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  作者: F
1/1

フライパンに卵を割り入れようとしたら殻が入ってしまった。

今回もうまくいくはずだったのに、想定外だ。

黄身がつぶれて白身の方まで広がってしまった。

「…。」

しばらくして火を通すまで、沈黙が続いた。


私は高校を早退して、ひとり暗い家の中にいた。

ばれるのも時間の問題だ。

「体調が悪い」という口実を残して逃げてきた。


逃げられてしまったのだから、逃げたっていいだろう。

そんな邪念が頭をよぎる。

親になることは、必ず責任が伴う。

お腹の子どもの為にも、本当は逃げたくなかった。

向き合いたかった。


「殻が入っちゃったね、ごめんね。

卵焼きにしようか。」

そう言って箸で身をかき混ぜる。


私の中の不純物も取り除けないかなぁ。


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