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リアナの授業参観!

「行ってきまーす!」

「行ってらしゃい。授業参観見に来るからちゃんとしなさいよー」

「はーい!」

さて、今日はリアナの授業参観!

我が子がどんな様子で授業を受けているかを見に行く日だ。

ぶっちゃけ、リアナがちゃんと授業を受けているか不安なんだよねー。

あの子、静かにできない子だから……。

そういえば勉強とか全然教えてないけどできてるのかな?

うーん……それも今日確かめるかー。

あと、ユーリは仕事があるから行けないって悔しがってたなー。

リアナがユーリを好きなように、ユーリもリアナを溺愛してるからね。ドンマイ。

「ルーク、セレナ、行くわよー」

『うん』

リアナが登校してからしばらくして、私たちも家を出た。

ルークとセレナも連れて行く。授業の邪魔をしないか心配だけど……。

リアナが通っている学校は、家から歩いて10分くらいの場所にある。

ちなみに私も子供の頃通ってた。あの先生は元気かなー。

子供のペースに合わせ、20分くらいで学校に到着した。

この学校は木造建築の一階建てで、結構大きい。

「おや? もしかしてティアット君かな?」

「せ、先生⁉︎ お久しぶりです!」

「本当に久しぶりだねぇ。10年以上ぶりかな?」

声をかけてきたのは私が一年生の時の担任だった先生だ。

「リアナちゃんの授業参観に来たのかい?」

「あ、はい! それにしても、よくリアナが私の娘だとわかりましたね」

「ああ、リアナちゃんはなんというか……活発なところが昔の君を彷彿とさせてね……。あとはユーリ君と結婚したのは知ってたから名前でわかったよ」

「そ、そうですか。あの頃は……本当に迷惑をかけてしまいましたね……」

「ああ、本当に……。よく男子と喧嘩してたような君も今となっては三児の母か……。感慨深いなぁ……うっ、涙が」

「泣くほどですか⁉︎ そんなに私、ひどかったですか⁉︎」

「うん、まぁ……」

「否定してっ⁉︎」

「ははは、ごめんごめん。あんまり長く話すのもあれだから私はこのくらいで失礼するよ」

「はい、声をかけてくださって、ありがとうございました」

「うん、それじゃ」

はぁー、だいぶ老けてたけどあんまり変わってなかったなー。

そんな母校を懐かしみながら、私はリアナがいる教室に足を運んだ。

そこではすでに授業が行われていた。

「2人ともこの中で喋っちゃダメよ?」

「はーい」「うん」

ルークとセレナに念を押して教室に入る。

さーてと、リアナはどこかなー?

お、いたいた。ちゃんと先生の話を熱心に聴いている。教科は道徳のようだ。

「馬車で移動している途中に悪い人たちが道を防いで来ました。みんなならどうしますか? 手を挙げて発表してください」

「はいっ!」

「はい、リアナさん」

おっ、リアナが真っ先に手を挙げた! さすが私の娘!

「無視してそのままぶっ飛ばします!」

…………え? 今なんつった?

「え、えっと。リ、リアナさんは勇敢ですね……」

「えへへ」

えへへ。じゃねーよ! 脳筋かっ!

……そういえばユーリはああ見えて脳筋だったな。これも遺伝、なのかな?

「どんな育て方をしたらあんな野蛮な考えになるのかしら?」「本当ねぇ……」「親の顔が見てみたいわ」

他のお母さんたちのささやきが……。やばい……肩身がせまい……。

そうしていくつか授業が終わり、わかったことは……。

リアナはちょっとおバカさんでした。

いかん……勉強少しは見てやるんだった。まさか引き算すらできないとは……。

「ママ! 来たんだ! どうだったー? 私よく手を挙げてたでしょ!」

ホームルームが終わり、解散したあとすぐにリアナは私を見つけてやって来た。

「そうね、それは偉いと思うわ」

「えへへー」

「とりあえず、家に帰ったらママと勉強しましょうか」

「え…………」

このあとめちゃくちゃ勉強を教えた。

放置はダメですよ放置は。

みんなも気をつけてね!


1000pt超えました!

ここまでいくとは思わず、感謝の言葉しか出て来ません!

本当にありがとうございます。

そんな折になんですが、最近リアルが忙しくなって来たので毎日投稿ができなくなると思います。

2,3日に一本投稿できたらいいなと思っています。

もし、私の作品を楽しみにしてくださる方がいたら申し訳ありません!

これからも読んでいただければ幸いですm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[一言] 授業参観で、いきなり割り算始まったの思い出した。前の日まで掛け算やってたのに。
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