騒がしい始まり
初投稿です。よろしくお願いします。
「なんだここ…」
俺はあたり見渡すなりそう呟いた。そこはただただに真っ白でとても広い空間だった。
「ここはどこた?」
「いったいどうなってんだ?」
「おーいだれかいないかー!」
俺は思いっきり叫んでみたがただ自分の声が響くだけだった。
「よ、よし。一度落ち着こう。」
こういうときは情報を整理しよう。
「まず俺の名前は鏡、14才、出身は東京、実家は…異理あぁ!分かったこれ俺拉致られてるわ!」
「あぁ~身代金かぁー」
自分でいうのもなんだが、俺の実家はかなりの名家である。詰まり金もある。奴らが俺のために払うかは分からんが、助けるふりはしないと世間的には困るのできっと払うだろう。ちなみにうちは代々総理大臣を輩出する一族で…
「じゃあ君は?」
「あぁ俺?俺は俗にいう落ちこぼれで…ってなにいわせるんだ!って今のは…」
「こんにちは、鏡くん。僕の名前は」
「ぎゃぁー、イヤだー俺に利用価値がないから殺されるー!」
こういえばあの家から逃げられるんじゃないか?(死んで)と思い叫んでみたが、
「大丈」
「ぎゃぁー」
「大」
「ぎゃぁー」
「…」
「ぎゃぁー」
無理だった。
「うるさいっ!殺さないって言ってるでしょ!」
「え…」
「だいたい君もう死んでるし…」
「えっ?」
「おっ落ち着いてきたみたいだねー、それじゃあ」
「えっちょっと待って」
「うん?」
「俺いつ死んだの?」
「え…覚えてないの?」
「うん、全くもってさっぱり。」
「仕方ないなぁ、君は僕が選んだ死ぬ人間を庇って死んだんたよ?」
「マジデスカ」
「うん」
「あーじゃあ貴女は神、いや死神様?」
「いや僕は女神だよ」
「女神様でしたか…」
僕っ子女神か…いいな!
「なに君?その視線は?」
「いやなんもないっす」
「そう、それじゃあそろそろ本題に入っていいかな?」
「はいどうぞ」
「まず君があのおばあちゃんの代わりに死んだことであのおばあちゃんは生きています」
「それはよかった」
「しかしそれだと今までの人生なんも良いことがなかった君があまりにも不憫(笑)なのでなんと異世界に転生させてあげることにしましたーぱちぱちぱち」
なんだこの女神ムカつくなぁ。本当に女神かよ。偽神じゃねえのか?
「なんか言ったぁ~?」
「イエナニモ…」
「ふーんまあ良いけど」
コイツヤベェ、怖すぎ、話し進めよ…
「つまり新しい世界でやれなおせる権利をいただけるというわけですね?」「そのとーり」
良く考えるとこれは最高じゃないか?あの一家を気にすることなく新しい人生を送れるとは…
「いや~期待してるとこ悪いんだけど…実はその世界ファンタジー世界なんだよねー」
「え?」
「だから魔法もなんも使えない君じゃあすぐ死んじゃうんだー」
はあ?それまじで無駄死にじゃん!
「サヨナラ、オレノ代2の生…」
あー終わった。だるーい。サヨーナ
「そこできみにはこの14才の君の精神のまま何処かの赤ん坊に転生してもらいます」
「赤ちゃんプレイ…」
まあいい割りきろう。転移じゃなくて転生か…
どうやら俺の代2の生は赤ん坊(意識あり)から始まるようだ。
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