表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢の罠

作者: 真悠子
掲載日:2006/12/13

一つ一つの文を、見逃さずに御覧下さい。

僕は夢を見て、恐怖や驚きを感じた事は無い。

何故なら僕は、昔から今自分が夢を見ているということが分かるからだ。

夢だと分かっていれば、例え崖から墜落しようが、腹が立つ奴をめちゃくちゃに殴ろうが、僕には何の被害も無い。

だから僕は昔から、夢をストレス解消の道具としていた。

           

最近は、人を殺す夢が多い。

今日は、友人のAを殺す夢。

まぁ、夢なのだから。

僕はAの心臓を、その時持っていた果物ナイフで一刺しした。

           

今日も、友人を殺す夢。

今日は仲があまり良くないKを殺す夢。

まぁ、夢なのだから。

そして僕は、その時持っていた昨日と同じ果物ナイフで、Kの心臓を一刺しした。

           

どれもこれも、全部夢。

ああ、夢の中は自由でいいなぁ。

           

そう考えながら林檎を剥いていた。

あれ。この果物ナイフ、見覚えあるけど。まぁいっか。

そう思っていると、テレビのニュースが始まった。

           

『今月に入って次々と続いていた連続殺人の犯人の身元が遂に確認出来ました。只今より警察が取り押さえに向かう模様です。』

           

へぇ、良かったじゃん。

           

僕は林檎を頬張りながら、事件が解決することに安心していた。

           

近くで、パトカーの音が聞こえた。

あれ。犯人てこの近くだったりして。

           

物凄い数の、足跡が聞こえた。

あれ。犯人て同じアパートの住人だったりして。

           

僕は笑いながら色々と想像していた。

           

『ドンドンドン!!』

           

僕の部屋の戸が激しく叩かれた。

誰だよまったく。

僕は黙って扉を開けた。

           

『○○さんですね。警察のものです。貴方を連続殺人犯として逮捕します。ナイフにも、貴方の指紋がしっかりとついていたのですよ。』

           

また夢か。

夢だからすぐ覚めるよな。

また今日は随分とリアルな夢を見たもんだ。

ああ。まだ覚めないのか。

でもいいか。

このまま夢の世界にずっといたい。

夢の世界は、何をやったって許されるんだからな。            

それから5年が過ぎた。

僕の夢は、未だに覚めていない。

読んで下さり有難う御在ました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ジャンルを間違えたのかなと思ったんですが、Aを歩美、Kをコナンとして考えるとここでいいのかなと。そうなると主人公は光彦ですか。と、やや強引に想像してみました(笑) 話は共感できるところがあ…
[一言] ジャンル間違いではありませんか。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ