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配膳猫ロボにだけ働かせてないですか

作者: ご異見番

配膳ロボットの本格的普及は、世界中で流行した新型コロナの拡大により、人手不足を補うために導入された。また、日本では急激な人件費の高騰により配膳ロボットの導入が拡大されていった。


本文では、配膳ロボットを配膳ロボや猫ロボと呼びます。また、レールを走るタイプではなく、自律性の自動配膳ロボットを指します。


猫ロボの頭を撫でる反応するのは可愛い。一緒に帰る?

 わたしが住む人口10万人に満たない街にも配膳猫ロボが導入されています。

 配膳猫ロボを導入する店舗の主な理由は、ホールの人件費を抑えるため。

 それまで、ホールに数人の店員が動き回っていた。

 近年の最低時給の高騰により人を雇いにくくなった。


 先日、猫ロボのいるお店で食事をしたときのこと。

 厨房には2人。ホールは4人か5人。猫ロボは2台。

 猫ロボはひっきりなしに動き回る。ホールのアルバイトたちは客に背を向けて談笑。

 大変儲かっているお店なのでしょう。ホールの20代の男女は懸命に笑いながら声を上げながらたまに猫ロボに商品を乗せて卓番号を打ち込み走らせる。それが終わるとまた談笑。


 思うのです。

 猫ロボ導入した意味あるんですか?


 基本は、人の接客で補助として猫ロボが動く。

 談笑するための猫ロボでよいのですか?


 ジョッキに入ったビールを猫ロボが運ぶのですが、人とぶつかればジョッキに入っていても倒れます。また、取るときに倒してしまいかねません。それを考えると飲み物くらいは人が運べばよいのではと思うのですが。


 その日は席の半分も埋まっていません。かなり暇な平日。4・5人もいれる必要もないくらい。

 繁盛しているのはありがたいことですよ。潰れやすい店よりかはずっとありがたい。

 そんなに談笑できるくらい暇なら、猫ロボに頼らずホールの人員だけで足りるでしょう。

 

 客の立場からすると猫ロボに運ばれるよりも店員に提供してもらったほうが良いことのほうが多い。もちろん、苦手な人もいる。そういう人には、これまで通り猫ロボに運ばせてもよいでしょうが。


 配膳猫ロボが良い人とそうでもない・どちらでも良い人と人間に運んで欲しい人がいる。

 選択肢の一つに選ばせてもらえるとよいのですが。


 猫ロボ導入している店の多くは、タブレットから注文する店が大半じゃないかな。

 このタブレットから配膳方法を選んでもらえばよいのではないか。また、手が足りないときや3回に1回は猫ロボが運ぶかもしれないと但し書きを入れておくとトラブルは避けれるでしょう。

 熱いラーメンの器やジョッキに入ったアルコール。これは、人になるべく運んで欲しい。


 猫ロボの設定が悪いと取りにくくなることがある。

 どこ向いてるの?真正面向かれても。横向いてほしいのに。


 熱々のラーメンやコーヒーを器だけ取ろうとすると危険です。トレーがあっても落とさないようにラバーがあるためすべらせて取り寄せることがしづらい。その間にこぼれてしまうことも。

 商品によっては、人が提供するようにならなければただただ不安な店になって今う。


 店によっては、猫ロボが心配で遠くから見守るホールスタッフ。だったらあなたが運んで。

 

 先日のお店でのビールは、頼んでも居ないわたしの元へ。

 猫ロボは「取ってほしいニャー。困ったニャー」と悲痛な叫びをわたしに。

 お酒あまり得意じゃないですし運転するので飲みません。そもそも頼んでません。

 そうしてる間にもビールの泡は下がっていきます。

 店員はそれでも談笑。談笑してバイト代貰ってるのか繁盛店なんだな。


 猫ロボがあまりにも可哀想なので、店員を呼ぶと再度設定し直して猫ロボに運ばせます。

 つい要らぬことを言ってしまいます。


 「ビールの泡がもう半分もないんだ。入れ直してあなたが運んだほうがお客様は喜ぶよ」


 ビール好きな人は、泡は少なく液体の方を増やしてほしいと願うことはあっても、泡が減って液体だけは願ってもないし気分を悪くしかねない。

 ビールには黄金比という後付けなものがあり、2割~3割泡で旨味を逃さないフタ代わりに泡をあえて入れるようにレバーを反対側に倒し入れます。

 あえて入れた泡が減ってしまうと興ざめなんですって。

 生ビールならまだ泡が残りやすいのですが、発泡酒だと泡が消えやすいので。


 それだから、ホールの人員で運ぶのが手早く美しい状態で提供でき、頼んだお客様もまた心地よいのです。そこを理解してない店側の怠慢さ。


 接客業というのを理解せずに働かせる店長やオーナーの思考に問題がある。

 6割ホール、4割配膳猫ロボ。

 これくらいの気概があると頼んだ料理が美味しく感じるのですが。


 猫ロボのいる店のほとんどは安さを売りにしてるところがほとんどではありますが。

 取り損ねて落とした商品は、客の責任だ。というのはすでに接客業から撤退した店だとわたしは思う。

逆転現象が起きてるのを度々見ることがあり、その中でも使い方間違えてますよね?というのを一例に出しました。

ホールが足りてないからの導入だったはず。

なんだか意味のない猫ロボにいつか反逆してほしいと願いココに記しました。


猫ロボの反逆。

早く取ってほしいにゃー

たまには休ませてほしいにゃー

猫は基本仕事しないにゃー

遊んで暮らしたいにゃー

働きたくないにゃー

悲しいニャン

迷ったにゃー

たすけてほしいにゃー

お前らいつまで遊んでるんだにゃー

いい加減はたらけにゃー

お前が持ってけにゃー

自爆ボタンポチッとにゃー

どーん

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