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まほうしょうねん。  作者: ナカユビヒメ
7/8

6話 チュートリアル?

「全然いないじゃん・・。≪外敵≫。」


外敵が近くにいたらそれらが発する魔力にステッキが反応し、教えてくれるらしい。


「やぁ 風君!魔法少女ライフ、楽しんでる~?」

「うわぁぁ!!」

びっくりした・・。なぜリッカはいつもいきなり出てくるんだ・・。


「で、何の用だよ。」

「いや、外敵倒してるかなって。」

「そもそも見つかんないんだが・・。コツとかないの??」

「努力あるのみ!・・っあ!風君後ろ!」


ん?ただの犬ではないか?あれが外敵??


「それが敵なんだよね~。」

そうリッカが言っているとこっちにきた。


それなりに可愛い。こいつがマジで敵なのか?


「お手!」

俺がそう言うと、犬が・・・。

「うわぁ!」


ゴキンッ!!


犬のようなそれは俺の上半身くらいの大きさまで口を広げ、俺の手を噛み千切ろうとした。


「ば、化け物・・・!」

俺はとっさに逃げた。犬(仮)は追いかけてくる。

しかし、住宅街だったので捲きやすい。

「っはぁはぁ・・。」


家と家の間に入り、何とか捲いた。


リッカはいつの間にかいなくなっている。


「あいつ、ちっさかったし、敵の中じゃザコなんだろうけど・・。」

だが、怖い。さっき、殺されそうになったから。今までの俺の人生では絶対にありえなかった。


「おもしろいじゃないか・・。」


怖いけれど不思議と楽しくもなってきた。そんな不思議な気分だ。

俺は自分のいた狭い空間を抜け、広い道の真ん中に立った。

ステッキは鳴り続けている。その音がさらに大きくなり・・。


「一匹じゃないのかよ・・。」

敵は、八、九、十・・十二匹。


そのうちの一匹が襲い掛かってくる。大きな口を広げて。


「ここっ!」

俺はステッキで奴の口の中を撃つ。


血が爆発したように飛び散る。ドス黒い色だ。

まず一体。


今度は奴らは一斉に飛びかかってきた。さっきのは牽制だったのだろう。ヤバい!!

奴らとの距離は約15m。


どうする?? 俺は考える。魔法を使うか?いや、どんな魔法かも分からないのに・・。ギャンブルすぎる・・。ならどうすればいいんだ??どうこう言ってる暇はない。 仕方ない!


「一か八かだ!」


俺は魔法を使用した。



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