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 第九十五話 ボス戦 1

 寝坊しました(T_T) すみません。仕事の合間になんとか書きました。ストック欲しいです(T_T)


「はいはい、じゃ、そろそろ行くわよ。アイ、ゴーレムの魔石回収しといてね。あたしはエリツーとオークナイト倒してくるわ。ハルト、エリツーにお願いして」


「うん、エリツー、エリとオークナイトを倒して貰えるかなー」


「はい、喜んで。ご主人様のためなら、オークナイトの百や千、軽く屠ってみせます」


 んー、なんかエリツー、僕にだけ態度が違うなー。まあ、なんだかんだで僕の精霊だからか。僕とアイでゴーレムの魔石を回収してボス部屋へと向かう。


 部屋は広く、中央には一体のオークが膝をついて頭を下げている。その横には武器と盾、武器は槍の穂先が長くなったようなもの。あれはランスだ。馬に乗った騎士が突撃に使うものだ。オークナイトは、まるで叙勲を受けている騎士みたいだ。

 それに向かってエリツー、エリの順に近づいて行く。エリは剣を手にしているがエリツーは徒手。うん、オークナイトを舐めくさってる。


「それでは私が戦います」


 スタスタとオークナイトに近づくエリツー。オークナイトは剣と盾を手に立ち上がる。顔が合いた金属製の兜に、金属の全身鎧。ストーンゴーレムも強そうだったけど、こいつも強そうだ。オークナイトは一端ランスを正面に構えると、その先をエリツーに向ける。挨拶的なものだったんだろうか?


「行きますっ!」


 エリツーが動いたと思ったらオークナイトの顔の横にそのスラリとした足が伸びる。これでオークナイトも一撃死だろう。エリツーは超馬鹿力だからな。それにしてもエリツー、体柔らかいな。自分より頭二つ分以上高いオークの頭に滑らかに蹴りを出してる。僕なんて体硬くて足は直角くらいしか上がらないのに。


 ガキーーーーン!


 甲高い金属音。オークナイトの頭とエリツーの足の間に盾が差し込まれてる。オークナイトは3メートルくらい押されて滑り止まる。床にはその足により二つの轍が出来ている。まじか、あれを受けきったのか!


「ブオオオオオオーーーーッ!」


 オークナイトは雄叫びを上げると盾を投げ捨ててエリツーに突進してくる。その手からはランスが伸びている。それをかわすエリツー。力尽くで動きを止めたオークナイトがランスを振り回す。それをエリツーは最小限の動きでかわしていく。


「こいつ、意外に強い……」


 エリツーの声がする。オークナイトの猛攻をエリツーは防戦一方だ。そんなに強いのか? オークナイト。ん、なんかエリツーとオークナイトが戦いながら少しづつエリに近づいてるような? けど、エリはそっぽ向いて口に手を当ててる。あくびしてるのか? 近くで死闘が行われてるのに。心臓に剛毛でも生えてるのか? 僕なんて手に汗かいてるのに。

 そして、エリツーとオークナイトの距離が開く。


「ブオッ!」


 オークナイトの体が沈んだと思ったらエリツーに向かってランスを構えて突進してくる。ん、オークナイト、エリツー、エリが一直線に並んでいる。ゲゲッもしや。突進をギリギリでかわすエリツー。当然、オークナイトの先にはエリが!


「エリッ!」


 僕は叫ぶ。エリツーがブラインドになってエリからはオークナイトが見えてなかったはず。おかしいと思ったんだ。エリツーがオークナイトと互角に戦ってたのは。エリも遊んでるんだろうと思って気にしてなかったんだろう。エリツー、狙いは魔物のなすりつけ、トレインだったんだな。


 


 読んでいただきありがとうございます。


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