クラス紹介
ブレイバー(BRAVER/BLAVER)
アマルガムパイロットの内、好んで近接戦を行う者をブレイバーと呼ぶ場合があります。
これはまず、アマルガムの使う近接武器がエリュダイト粒子の性質上、全て刃（Blade）を持つこと、もう一つは『勇ましい』という意味を持つBraveからです。
アマルガムパイロットの中でも彼らの事を特にブレイバー（勇者）と呼ぶのは、彼らの果敢な戦闘スタイルによります。
近接武器は最小限の刃しか構成しないためエネルギー消費も低く、銃弾と違って空間中に漂う他粒子の影響を受け威力の減衰を起こすということもないため、攻撃手段としては銃撃などに比べて効率的です。銃弾でも音速の数倍しか出せないというエリュダイト粒子の性質がある以上、命中率に関しても両者にはそれほど差はありません。
このように攻撃面だけとれば優位な近接武器ですが、近接戦闘を挑む分彼らはより多くのEOMの攻撃にさらされ、集中攻撃を受けることとなります。彼らには、それらEOMの攻撃をかいくぐれるだけの戦闘センスを求められるのです。
ブレイバーと呼ばれるほどの戦闘スタイルを確立しなお生き残れるのは、優秀なパイロットの証拠でしょう。
確実にEOMを屠る彼らが先陣を切って飛び込むことで、群れを成すEOMに混乱が生まれ、他のパイロットたちが有利に戦える戦術的効果もあります。
そこから人々は賞賛と羨望を込めて、彼らをブレイバーと呼びます。
オールラウンダー(ALL-ROUNDER)
近接戦闘も遠距離戦闘も使える万能なパイロット。それがオールラウンダーです。
口で言うのは簡単ですが、お互いに高速で動くEOMとアマルガムの戦闘で、常にベストな武器の使用選択を行うというの中々難しいことです。距離を取りたくても相手が追いかけてきて逃がしてくれない場合もありますし、近接武器で一気に仕留めようとしても相手が距離をとって攻撃が届かない場合があります。
そういった技術の壁を乗り越え、遠と近、両方を使って一定の戦果を挙げるパイロットたちをオールラウンダーと呼びます。
彼らは卓越した判断能力でベストな位置取りを行います。時に損傷した仲間の前に立ち自らの存在を囮としたり、先行するブレイバーの後ろから銃撃をしてアシストしたり、自ら近接武器を展開してEOMにとどめを刺しにいったり。
何かに特化した能力は無くとも、あらゆる状況に対応できる能力を持つ彼らは、時に戦場を支配するほどの活躍を見せます。
シューター(Shooter)
射撃武器を用いて遠距離からの援護に徹するパイロット。それがシューターです。
アマルガムパイロットの基本形と言えるのが彼らです。彼らは長い射程を持ち安全な位置から適確にEOMを打ち落とし、EOMの数を着実に減らしていきます。
長い射程と一歩引いた視点で戦場を見渡すことができる彼らは、冷静に状況の推移を見守りそして必要とあらば手を伸ばすことができる戦場の支配者です。
大きな戦功を上げた伝説的なブレイバーの活躍の裏には、その後方から適確に援護の銃火を噴かした優秀な狙撃手がいたことは珍しくないです。
ブラスター(Blaster)
ブラスター。それはアマルガムパイロット達の中でも少し異質な存在です。
戦士である彼らに最も求められることは、敵を殲滅すること――ではなく生きて戦場から帰ってくることです。勿論軍人である彼らは、自らの命を捧げることを恐れず戦場に立つ者がほとんで、命など惜しくないと語る者も多いでしょう。ですが、生き物である以上生存本能があるのは当然のことで、彼らの死を悼む仲間たちや家族の存在もいます。そして生きている限り汚名を返上する戦いの機会はまたあり、優秀なパイロットは代替の効かない希少品である、という戦術的論理もあります。
パイロット達は、自分たちの命を守るために、群れを成すEOMに対して連携して対処にあたります。それが自然と編み出されていった彼らの基本戦術です。
ですが、ブラスターはそれら連携の外にあります。彼らの技術は敵の殲滅に特化しています。それは彼らに罪があるわけではなく、彼らの資質が、それらの技術に特化しているのです。
時に、ブラスターの殲滅力は、他のパイロット達の計算や打算を無視し、いつの間にかEOMの群れを壊滅まで追い込んでいます。
カリキュレーター（Calculater)
効子装備という独自の兵装を使用できるサポートクラスです。
彼らの用いる効子装備は、エリュダイト粒子の性質に着目し、攻撃手段以外の用途はないかと模索され開発された装備の一群です。
これら効子装備は、通常の兵装群とは扱い方が大きく異なるため、専門の技術を習得する必要があります。そしてそれらの技術を修めた専門のパイロット達をカリキュレーターと呼びます。
その名の通り、彼らの主な役目は演算です。
効子装備がもたらす情報とフラクタル・ドライブの高速演算を利用して、EOMの次の行動を予測し仲間たちにフィードバッグ、攻撃の命中や回避に役立てるというものです。
その他、技術力を上げて複雑な効子装備を扱えるようになると、様々な効果を持つ効子装備を扱えるようになります。
