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第9話:未知のセカイと初めの|交流《繋がり》

ようやく更新。遅くなって本当に申し訳ないです。








う〜ん。ああ…ー。私気絶ばっかりしてる…?うーん…。まだ眠い…。

《〈回避〉がLv2になりました》

《〈気配察知〉がLv4になりました》

《シークレットエリア[??????の洞窟]を発見したため、報酬としてSP5を取得しました。この情報はNo7の権限により秘匿されました》



ちょんちょん。

私を触っている感触がある。


いや、確かにちょんちょん、程度ではあったのだろう。叩いた本人からしたら。しかし。

実際には地面を揺らす程度の揺れと強風の吹き荒れる事態となっていた(らしい)のである。


「うわああああああああああ!?」


敵!?いや、私イノシシに追っかけられて…何故か落ちたんだよね。っていうか死んで無いじゃん!マジか!



ッハッ!そういえばゼロは…私が全力で庇ったから、無事だといいけど。落下ダメージで死んでました。とかだったらホントに笑えない。


寝転がった状態のまま急いで横を見ると、どうやら、ゼロも死なずに此処にたどり着いていたようだった。なんか気絶してるみたいだけど。


良かった…。死なせずに済んだか…。

最重要事項を確認し終え、一瞬ホッとする私。…しかし、さっき私に触ったのは一体なんなんだ?ゼロは寝てるし。かといって、敵なら起こすような行為をせずに無防備な私達を襲うだろうし…今別に攻撃されてないし…。


ドウン!


再び肩にすごい衝撃が。


「何っ!?」


「…………………」


急いで体を起こし振り返ると………







竜がいた。



「う、うわああああああああっ!!!」

必死にゼロを確保してから後ろに後ずさる。背中は向けないように。


待って待って絶対死ぬやつでしょこれ!あ、いやでも…敵意はないのかな?


目の前の竜はこちらをじっと見つめるだけで、何もしてこない。


目の前にいたのは体長3mくらいの大きな竜だった。所謂ドラゴン。二足歩行の。

全身が黒く、鱗がつるりと輝いている。目は赤と銀(いや白か?)のオッドアイ。全身から黒いオーラのようなものがでてはいるが、何故だか邪悪なものは感じない。



Lv上げのために…これから死ぬかもしれんから強い者から少しでも得なければ


「〈識別〉」

《〈識別〉のLvが上がりました。現在〈識別〉Lv10です》


このLvの上がり方。さっきのイノシシズよりもダントツで強い。

当然のごとく結果はなし。まあ、そうでしょうけど。名前くらいは分かってもいいんじゃないかな?


一応臨戦態勢になる。いや、どうせ負けるなら逃げ切ることを考えて…

未だ気絶しているゼロを抱えて逃げられるように足だけ移動させておく。


その時、竜がゆっくりと口を開いた。


「*****。**********」


「コミュニーケーションが取れない…」



《スキル〈竜言語〉Lv1を獲得しました》

《称号【竜種との会合】を獲得しました》


スキルリストに出る前に取得できた。

っと、その前に…



「すみません。敵意はないって事でいいですか?」


首を縦に振る竜。風圧ヤバイ。


「私の言葉がわかるんですね?でも、私は貴方の言葉がわからないので、yesなら首を縦に振って、noなら首を横に振ってくれませんか?」


これに対しまたも竜は首を縦に振った。よし、どうにかコミュニケーションは取れるみたい。


「まず、此処は上にある大きな木の下にある…洞窟?って事でいいですか?」


これはyesか。


「この近くに街はありますか?」


これもyes。


「ありがとうございます…まあ、私は街には入れないんですけどね。此処から地上へはどう行けばいいですか?」


すると竜は首を振り、いくつか広がっている通路の一つを指した。


「成る程…ありがとうございます。えっと…その…し、しばらくここにいてもいいですか?」


竜は少し熟孝して…首を縦に振った。


「******。************。」


《〈竜言語〉が成長しました。現在Lv1、熟練度1/1000》

《?????の地をリスポーン地点にすることが可能です。設定しますか?》

これはyes。いやはやどこに飛ばされるかわかったもんじゃないしね。


聞くことによって成長するんだ。竜言語。これはしばらく質問責めにして聞きまくろうかなー。ウザがられるかな。どっちにしろ、しばらくここにいていいらしいので、せいぜい居座りますかね。ここの敵が倒せるまでは出来るだけこのセーフティーゾーンで生活したい。


《〈竜種〉と一定時間一緒にいたため、〈魔物の気〉がLv26になりました》






ヒエっ…!



街への道が一歩遠ざかった…!?


………いいもん。私にはゼロがいるもん。もふもふ。


「んん…?うう…あれ?私は……?」


「あれ、起きたー?」


と、言いながら竜の目の前にゼロを差し出す。つい悪戯心が。


「ん?…うあああああああああああああああ!?」


まあ。そうなりますね


「ごめんごめんゼロ。この竜さん敵意はないから安心してー」


ゲシッ!


痛い痛い!

ゼロからのアッパーをくらう私。何気に痛いし!やめて下さい!


「ストップストップゼロ!ごめんて!」


「この人はっ…!」


…………………結局満足するまで殴られてしまった。


「はあ…取り敢えず現状は分かり…………………それと、庇ってくれてありがとうございます」


「いいよ〜ゼロを死なせるよりか生き返れる保証のある私が盾になったほうがいいでしょ。適材適所ってやつです。そうそう、この近くに一応人里があったりするみたいだけど私入れないし。というかこの竜さんといると〈魔物の気〉のLvが上昇するみたいで、逆に入れない方に突っ走ることになるんだよね」


「ああ…つまりしばらくぼっち確定ですか」


言うなし!


「いいもん!ゼロいるし。サモナーだからこれから仲間増やすし!」


「そうですね。では、一応洞窟からの脱出を当分の目的にするんですよね?」


「うん。竜さん曰くあっちの通路から地上に出れるみたい。こっちの言葉は聞こえるんだけど、私がまだ〈竜言語〉成長させてないからあっちの言ってることはわからないんだけど、このスキル聞くことによって成長するみたいだから、竜さんに頼んで色々お話ししてもらいたい所」


「…分かりました。でですね、今思ったんですが、このフィールドも恐らくさっきのイノシシ達と同様の難易度のフィールドだと思うんです。つまりですね…詰んでませんか?これ」


「それな…直視したくない現実。絶対Lv1一人で倒せないのが出てくる気がする」




…一応一つセコいけどどうにか出来る手段はある。敵の種類次第だけど。




「取り敢えず、此処がしばらく拠点になるかなー。竜さんには申し訳ないけど、スペースを貸してもらおう」


「あそこまで人に友好的なのもちょっとおかしいですけどね…」


たしかに、称号効果にしてもいきなり落ちてきたよくわからん人と獣一匹を敵として見るわけでもなく、親切に道を教えてくれるっていささか虫がいい気もする。


「…今はこれしか現状を変える方法がないし。やられたらそれはそれで私達が弱いのが悪いし」


「弱肉強食思考なんですか。セインは」



「今、呼び捨て…」




マジか。



「いや、一応パートナーな訳ですし?さんはちょっとよそよそしいかな…?なんて?うわっ!?」


「なにこの可愛い生き物」


もうギュってしてもふもふしてやる!





再びもふもふ。




「はい!切り替えましょう!…と言っても、何をしましょうか」


「うーん。取り敢えずスキルの確認じゃない?さっきイノシシズに邪魔されて全然確認できてなかったこともあってさ。色々スキルも試したいし」


「セインがしたいならそれで良いですよ」


取り敢えずもう一回ステータスオープン。



セイン Lv.1


職業:サモンクリエイター(創造召喚士)


種族:魔元素族 キャパシティ:1000


HP :500

MP :100

HG:1000

STR :15

VIT :15

INT :30(+10)

MND :15

AGI :35

DEX:25

LUK :35(+5)


スキル

・打撃系

〈杖術〉Lv1

・魔術・魔法系

〈闇魔法〉Lv1〈光魔法〉Lv1

 ・生産

〈錬金術〉Lv1

 ・収集

〈採取〉Lv5

 ・鑑定・捜索系

〈気配察知〉Lv4〈識別〉Lv10

・強化系

〈回避〉Lv2 〈付与術〉Lv1〈真・物理耐性〉Lv1

・その他

〈節約〉Lv1〈竜言語〉Lv1熟練度1/1000

 ・デメリットスキル

〈魔物の気〉Lv26〈非属性脆弱〉Lv??〈成長限界〉〈創造の輪廻〉

◉種族スキル

〈魔素操作〉Lv1〈魔素解析〉Lv1


◉複合スキル

〈魔色視〉Lv1〈混合召喚〉Lv1


◉ジョブスキル

創造者(クリエイター)→イラストレーター

〈想像展開(絵師(イラストレーター)専用)〉Lv1〈色彩操作〉Lv1〈カスタマイズ〉Lv1〈想像→創造〉Lv1

◯サモナー

〈召喚〉〈送還〉


残りSP7


称号

【魔の真理の探求者】【友誼を結ぶ者】【神との会合】

【愚かな者の足掻き】【チーン(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)】【竜種との会合】



長い長い。短時間に非常に濃い経験をした気がする。



「じゃあ、懲りずに確認と実験行きましょうー!」


取り敢えず、確認できていなかったスキルの説明を見て行く。



〈付与術〉は…想像通りにバフやデバフをバラまけるスキルか…最初に使えるのはATK上昇、VIT上昇、AGI上昇だね。戦闘の前に全部かけとこうかな。HP自然回復とMP自然回復が欲しいな…。多分休憩したりする事で少しずつ回復するみたい。此処に来る前に消費したMP分はもう回復している。


〈竜言語〉はその名の通り竜の言葉が話せるようになるスキルだけど…熟練度とLvの関係がわからないな?まあ、聞いてればいずれ分かるようになるかなー。




それから…おっ!これは…


〈節約〉Lv1

魔法発動時のMP、スキル取得時のSP消費が1/20減少する。減少分小数点切り捨て。




ルーレットでもらったスキルだけど相当有用だよね。Lvを上げたら消費が抑えられるみたいだし、もっともっとLv上げたいかな。まあ、魔法を使ったりSP消費したりすれば増えるよね?


〈真・物理耐性〉は種族スキルで、被物理ダメージがー30%される代わり、被魔法ダメージ+20%か…要するに魔法に当たるなってことか。〈非属性脆弱〉も相まって私の魔法耐性が酷いですねハイ。



後は新しく絵師(イラストレーター)を選択して出たスキルと、称号だよね。



〈想像展開(絵師(イラストレーター)専用)〉Lv1

自身専用の[想像空間]を展開できる。展開できるシステムは第1ジョブ詳細に準ずる。[想像空間]内では自分のシステムに応じ創作活動が可能。また、その他生産に補正をかけることも可能。



発動して見ないとシステム自体がよくわかんないな…。自分の創作活動がこれに活かせるなら、これ以上私に合ったスキルはないだろう。取り敢えずこれは後回しで次行こうか。



〈色彩操作〉Lv1

[色]に結びつけて魔素、魔力を操作できる。〈魔色視〉と同時発動でなければ効果を持たない。また、自身の生産品に色による効果を持たせることができる。




成る程。これはさっきのあのちょっと気持ち悪い奴と一緒じゃないと効果が見込めない、と。魔素や魔力という概念とはまた違って、[色]という特定条件に作用して魔力や魔素を動かせるってことか。多分、毒にも薬にもなる、トリッキーな立場だと見た。これに関しては色々検証が必要だから、あとで実験だな。






うーん…


「私のスキルってなんでこうも面倒そうなのが多いんだろ…?」


もうちょっとこう…使い勝手がいい物がないんかね?これが「私」の姿だから文句を言いたくはないが。



「うーん、確かにちょっとどう扱って良いものかわからないスキルが多いですね…?これから実験して効果の確認をするんですよね?」


「一応ね…」


ていうか今戦闘らしいことは一回もしてないからサモナーがお仕事してない。


「あ、なんか発見報酬とかなんかでSPもらったんだよね。スキル取得しとこう。〈料理〉スキルほしいけど、何かしら調理しないとスキルリストに出ないよなー」


と言いつつささっと操作して〈隠蔽〉をSP3で、それから残りで弱点を消すためにをほかの属性の魔法を取得したいんだけど、関わったことがないからかまだ取得はできない。どうせならSP貯めておいて、後で一気に取得しちゃおう。



そんなこんなでステータス画面を覗きつつゼロとあーだこーだ言っていると…


ピコン!ピコン!


「ん?通知音?」


「メッセージの受信音ですよ」


「えーと…あ!みかんからじゃん!もうログインしてたのかー」



メッセにはこんな感じのことが書かれていた。



from:虚無

at:セイン

件名:ログインしたよ


取り敢えずログインしためう。PNが虚無で種族は|道化師〈クラウン〉。絡め手とAGI、STR物理特化で行く予定なんでよろしく。多分暗殺者スタイルなるわ。あと、銃作れる手段があったら送って。


そっちの近況もよろ


P・Sフレンドコード送っとくから登録しといて。で、こっちにもコード送ってー



ふんふん。まあ、ひっじょーにみかんらしい構成だな。暗殺者スタイルってことは魔法捨てるんかね?PTの構成的に魔防がクソになるけどどうしよっかね。まだちょっと成長のビジョンを定めてないから暫くやってみてから私もプレイスタイル決めてくか。


それと、PN虚無とかあいつ以外の何者でもないし、まあ間違えることないと思うけどリアルネーム出さないように注意しないと。


じゃあとりま返信かね。


「お友達ですか?」


「うん。私のリアフレ。PN無って言って、ちょっと思考が不安定(危ない)な功利主義の人。超ネット民だよ〜」


「そらまたキャラ濃そうですね」


「うん。そこそこみんな濃いけどね。私のリアフレズ」




from:セイン

at無

件名:了解!


連絡乙ー。PNセインで、種族は魔物の魔元素族って言う謎種族。見た目霧状だし魔物なんで暫く街では会えないと思っといてくれ。ネ友とPT組んでやっててー。多分万能型なるから、盾いないんで回避盾やる予定ー。今割と積みゲー状態なうだから、明日学校で説明するわ。


フレコ送っとく




こんな感じで返信。まあ、いつも連絡取ってる時と同じノリだからお互い割と口調が乱雑だね。



「あ、称号チェックし忘れてた」


【竜種との会合】

初めて竜種に出会ったものの証。竜、龍系モンスターの親密度が上昇しやすくなる。


想像通りか、これ。まあ、メリットには変わりないね。放置で。


「取り敢えず確認終わったし、スキルとか色々実験したいな。スペース足りるかなぁ…」


「そんな大規模なことするわけじゃ無いですし大丈夫ですよ。…竜に見られながらってのも不思議な気分ですけど」


そういえばさっきからずっと見られてるな…綺麗な二色のオッドアイが私の方向を見つめている。そんな穴が空くほど見られても大したことはしないんですが。



「ん〜?何から実験しよっか?ゼロが気になってるやつは?」


話を逸らすようにゼロに聞いてみる。


「私は〈想像展開〉が気になりますね。恐らく創造者(クリエイター)限定のスキルですし、直接的な攻撃系スキルでは無いので、誤って誤爆してしまう事も有りませんし」


誤爆ね…このゲームFF(フレンドリーファイア)あるから確かに怖いか。


「そっか。じゃあ、それから行こう!〈想像展開〉!」



ブンっ…


「「おおおおおお〜!」」


「やば!すごいよこれ〜!」



そこに広がったのは、どこか不思議な、半透明の虹色の光を帯びたドーム型の空間。大体直径5メートルくらいの綺麗なドームが私達を覆っている。私達を囲う虹色の光は、様々な色に変化しつつも、温かみを忘れない色をしていた。現実(リアル)では有り得ない景色に思わず声を上げてしまう。



「凄い…」


「これは綺麗ですね…」


私達が綺麗な景色に感動していると…


ズシンッ!ズシンッ!


突然綺麗な景色に似つかわしくない重い音が響く。見れば、竜さんが立ち上がり、此方に向かってゆっくりと歩いてきていた。



「えっ!?っちょ…?なん、ですか?」

「ひええ…」


ささっと私の後ろにつけるゼロ。やられるんならやられるんだから覚悟しようぜ?


竜さんは、何をするでもなく、ただじっと私の方を見つめている。ゆっくりと虹色の空間に触れ、確かめるように触っている。特に入れなかったりするわけじゃないみたいだけど、なにしてんだろ…?


「えと…気になるけど、続きする?何か邪魔したいわけじゃないみたいだし」


「そうですね」


先程は気づいていなかったが、ドームの中心。私の腰くらいの高さのところに大体80cm四方のキャンバスが浮かんでいる。真っ白で、なにも書かれていない無地のキャンバスだ。


「これなんだろう…?」

そう言って近づいてみると…


キャンバスは私が近づいた瞬間に大きく輝きを増し、そのキャンバスに一言…誘うような淡い輝きを放ちながら自動的に文字が紡がれた。



Are you a creator?






………。


あったりまえでしょ!


「I am a creator!」


そう返答した瞬間、キャンバスの前の空間にドームの色が一気に集まって、まさしく色の本流が出来始めた。




そしてその流れが収まった時…私の前には美しい色の小さな絵筆が浮いていた。絵筆全体が淡い虹のような光を纏っていて、非常に幻想的な光景である。そして…その絵筆の周りに様々な色が表示された画面。まさしくお絵かきソフトに類似した画面が現れたのだった。




「これが〈想像展開〉…。テンション上がるね」


「取り敢えず綺麗ですね」



VRMMOの世界でも自分が絵を描くことを能力にできるのかと若干ハイになっている私は、ささっと絵筆を〈識別〉する。



想像と創造の絵筆:☆?:レア度:唯一(オリジナル)

想像と創造の源。全てはここから生み出される。何を生み出すかはあなた次第だ。創造者(クリエイター)



物の情報、とう言うよりかはメッセージの様な文が出てきた。


「何を生み出すかはあなた次第だ、か…面白い」


「好きなんですね。目がキラキラしてます」


「うん。何かを作ることはいつになってもやめられないね。きっと」


そう言って絵筆に手を伸ばそうとした時…


ピピッ ピピッ




無機質な機械音が耳に響く。

「あ、時間制限か。ごめん。一回落ちる(ログアウトする)ね。帰ってきたら他のスキルの実験して、竜さんに挨拶してから一回セーフティエリアの外に出てみよっか。ゼロもゆっくり休んでね」


「分かりました。貴方が戻ってくることを待ってます」



初ログインでここまで濃い体験ができるとは思わなかった。どう転ぶかはわからないけど…きっと、この先の世界を、私だけの創造をこれから楽しむことができそうだ。明日みかんに早速話そっと。




そんなことを思いながら私はログアウトした。










「ふう…」


VR世界から戻ってきて体を起こすと、そこはやはり自分の部屋だった。けれど…


「本当に楽しかったな…」



霧になった時の変な感触。神への怒り、ゼロとの出会い、魔法を使ったり、竜さんにあったり…。一つ一つがまるでリアルに起きたことの様に鮮明に蘇る。


「明日もログインしますか!」





そう言ってまだ見ぬ明日の冒険にワクワクしながら、彗は眠りにつくのだった。



竜さんの好感度が高いのは、実は隠しステータスが影響しています。

そうでなければ襲われて即リスポーンです。ゼロを庇ったことと、LUKの高さと、ステータスが被って発生した本人が知らないだけで半分奇跡な状態です。



ゼロの目線書いた後、リアル回になる予定。更新はいつになるか分かりませんが、出来るだけ投稿したい…(信用できない)

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