第五話
ユニーク1000に、PV4000、本当にありがとうございます!!!
これからも、「世界の全ては神すらも知らない」と
雷龍をよろしくお願いします!
第五話
「…で、この周辺にクレルド達はいるのかしら?」
「そうだろうな、ここを中心に神力が周りに満ちている」
「しかし、どうしてこんな場所にいるのか… 理解に苦しむのう…」
「………我は少しだけなら予想だが…理解できた…」
中庭で龍谷とフェイスが戯れている時、伯竜中学校の上方数百メートルではこのような会話が行われていた
初めに話していたのは、
"炎帝"白鞘由佳里、
次は"ラーズセンド世界軍 陸軍最高大将 陸軍最高総統括司令官 "野々宮英夫、
次に"ラーズセンド世界軍 統括軍最高大将 統括軍最高総統括司令官"グリマルディ、
最後に"時空帝"ベネディクト
の四人だ。
「ほぅ…それはどういうことですかな?偉大な偉大な万能の策師の異名を持つベネディクト大統括監察総監閣下?
ああ…それに、少しだけとはいえこの事を予想していたのであれば同格として、
天雷帝に注意するべきではなかったのでないですかな?
場合によっては責任問題となりますよ?閣下?」
「ふん、予想は予想…いまはまだ我は確証を得ておらんのだよ、グリマルディ。
いまは述べるべきではない…時間が経てば自然に我が述べることとなると思い、黙っていたのだよ
ぬそれと、私の責任についての意見だが、それならそちらこそ補佐役としてついていった
焔風帝の行動を立場上一番近い部下として把握していなければならなかったのではないのかね?」
そこではこう言う腹黒い話のやり取りがある一方、
「…師匠達はやはり文官向きだな」
「そうですねぇ…私達は入る隙がありませんよ… さて、終わるまでお茶でものんで少し待ちますか」
「そうだな… しかし、少しだけで終われば良いのだが…」
こちらではなにやら和やかな雰囲気が流れていた…
---------------------------------
--伯竜中学校 中庭--
「ノウォオォオォォォオォォオォォォォォ……………!!!!」
俺が至福の時を堪能していると突然、奇声が聞こえてきた
「(うるせぇなあ…)」
そう思いながら、奇声が聞こえてきた方をみると、保険医の長田が倒れていた
「げっ!何で長…「こいつは俺が安全な場所に運んでおく!フェイス!正気に戻ってクレルド…いや、真を守れ!
今そいつは一時的に記憶をなくしてる!"あれ"をかけてやれ!施行中は自己防衛ができないから守れ!早くしろよ、既に"干渉"し過ぎてる!」
…おい!何だよ!どういうことだ!?
記憶をなくしてるって何だよ!それに何でこいつの名前を知ってるんだよ!?」
長田を見て少し驚いた後、突然劉輔は顔中にまるで世界の終わりが来たかのような驚愕を貼り付けて、
俺が話すのを劉輔が突然遮った
それにたいして俺は疑問を投げ掛けたが、しかし劉輔は答えずに長田を抱えて校舎の中に連れていってしまった…
すると、劉輔の言葉を聞いて、フェイスと言われた彼女は、放心状態から回復し俺に話しかけてきた
「クレル… あなた!少し痛いわよ!我慢してね!!」
いやいや今まで一回も会ったことも無いのにそんなもん、了承でき…な…い…?
あれ、何か…意識が… ヤバい…立て…ない…
そうして、俺はまるで神に頭を垂れるように倒れ、意識を無くした…
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ!!!!
気絶した瞬間、俺の頭に"人間一人"では一生生きても得ることができない膨大なまでの、今まで完全に掌握できていなかった俺の能力の繊細、そして、同じく"人間一人"では理解することも出来ない今までの"俺の"体験、知識、記憶が入り込んできた…
…一秒だったのか、一分だったのか、一時間だったのか、それともそれ以上だったのか…
人間"での"貧弱な体ではどれ程経っているのかすらわからない…
そんな場所にいながら、俺はずっと痛みに耐え続けていた。
不思議と、痛みは時間が経てば経つ程感じなくなっていった。
…そうか、もう"人間"の域を出て、"―――"に戻るのか…
"俺"は自分でも予期せず、いや"もう一人の俺"は予期してそう言った。
しかし、"俺"はそれを認識することなく、
"俺達"はさらに心の深淵に沈んでいった…
どうも、雷龍です。
突然ですが、実はある設定がこの後の話で重要に関わってきます
しかし、俺にはそんな設定を全て書く時間がありませんので、
今回から、あとがきにてさほど重要でもない設定も含めて説明をさせて頂きます。
また、何かネタや提案、批評がありましたらどうぞ言ってやって下さい。
では、今回は軍の設定の説明です。
まず、階級ですが、上から、
大元帥>>>>元帥
>>最高大将>大将>>中将>少将>准将
>>最高大佐>>大佐>中佐>少佐>准佐
>>最高大尉>大尉>中尉>少尉>准尉
>>軍曹>兵長>兵
となっています。
今回来たのは、上から三番目の最高大将ですね。
(因みに、白鞘由佳里は元帥です)
将軍のなかでも、大将以上は別格とされており、十二大将、三元帥といわれています。
また、大将はそれぞれ五万人程度の小飼の兵が管轄下の兵以外にいます。
(自らを頂点に、下に別個の中将や少将などを置くこともできます。
但し、元帥は、大元帥の補佐の役目があるので、自軍は持つことが出来ない。また、現在の統括軍最高大将は、元帥も兼任しているため自軍を持っていない)
また基本的に、准将以上は神でないとなれません。但し、一部例外があります。(それはまたおちおち説明します)
そして、最高大佐は基本的にはヒトが就ける軍のなかでの最高階級です。
足りない部分もありますが、以上が現段階での階級等の説明です。
次は軍の制度の説明です
ラーズセンド軍は、統括・陸・海・空の四軍に、大元帥軍とそれぞれの大将が持つ大将軍を加えた、六軍で構成されています。
また、四軍はそれぞれ三つに分かれ、総勢十二人の大将がいます。
(BL○A○H風に言うと、大元帥軍が零番隊、統括・陸・海・空軍は護廷十三隊みたいな感じ)
大将の地位には、三つの位があり、上から
最高大将(所属軍総司令官、同軍最高責任者)
-(一級)大将(所属軍副総司令官、同軍中央参謀本部本部長)
-(二級)大将(所属軍副総司令官、同軍中央参謀本部副本部長)
となっており、それぞれの地位の大将達を統括軍の大将が纏めています。
以上が軍の制度の説明です。
指揮系統の説明はまた今度します。
説明を思い付いたかたは、有難いご意見をお聞かせください。
では、雷龍でした。