第三話
第三話
フェイスはラーズセンドの騒ぎなんか露知らず、地球に来ていた
「さあ、クレルドはどこにいるの!?」
そう言うなり、フェイスは元の姿である純白の竜に戻り、広域探査魔法を自信の周りに発生させた。
すると、フェイスの上下左右前後に直径三メートルほどの魔法陣が現れた。
この広域探査魔法は、神のみが使える"神術"と言う魔法の一種であり、
消費するのは魔力ではなく、"神力"と言う神のみが持つ力である。
因みに、大体はほぼ誤差なく目標を探知できる。
「クレルドが居るのは、アフリカ大陸と言うところかしら?」
……使うヒトによるが……
それから一時間ほど、アフリカから北極まで探してやっと日本の伯竜市までやって来た。
「ここら辺よね?どこ〜?!クレルド?!」
彼女はそう言っているのだが、周りからしたらただの咆哮であり、
警察や役所に電話が殺到したのは、言うまでもない…
暫く雲の間を飛行していると、前方に反応があった。
「クレルド!?クレル、ド…?」
そこに居たのは、間違いなく気配や、魔力などが彼女の夫のものをした、黒髪の青年が走っている姿だった。
「な、何で姿が違うの?別にすがたを変えなくても、髪色だけをを変えればいいって言ってたのに… もしかして別人?」
そう疑問に思っていると、その青年は、いきなりかなりの高さを飛んで屋上にまで移動した。
それを見て、
「いや、やっぱりクレルドだわ。あんなことをクレルド以外ができるはずがない… やっと見つけた……クレルド…」
そう言うなり、彼女は、大急ぎでそこに向かって行った…
彼女は、校舎に囲まれた場所に降り立とうとしたが、
そこには、変わった木があって、降り立つことができなかった。
その木のそばには、こう書かれた立て札があった。
世にも珍しい、巨○木。
木の幹に女性的なこぶがついており、
様々な学者が調べているが、何故そうなっているかはわかっていない。
PS:男性の学者があり得ないほど多い。
…彼女は取り敢えず、消失魔法でこの木を消した。
すると、消失魔法の反動で辺りが吹き飛んだが、放課後なので人は近くにおらず、怪我人は居なかった。
彼女が地面に降り立つとほぼ同時に、夫と白鞘が建物の中から出てきたのをみて、彼女は取り敢えず人に戻り…
「クレルド!会いたかった!何でそんな姿なのかは知らないけれど、無事で良かった〜!」
と言いながら、抱きついた。
…暫くたって、何も反応を示さない夫を不審に思い、
「どうかした?」
と、彼女は尋ねた。
この質問が、重要な役割を持つことに全く気付かずに。
返ってきた答えは、彼女が予期できない答えだった
「…あのー、すみません。貴方は誰ですか?」
「え……」
ヒュー…
何者も動かない中で、風だけがただ吹いていた…
それを静かに見ていた者のことを知るのも、"風"だけだった…
はい、懺悔の時間です。
ぐだぐだです。はい。
なんかいろいろ変な設定作っちゃったし…
人物も次回から一気に増えるので、人物説明とか、
地名説明とかのページを作ろうかと思ってます。
運営のほうから、歌詞の無断使用を指摘されたため、
全く異なった話に変えさせていただきました。
本編には特に影響はありません。
ご迷惑をおかけしました。
…誰か俺にもっと文才を!