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俺の音楽ここにあります!  作者: 竹野きの
第1章 転生からの新しいスタート
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文化祭本番 ─後編─

(続きまして2年生バンドハンバーガーパーティです!!)


体育館に放送が響いている。


俺はまだ4本目の弦を巻き始めたところだ。

チューニングが間に合わない。


(機材トラブルの為、チェックしますので一旦お待ちください。)


館内放送??


するとひなちゃんが走ってきた。


「はぁ…音響の…人に言ってきたから!」

「ひな、ありがとう!」

「わたしも…少しは役にたったかな?」


ひなはずっと悩んでたのかもしれない。

俺たちが、それぞれ練習している時も、スタジオにいる時も。


ただ、居るだけになっていた事に。


俺はそんなひなに答えようとおもった。


「チューニングができたよ! 雅人! かな! いくよ!」


俺たちはステージに向かった。


それを音響のPAさんは気づいてくれたのかSEを流し始めてくれ会場が騒がしくなった。


1曲目はカロン。

SEがなっている最中からドラムのフィルでいきなりはじめた。


ギターのカッティングを入れた瞬間体育館は無音になった。


短いイントロからAメロへ


200人はいるだろうか……こんなライブは久しぶりだな……


Bメロに入った瞬間会場は歓声に変わった。


ちらっとかなを見る。

必死で弾いている様だったが、視線に気付いたのかこっちを見て笑顔になった。


サビに入る頃には、会場との一体感が、今まで何度有っただろう、この状況、サウンドに鳥肌が立つのを感じた。


曲が終わり、俺はマイクを取った。


「今日はみんな見に来てくれてありがとう!わたし達仲の良い友達と一緒に始めたバンドはひな、かな、雅人、一カ月半本当に頑張ってくれたと思います。また快くポスターやチラシを作ってくれたゆきも、わたし達のトラブルなのに臨機応変に対応いただいた音響スタッフも感謝の気持ちでいっぱいです!」


「次は、初めてのオリジナル曲を2曲続けてやりたいとおもいます!」


MCが終わると同時に雅人がカウントをいれた。


オリジナル2曲も曲が進む毎に凄い盛り上がりを見せた。

気付いたら体育館の奥まで人が入っていた。


俺は演奏しながら、この一カ月半が走馬灯のよう様に思い出し、気付いたら本当に回りの友達が好きになっていることに気づいた。





ライブが終わると、怒涛の様に話しかけられたり、クラスの出し物などで1日があっという間に終わっていた。


数日が過ぎ、家でギターをひきながら、俺は改めて、3年以内にメジャーデビューしなきゃいけない。このまま突っ走っていきたいと思った。


その日の夜、雅人からの電話がなりスマホのバイブレーションが鳴り響いた。

第1章はこれで完結です!

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