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3話 山城 風
「魔法少女っていうのはね・・。毎夜日本を侵略しにくる≪外敵≫と戦う女の子!」
「は、はぁ・・。」
それよりも、聞きたいことが俺にはあった。
「魔法少女 なのになんで俺なんだ・・?」
「それはね・・。」
魔力とは、人を迷わす妖しく不思議な力。
「魔力はね、人間誰にでも宿っているんだよ。ただ、使い方を知らないだけ。 でも、宿している魔力の量は人によって違う。それが多いのが女性。中でも子供。
だからそういう子達に魔法少女になってもらっているんだよ~。
その選ばれし少女たちは、魔力を操り、魔法を使うこともできる。一人一つだけどね・・。」
魔法少女についてはおおよそ理解したが、なぜ俺なのかは全く分からない。
「なぜ、俺なんだ・・??」
「よくぞ聞いてくれただよ!! それはね・・。 君、『山城 風』君は異常なんだ。」
・・・??
「通常男性の宿している魔力は女性の二分の一にも満たない。 でも君は彼女たちと同じくらい・・。いや、下手したらそれすらも凌駕する量の魔力を宿しているんだ!」
マジで・・か・・??
「君なら最強の魔法少女になれるんだ!」