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時間が押してます!

魔王に言われるまま俺は冒険を始めた。

最初は魔界なんて!と思っていた俺だったが、慣れれば平気だ。魔界にもいい奴が・・・ってなるか!!なれるはずがない。ムリだ。よく偉い人とか「何事も挑戦じゃ!」って言ってたりするけどムリだからね!?

当たって砕けろ?砕けたくねーよ!あぁ、ムリ。きっとあれだろ?この魔王の部下がいる部屋とかさぁ。きっと開けたら終わりだよね?つーか、魔王の部下ってどんなんだよ!

岩みたいな巨人とか、頭 爆発中の魔道士とか?絶対、隣歩きたくねーみたいな奴らだろ!!

「あの、早く入ってくれませんかね?時間の方、押してるんで。」

「いや、俺 今すっごく大切な事考えてるんで。これで人生 決まっちゃうんで」

「いや、でも」

うるさいなぁとか思って見たら、めちゃくちゃ可愛い子。

「本当に時間やばいんで!魔王様に怒られるんで!」


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