表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

Lv.0

俺が小学生の時…付き合ってる女が居た。いつメンの中の一人で仲は良かった。彼女が俺のことが好きと言う噂が流れ、それを耳にした俺はだんだんその気になっていた。彼女から告白され、俺は彼女のことが好きかもわからないまま上辺だけの気持ちでその告白を承諾した。


こんなんだから続く訳もなく、手も繋がずに中学生になると同時に破綻。俺は涙すら出なかった。



桜舞う4月、出会いの季節別れの季節と言えども学年が上がるだけ。今年から中学2年生。そんなこと考えたくもない。

しかし、事実なもんで明後日には始業式が始まる。そんな現実から逃げるように俺はゲームをする。

カタカタカタカタ

「くそっ!」

ストレスを発散するようにガムシャラにコントローラーを弄くり回す。

時計の針は七時を過ぎようとしている。

「蓮、ご飯よー。」

「わかった。今行くから!」

ストレスもろくに発散できぬまま俺は自分の部屋から出た。




始業式の朝、重い足取りで学校へ向かう。いつからこんなに学校が嫌いになったのか。そんなの思い出せない。気がついたら学校が嫌いで学校は悪だった。そんなことを考えていると人の手が俺の肩をたたいた。

「ようっ!蓮。久しぶり。」

「なんだ…真咲か。久しぶり。三学期以来だな。」

俺はゲーマーだ。だが、ゲーマーだからと言ってハブられてもないし、友達も普通にいる。

「んで、蓮は今日何のゲームをやってるの?」



「これは普通のスマホゲー。刀が擬人化するんだ。」

「へー、可愛いね。この子とか俺の好みだなぁ…」

と言って真咲が指さしたのは俺の推しキャラだった。このキャラは俺の元カノにどことなく似ている。この清楚な感じと小さい身長。とてもグッドだ。

元カノに似ているキャラが推しキャラな時点で分かっているが俺は元カノに未練タラタラだ。あの時は涙は出なかったし不思議と悲しいという気持ちもなかったんだ。


噂をすればなんとやら。俺達が歩いている右の横断歩道であいつが信号待ちをしている。そう、俺の元カノの山田夏樹。俺が小さい頃からずっと遊んでいるメンバーの1人。そのメンバーも中学に入ってバラバラになってしまったが連絡はとっている。

夏樹は友達と話しながらこちらへ近づいてくる。すれ違う。

俺も夏樹も気にも止めない。双方ともなにも反応せずに通り過ぎる。

はずだが…俺の心臓は速いスピードで脈打っていた。

________________________


閲覧ありがとうございます。僕の初めての作品です。一話の長さもう少し長い方がいいですかね。…かなり文章を書くのに手間取り、書きたいことが書けていて、伝わっているのかわかりませんが温かい目で見てくれたら助かります。

始まったばっかりですが、長い目で見守り次の話も見てくれたら幸いです。

コメント等も待ってます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ