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ほんのり恋愛短編

いいほうにとらえましょ

作者: ゆいひ

待ち人が来てくれないなら、自分から行けばいいじゃない


友達以上恋人未満。そんな彼が私よりも早く就職した結果配属先が遠くて会えなくなってしまったのが去年の春のこと。私より年上だから先に社会人になるのは仕方ないけど、会えなくなるとは思わなかったなぁ。

自分から会いに行くのも一つの手だと思ったけど、自分は国家試験を年明けに控えていたせいでそんな暇なかったし。

一年の終わりに、彼とこんなに長く会えなかったのは初めてだったなと思い返しながら年を越したのは、数時間前。




「無事お参りもできたし、絵馬も書いたし!!ね、おみくじ引いていこうよ。」

「いいけど。」


「んー。中吉か。あ、でも受験上手くいきそうな事書いてあるからいいか。そっちはどうだった?」

「・・・小吉。」

「うわ、また微妙な。受験大丈夫そう?」

「これあれだ、小さなことからコツコツと的な事書いてあるから、やっぱ基礎からきちんとしろってか。」

「現状ばれてるのかよ。うける。」

「うるせー。」


じゃあねー、課題頑張れよー。と言いながら正月だろうとなんだろうと元気が良すぎる友達と別れて家に。


それにしても。

「待ち人は遅くなる。ねぇ。」


これは、あれかな。やっぱり、会いに来てくれるの待つんじゃなくて、向こうに押しかけに行けばいいのかな。





数ヶ月に一回会う程度だったけど、連絡とるのはいつもこっちから。「次こそはそっちから誘ってくださいね」の言葉は何度言ったかわからない。


ご褒美がないと頑張れない私は、受験に無事受かったら、押しかけてでも会いに行くのもありかなって思いながら頑張ってきた。


だから、これは





受験ちゃんと頑張って、無事に合格して



報告ついでに押しかける勢いで会いに行けばいいってことだよね。






会えなくなってから、友達に恋愛とは何かを聞かされまくって、あなたへの思いが恋愛として好きだと自覚したんです。


だから、次に会う時は


覚悟しておいてくださいね。

受験生がなんで小説書いてるのという突っ込みはお待ちしておりません。

課題が嫌になって息抜きしてるとか言えない……

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