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図書館で

私はその日の夜に気づいた。


もしかしてエミリーって全体的なステータスがとても低いのではないか!?


魔法だって、あんな序盤の雑魚スライムも倒せないぐらいの弱い火の粉がでたし、

あれ?私の思ってたのと違うんだけど!?

だって、エミリーは超貴族の家で生まれたんだから、もっと勉強ができたりとか魔法だってゲームの世界では位が高いほど魔力が高いって聞いたぞ?

じゃあ、あのしょぼい攻撃はどういうことよ!

これは、ヤバいぞ。「最強になる。」どうこうの話じゃなくて、そのスタートラインにすらまだたどり着いてないのか?

魔法学のほうはまだ、勉強すればなんとかなるけど、魔法のほうはどうすれば…。

そのたもろもろ、明日近くの図書館で調べてみよう。



図書館に着いたが、いくつか不可解なところがある。馬車で図書館に行く途中、周りから白い目で見られたりしたのだ。

そして、図書館に着いてからも職員とかにも白い目で見られたり、あんまり良い印象じゃなさそうだった。

よくよく思い出してみると、エミリーの今までの行動はひどいものだった。

その美貌で町の男と遊びまくり、コックが出した料理も気に入らないものはすべて床へ放り出して、それにエミリーの前へ歩くものを蹴っ飛ばして歩いてたんだから。たとえそれが子供や子犬であっても!

なんつー悪役令嬢!そりゃ、周りから白い目で見られるわ。

手持ちのノートにやることとして、村人からの信頼。と書いた。

さあ、早速魔法に関する本を見つけなくては。

だが、この図書館は、広いしそもそもどこに置いてあるかわからないので、職員さんに聞いてみることにした。

職員の女の人を見つけたので、近寄ってみると、その職員さんは私から遠のく。

ん?もっかい近づいてみる。職員さんが遠くへいく。

近寄ってみる、職員が遠くへ行く。

んんん?これって…。避けられているのかしら?声をかけてみる。


「あの…。」


と、声をかけたら職員さんは青ざめて、「え、エミリー様。なんでございましょうか。」と、謎に私を怖がっているのだ。


「えっと…。ま、魔法学の本はどこですか?」


すこし、困惑しつつ聞いてみる。そしたら


「えっと、私をからかっているんですか?エミリー様。エミリー様がお勉強など…。」


と、返事を返された。


???


私はどんだけ信頼がないんだ?これは重症だぞ?

しばらく固まってると、


「エミリー様、そんなに睨んで…ここからどけとおっしゃてるんですね!」


と、言ってそそくさとどこかへ行ってしまった。

いや、解釈がおかしい。私、何も言ってないよ?ただそこに突っ立ってただけどよ?

しょうがない。ほかの職員にも声をかけてみることにしよう。

今度は近くにいる男の職員さんに聞いてみる。


「あの…すいません。」


「ひい!エミリー様!すみません!」


と、言ってどこかへ行ってしまった。

えー…。とりあえず、ほかの職員に…。


<数分後>


…話しかけたら全員どこかへいってしまう。どういうこと?私ってひどい行いをしてきたことはわかってるけど、まさかこれほどまでとは…。

あ、あそこに話しかけたことがない職員さんがいる。


「あの…。すみません…。魔法学の本を探していまして、どこにありますか?」


「え、エミリー様!え、っと…魔法学の本はあそこの6番目の棚にあります。」


やっと、聞き出せた…。


「ありがとうございました。」


「え、いや、はい。どうも。」


職員はひどく困惑した表情だった。ただ私はお礼を言っただけなのだが。

そして、その日は魔法学の本と魔法に関する本を借りて帰った。

自室のベッドにボフンと勢いよく飛び込んで、思った。

明日は、村人の信頼度を上げよう。


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