早紀江と柳梨
柳梨「ふーむ。」
大宮「どうされました?」
柳梨「宿題がわからん」
大宮「そうでございますね....それなら頭がいいと噂の人を呼びましょうか」
柳梨「どうせ早紀江だろう......」
大宮「なぜおわかりになるのですか??」
柳梨「この前早紀江が私に勉強を教えただろ?」
大宮「そうですね」
柳梨「そのとき後ろでうれしそうにみてたじゃないか」
大宮「それは.....柳梨様こそ、後ろを見ずにちゃんとやっていれば、その宿題がわからないということはないのに、と。私は思います」
柳梨「おもしろく教えてくれない早紀江が悪い。」
大宮「早紀江を呼んできましょうか?」
柳梨「ふむ」
大宮は早紀江を呼びに行った。
大宮「早紀江、柳梨様に呼ばれている。早く行きなさい」
早紀江「大宮様、私が何かしたのですか?」
大宮「なんかしたから呼ばれておるのだぞ。」
早紀江「私は自覚がないのです。」
大宮「ごちゃごちゃ言ってないで、早く行きなさい」
早紀江「私は清掃で働く者たちにやり方を教えておる途中なのです。せめてこのことを一言言ってから出ないと」
大宮「早く行きなさい」
早紀江は宮に向かった。
早紀江「柳梨様。」
柳梨「昨日の件でな。」
早紀江「あっ、昨日は大変申し訳ございませんでした。やる気がなくて」
柳梨「あかんやん」
早紀江「ごめんなさい」
柳梨「やる気あるの?」
早紀江「ごめんなさい」
柳梨「あんのって聞いてんの」
早紀江「ごめんなさい」
柳梨「あるのかって聞いてるんですけど?」
早紀江「ごめんなさい」
〜30分後〜
早紀江「ごめんなさい」
柳梨「お前にはやめてもらう。」
大宮「他にいい者はいません。」
柳梨「さがせって」
大宮「いません。」
柳梨「さがせっつってんだろ」
大宮「邪馬支那様からお電話ですよ」
柳梨「ほっとけ話そらすな」
大宮「出なければなりませんよ。早紀江出なさい」
柳梨「出るなっ!!!!!」
早紀江「はい。あぁ。邪馬支那様ですか。」
大宮「けんかされたのですか。邪馬支那様と。」
柳梨「してない。一方的に嫌ってるだけ」