実としてこの身を置かれても、ハイそうですかって簡単に自分の中で消化出来るわけが無いんだよっ!


「くっ…お前だってこの世界に来てそんなに経ってないだろうに、何でそんなに順応出来てるんだよ…っ」


「あぁ?そりゃやっぱアレじゃね?若さ」


「ぐ…やっぱそれか…。何気におっさんにはこの世界キツ過ぎるぞ……」


「違ぇよ、尚斗だけだっての。その堅すぎる頭が悪いんだっつーのっ」


「お前…人の頭悪いとか平気で言うなよ……」


「事実を言ったまでだろ。もーいーから入ろうぜっ」


 そう言ってパッパと脱ぎ始めた弘史。

 こいつも慣れてきたのか俺に対して遠慮ってものが全く無くなってる…って、最初からそんなもの無かったか。

 けどまぁ、こうやってズバズバ言ってくれるヤツがいるってのは、俺としては助かってるのかもしれない…と少しは思わなくも無い。

 俺一人だったらまだどうしていいか分からなくてウダウダやってたかもしれないし…。


 何となくモヤモヤした気分で俺も脱衣(パージで瞬間全裸)した。


「ちょ、おい何だよ今のっ」


「ん?あぁ、何か知らんけど装備品も瞬間的に収納出来るっぽいんだよ。弘史も出来るんじゃないか?」


「よくそんな事思い付くな…。どれ、俺も……って、やっぱダメだ、レベル低いからか?」


「ダメか。だとするとレベルだろうな。ちなみに俺のは多分MAXだと思う」


 正確にはレベル表記無いけど、多分MAXと同じ意味合いかな、と。


「んだよっ、そのチート!そりゃマネ出来るわけねーだろっ!」


 と、ブツクサ言いながら弘史も全部脱いで手動収納してた。


「んじゃ風呂場に行くか」


「うっし、どんな風呂かなーっと」


 脱衣所から浴場への通路(これも無駄に長い気がする…)を男二人何も持たず全裸で歩いていって、特に扉も何も無い入り口を通り抜けたら……



「「………風呂じゃねぇっ!!」」




 ……プールでした。

 いや、プールって言ってもおかしくないくらいの広さでした。


 これは絶対にやり過ぎだと思う。

 掃除どうしてるんだ?何人掛かりでやるんだよっ。

 それにお湯だって…あ、これは魔導具でどうにでもなるのか。

 壁に等間隔で並んでるドラゴンみたいな石像の口からお湯が流れてきてるし…。



「…とりあえず、入ってみるか……」


「まぁ、こんな所でマッパのまま突っ立っててもしゃーねぇしな…」



 二人で掛け湯してから浴槽に入ったけど…広すぎて逆に寂しいわっ。

 でも入って座ると丁度良い深さ、胸元辺りまでのお湯で、浸かるとやっぱり気持ち良い…根っから日本人だな、と思う。

 隣の弘史も気持ち良さげに見えるから…まぁこれはこれでいいか。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



──城庭、居残り組、幼女三人



 (ボソボソっ


「じゃあ、そろそろ行こっか!ティシャ、フラウ」


「ほ、本当に、行くのですか…ヒナリィ……」


「もちろん!ママとパパも言ってたでしょ?ちゃんとお礼はしないとねって!」


「…そうですね、こうしていられるのも、ナオトお兄さまのおかげですから…」


「わたくしはちょくせつ関係ないのですけれど…」


「フラウはほら、ヒロシお兄ちゃんにお礼しないとでしょ?えーっと、なんだっけ?せん…」


「せんぞくひょうりゅうしゃですわ」


「そうそう、それになってくれたんだから、そのお礼しないとっ」


「…わかりましたわ…。では、わたくしも行きますわ」


「うんっ!行こうっ!」



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



 男二人で風呂とか、いや、それ以前に誰かと風呂に入るとか、これも何十年振りだろうか…なんてぼーっと思いながらいい湯加減を堪能していた。



「ふぅ〜…無駄に広いのはともかく、やっぱりお湯に浸かるのはいいなぁ……」


「おっさん臭ぇなぁ…ま、同意だけどな」


「同意してる時点でお前もおっさん臭いだろう…」


 なんて言いながら二人でゆったり、本当にゆったり、いや、ゆったりどころじゃない程広々とした湯槽に浸かっていたら…浴場の入り口の方から何やらキャッキャと声が聞こえてきた気がして、何気なーく入り口の方へ顔を向けたら……



「ナーくんっ!おせなかながしに来たよーっ!」


「し、失礼します…ナ、ナオトお兄さま……」


「お兄さま方、失礼いたしますわ」



 ……幼女三人が乗り込んで参りました、身体を洗うための布…タオル?を片手に……全裸で。


 ひぃはあっけらかんとしてその肢体を晒してる。

 ティシャは少し恥ずかしいのかちょっともじもじしてる。

 フラウはお嬢様らしく堂々とした感じの立ち居振舞いだ…全裸だけど。


 皆歳相応…より幼く見える身体付きで、裸でも可愛らしさは全く変わらない…あぁ、小さい頃娘と一緒に風呂に入ってたの思い出す…一生懸命俺の背中をゴシゴシ洗ってくれた娘の事を。



「ひぃ、背中流してくれるのか?」


「うんっ、これもあのときのお礼だからーっ」


「わ、わたくしも、その…お礼ですから……」


「ヒロシお兄さまのおせなかはわたくしが。お父さまのおねがいを聞いてくださいましたので、そのお礼です」


「おー、気が利くじゃん。いいねぇ、んじゃ流してもらおうかなっと」


「そうだな、じゃあお願いしようかな」


 二人とも湯槽から出て、入り口横にある大きな鏡が備え付けられた洗い場に向かい、同じく備え付けられている風呂椅子に座った。

 普通にシャワーも付いてるし、鏡の前の台には石鹸やらシャンプーやらも置いてあるし、こういう所も含めて銭湯っていうか、旅館の風呂?っぽいんだよなぁ…造りは西洋風なのに。

 これもあれか、先に来てた漂流者の功績なのかな…?まぁ、俺達にとっては馴染みがあるからいいことなんだけど。


 俺達が座った所に、俺にはひぃとティシャが、弘史にはフラウがそれぞれ付いて、背中を流してくれるらしい。

 台に置いてあった石鹸を、持ってきてた布でゴシゴシ擦りながら泡立ててる…キャッキャ言いながら。

 うーん…やっぱりちっちゃい娘は何をやっても可愛いなぁ。



「はーい、それじゃぁおせなかゴシゴシしますよーっ」


「ナオトお兄さまの…おせなか、おながしします、ね……」


「では、わたくしも。おせなかおながしいたしますわ、ヒロシお兄さま」



 準備が出来た三人は泡立てた布で俺と弘史の背中をゴシゴシと洗い始めた…そのちっちゃい手で。



「ふぃ〜…あー、キモチいいわー…。フラウっつったっけ?ありがとなっ」


「そんな、お礼を言うのはわたくしの方ですわ。お父さまのお願いを聞いていただき、かんしゃですわ」


「ははっ、それもこっちが礼言いたいくらいなんだけどな。ま、これからよろしく頼むわ、フラウ」


「はい、よろしくお願いしますわ…ヒロシお兄さま」



 何だか弘史が妙に優しいような…ちびっ娘には全く興味無さそうだったのに、リズに対するあの態度見てると。

 あ、違うか、リズだからか…見た目じゃなくて中身の話だな、多分。



「ナーくん、どぉー?きもちいいー?」


「どうですか…?ナオトお兄さま…」


「うん、いい感じ。気持ち良いよ、二人とも」


「えへへー。パパも上手だって言ってくれるんだー」


「そうなんだ。いつも一緒に入ってるのか?」


「いつもじゃないかなー。パパがいそがしい時はいっしょに入れないー」


「わたくしもですね」


 ということは、大体一緒に入ってるってことか…家族皆で風呂とか、羨ましい限りだ。

 でもこれくらい大きな風呂ならいつでも一緒に入りたくなるよなぁ…。

 これ、ちょくちょく入りに来たくなるわ…娘達に背中流してもらうとか、幸せ過ぎてもう…。


「二人ともありがとな。ホント嬉しいよ…」


「ナーくんがよろこんでくれてよかったー、えへへっ」


「よろこんでもらえてわたくしもうれしいです…ナオトお兄さま」


 二人からチューしてもらって十分かと思ってたのに、まさかこんなご褒美まであるとか…最高過ぎです。

 今の俺の顔見て、デレデレし過ぎだっていう皆の顔が目に浮かぶんだけど、コレばっかりはどうしようもないよなぁ、うん。


「おいおい尚斗、いくら気持ち良いっつってもその顔は引くわー」


「しょ、しょうがないだろっ!ホント幸せ過ぎるんだからっ」


「あー、そっちでデレてんのか。ま、おっさんだしな、それなら納得だわ。てっきりロ「だから違うって何回も言ってるだろうがっ!」……そーやってムキになる方が怪しいっての」


 こんな純粋で可愛い娘達をそんな邪な目で見てたまるかっ!

 愛でる以外あり得ないだろっ!ったく、そりゃムキにもなるわっ!


「はいっ、終わったよー!ほかもあらってあげるねっ」


「ナオトお兄さま、うでを上げてもらえますか?」


「あ、いや、他は自分で洗うよ?背中だけで十分…」


 って横見たら弘史がフラウに背中以外も洗わせてた。

 …お前なぁ、幼女に対しても遠慮無しとか、大人としてどうなんだよ?それ…。


「…んだよ?なんか言いたげな顔しやがって」


「………別に。フラウが大変そうだなと思っただけだよ」


「フラウ、大変か?」


「いえ、そんなことはありませんわ」


「…だってよ?」


「………」


 と、言いつつ俺もそのままティシャとひぃに洗ってもらってるわけですが。

 いや、でもやっぱりどう考えてもおかしいよな…背中流してもらうくらいならまだしも、貴族の御令嬢に全身洗ってもらうとか。


「ひぃ、ティシャ、やっぱり他は自分で…」


「……ナーくんのパオルさん、お鼻長いねー」


「……本当ですね……長いです」


「……ヒロシお兄さまのも長いですわ」



「「………」」



 んー、あー、その、何?パオルさん?

 こっちの世界にも象さんみたいな生き物がいるってことですかね……?



「…おい、フラウ。それは…誰と比べてんだ?」


「お父さまやお兄さまですわ」


「あー、うん、三人とも。それは心の中だけで思っておこうな?」


「そうなのですか?」


「…親父さんや兄貴が聞いたらショック受けるからやめとけ、な?」


 …知りたくも無い事実を知ってしまった……。

 いや、そもそも隠すものも何も持たず入ってきた俺達も悪いけど。

 だってひぃ達が来るなんて思わなかったし…。


「わかったー、言わないようにするー。それじゃあパオルさんもあら「「いやっ、それはいいっ!」」……?どうしてー?」


「そこは自分で洗うから大丈夫だよっ、うん、大丈夫っ」


「流石にそこはお嬢ちゃん達に触らせるわけにはいかねぇよっ」


 いくら邪な目では見てないって言っても、直接的な刺激はどうしたって反応してしまうって…。

 お気持ちだけありがたく受け取っておきますっ。


「残りはもう自分で大丈夫だから、ほら、ひぃ達も洗ってみんなでお湯に浸かろう?なっ?」


「そっかー、じゃあティシャ、フラウ、洗いっこしよー!」


 ひぃが先陣を切ってティシャの身体を洗い始めて、三人でわきゃわきゃしながら洗いっこしてるのを眺めながら、俺達は自分で残りを洗ってシャワーを使い石鹸の泡を流した。


 三人も洗い終わったから、俺が順番にひぃ達の身体の泡を流してやったら、三人とも大喜びしてた…何が面白いのか分からなかったけど、喜んでるならいいか。


「よし、じゃあお湯に浸かるか、みんなで」


「はーいっ」


「ヒナリィ、いつもみたいにとびこんではダメよ」


「えーっ」


「今日はお兄さま方がいるのですから、とうぜんですわよ」


「むぅ…わかったよー。じゃあ、ナーくん!早く入ってーっ」


 そう言いながら俺の手を引っ張って湯槽まで急かすひぃ…何するつもりだろ?

 急かされたまま湯槽に入ってゆっくり座ると…ひぃが俺の上に座ってきた。

 あぁ、これがしたかったのか、なるほどね。


「へへー、ナーくんの上ー」


「ヒナリィったらもう…えっ、フラウまでっ!?」


 俺と同じ様に弘史の上にはフラウが座ってた。

 弘史も別に嫌がってる感じは全然しない…やっぱりリズ限定なのか、あの態度は。


「これはいいものですわね…クセになりそうですわ」


「また背中流してくれるってんなら、こうしてやってもいいぜ?」


「それは願ってもないことですわっ」


「ふ、二人とも、ズルいですよ…っ!」 


「ひぃ、ほら、ちょっと横にズレて。ティシャ、おいで」


「ナオトお兄さま…ありがとうございますっ」


 こうして俺の上にはティシャとひぃが、弘史の上にはフラウが座って、皆でほんわかしながらゆっくりお風呂を堪能した…。



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