表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

プロローグ

 

 ある国にトリスターという名の悪徳の一族がいた。かの家は非道の限りを尽くし、人を人とも思わぬ悪魔の所業で力をつけ、いずれは王家の転覆をも狙っている……。


 ──らしい。噂というやつは人の間を泳ぐうちにどんどん尾ひれがついて大げさになるものだ。ことトリスター家においては見た目の恐ろしさも相俟って妙な信憑性があるもんだから余計に。

 現当主は今の妻を娶る時、御伽噺の悪魔よろしく目をつけた娘を攫って無理やり手篭めにしただとか。

 その長男もまた人形姫と呼ばれた社交界の花を摘み取って婚姻しただとか。

 男だけじゃない、美貌に恵まれたその娘たちは良家の男たちを誘惑して陥落させ強引に嫁いだだとか。




 悪評を挙げれば底尽きないトリスター家だけれども、これから繰り広げられるお話はその悪評の裏にある、真実《現実》。


 それらはきっと外野の人々が思うほど、面白くはない。そしてその想像よりもずっと、普通のお話。







トリスター家のきょうだいたちの婚姻に関するあれこれを書きました。七人きょうだいである彼らがてんやわんやと恋する様を、お楽しみいただければと思います。よろしくお願いします。


このお話はナターシャ以外のきょうだいたちがメインのものとなっております。彼は私を愛さないの続きはありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ