表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

with you

作者: さゆみ


あなたと手を繋げるのが

たとえ高いところしかなくても

宇宙までは行きたくないよ

二人でブラックホールに呑まれたくないよ

小高い丘の上で近しい空を見上げたい

たとえ月が隠れていても

星の光が弱くてもいい



あなたと手を繋げるのが

たとえ深いところしかなくても

深海までは行きたくないよ

二人で暗黒の中 沈没船に囚われたくないよ

光の粒が零れる海でイルカと戯れる

たとえ海水がとても辛くても

大波に揉まれてもいい



終わりなんて天も地もわからない

きっと粉々になって

あなたの腕もわたしの胸も消えるから

二人の声は終わるから

心はどこにあるの?

そんなの見えないよ

見えない



あなたと手を繋げるのは

ここに生命(いのち)があるから

行けるのはまだ中途半端だから

生けるのは辿り着かないから

手を繋いで 二人で噛み締めあえれば

本当はどこだっていいよ

そんな当たり前のこと笑っちゃう?

一緒に




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ