詩 1人占め
掲載日:2026/04/23
1人占めしたい。
誰って、もちろん彼氏のこと。
彼は「お前だけだよ」って言ってくれるけれど、どうしても心配してしまう。
自分に自信がないわけではないのだが、「あの子、可愛い」「あの子、綺麗」と他の女の子と自分を比べてしまう。
「好き過ぎて、頭がおかしいのでは?」
友達にからかわれるが、上手く生きたい。
ぐちゃぐちゃ考えて、うーと唸る。
どうすればいいんだろう?
もう少し痩せようか、それとも髪型を変えてみようか。
色々と考えてみる。
「この人は、私のものよ」
大きな声で叫びたくなる。
私だけを好きでいて欲しい。
私だけを愛して欲しい。
ピコピコ、プシュー。
脳が疲れすぎて、ダウンした。
せめて、彼の制服の袖を引っ張ると、
「お前、可愛いことするじゃないか」
褒められた。
良かった、これで。
深く安堵する。




