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週末は、異世界行って金稼ぎ  作者: 浅野 
レイドバトル
20/88

魔法を使おう2(カブ)


 5回目のクールタイム。

 俺とエトは外に出て探索していた。

 前回一茶の調査結果によれば、ゴブリンはジェネラルを中心にコロニーを作っているらしい。俺たちは、そいつらの領地に外敵として入っていたから執拗に狙われたんだろうとのこと。


 んで、俺は今、ゴブリンどもの領地に入っている。


『カブさん、どうですか?』


「オーケー、大丈夫だ。いくぞ」


 俺は身に纏っていた黒い煙から半身だけ出て、ボウガンをかまえた。

 ダークネス、敵に向かって使うのはあまり効果ないが、自分に使うには効果大だ。音も消すし魔力も隠す。スニーキングにもってこいだ。黒い煙のビジュアルは平地とかでは目立つので使いどころが分かれるが。


 狙うはゴブリンジェネラル。俺はレーザーポインタで狙いを付け、ボウガンを放った。

 矢はまっすぐ飛び、ゴブリンジェネラルの頭部に当たった。

 瞬間、ジェネラルの頭部がダークマターによって消し飛んだ。


「エト、行くぞ!」


『はい!』


 俺とエトは大将が消えて大混乱に陥っているゴブリンを襲撃した。

 エトは魔法とエト用に用意した電動ガン(サブマシンガンタイプ)でゴブリンを駆逐し、俺も電動ガン(アサルトライフルタイプ)に持ち替えてゴブリンを倒していく。

 ジェネラルさえいなければゴブリンなんて雑魚だ。皮肉にも統制のとれていないゴブリンは半数が逃げ出してしまったが。


 俺とエトはゴブリンどものコロニーを三つほど潰し、広場に戻ってきた。ちょうど魔力も底をついたところだ。

 実質1時間にひとつ。悪いペースじゃないだろ。


「あ、おかえりー」


「ただいまです~」


「どうだった?」


「悪くない、ていうかかなりいい」


 俺とエトは今日の戦果を話した。


「カブさん、すごく格好良かったんですよ♪」


「えー、うそくさい」


「嘘じゃねえよ。嘘じゃねえよ」


 2回言っちまった。


「それじゃあ今後はエトちゃんのオートマッピングでこの世界の索敵範囲を広げつつゴブリンを駆逐ってところかな」


「いいんじゃね、それで」


「ただ、やっぱり問題、あるよね」


「なんだ?」


「人数が少なすぎる。たった4人、しかも一回3時間程度じゃあ、ね」


「じゃあどうすんだよ」


 と、その時だった。


『みなさま、ニューワールドの世界をお楽しみいただいていますでしょうか』


 その声に振り返ると、初回に出てきた爆乳女神がいた。


「……ミシューゼラ、だっけ」


 前回と同様、ただの映像なのかミシューゼラは俺たちに反応することなく話を続けた。


『次回より、いくつかの新機能が追加されます。そのひとつとして、次の水曜日午後11時59分にレイドバトルが開催されます。お楽しみに!』


 この女神、いつかしばく。

 それより……。


「レイドバトル?」


「あんた、そんなことも知らないの? ばっかね~。みんなで協力してボスを倒すバトルよ」


 こいつもいつかしばく。


「みんなで協力? ひょっとして、俺たち以外の参加者ってことか?」


 俺たちは顔を見合わせた。

 誰も、ミシューゼラの独善的な話の展開についていけていなかった。


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