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俺の音楽ここにあります!  作者: 竹野きの
第1章 転生からの新しいスタート
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新しい相棒は……

楽器屋さんは昔名古屋に来た時に良かった中古を売っている所にした。


ママと兄は新しく買うのに中古でいいのか聞いて来た。

しかしなるべく安くてもいいからいいものを選びたい。


楽器の良し悪しは俺に任せてくれよと、息を巻いて入店した。


今回選ぶギターはそう!

あの有名なマスタング(ムスタング)ギターだ!


色々考えたのだがまひるちゃんのサイズ上俺のクオリティを発揮する為には、小さめのギターがいい、、そしてねごとのコピーからやるなら歪みが纏まりやすいレスポールのジュニアより、輪郭のでるマスタングギターの方が合うと考えての結果だ。


兄や店員がうんちくをあれこれ言ってくるのを適当にあしらって試奏を始める。


これから長い間使うであろう1本を選ぶのだから俺は本気だ。


まず置いてある中から3本目星をつけていたフェンダーのマスタングを手にとり試奏させて貰うことにした。

ママさんは5万までなら出してくれると、思ったより楽器の値段に理解があって助かった。


1本目

赤のマスタング、日本のスーパーギタリストのチャーが使ってそうなギターだ。

ブリッジでのミュートのズクズク音具合をたしかめる。


続いてクリーントーン、鳴りは良さそうだ。

他のがダメならこれでもいいかな??


2本目

綺麗な青緑のマスタング、伝説のバンドニルバーナの今は亡きカートコバーンのマスタングみたいだ。


こちらもズクズクさせてみる……

いや、これだろ、なんだこれカスタムショップよりいい音じゃねーか。


俺は3本目を無視して「これにしたい」と言おうとしたときに……


「すいません、おねぇさん、初心者なんですよね?」


店員さんにつっこまれてしまった。


「はい、兄のをちょっと触ったくらいで弾いたことは無いです(この身体では、、)」


今のブリッジめちゃめちゃ綺麗でしたよ、あとその試奏がもうなれているとしか……。


「えー? 才能あるかなー?」とか適当にごまかしてママにこれが欲しいとつたえた。


4万8千円……ギリギリなのでちょっと渋りながら買ってくれた。



その間に2PケーブルとPINケーブルと弦、ピックをさりげなく自分の持ってきたお金で買って、お店を後にした。


ソフトケースとストラップをおまけで付けてくれたのはありがたい。


これで家で練習ができるぞー!


ママと兄にこれでもかとお礼を言って家についた。





家に着いてから即座にケースから出し、新しい相棒に名前を付けた。


今日から君は「マスたん」だ!


昔からこっそり自分のギターには名前を付けている。

でも、女子中学生がやると公にしても可愛くて違和感ないだろ?


思いのほか、すごくいいギターを手に入れることが出来た事に素の自分でテンションが上がっている。


これは元の身体でも即買いレベルだな!


買ってきたPINケーブルでコンポにつないで

ヘッドホンを装着!


ついついニルバーナのスメルズライクティーンスピリットを弾き始める。


うーん、余は満足じゃ!

ん? ねごとの曲? 頭には入っておるわい、わしに任せておけ!


(明日は初めての音合わせ!雅人の実力が気になるところだ。)



読んでいただいてありがとうございます!

良かったら優しくダメ出しをお願いします。

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