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 第二百二十話 島ルート エンド


「ハルト、ドラゴンを探すのよ!」


 エリの言葉に我に帰り駆け出す。なんでか知らないけど、全く訳が分かんないけど、ドラゴンは逃げた。けど、パンドラが喰われた。助けないと! 僕は駆け出す。横にはエリが居る。


「聞いて、ドラゴンには知恵が芽生えたわ。逃げたってそういう事」


 知恵がついたから逃げる? 何故? まあ置いとこう。


「なんでバナナを食べたら賢くなるの?」


「ドラゴンはあのバナナを食べたら賢くなるのよ。まあ、嘘じゃないわね」


 そうなのか。ドラゴンはあのバナナを食べると賢くなるのかー。アイかパンドラの知識だろう。二人とも物知りだからねー。ってならねーよ。何か僕に隠してるのかも。けど、今は置いとこう。とりあえずドラゴンを探す。あとはそれからだ。全力で走ると、エリを引き離した。ドラゴンが通ったあとは分かり易い。足跡あるし、木々がなぎ倒されている。けど、それが突然消えた。僕は急ブレーキをかける。どこだ? ドラゴンどこだ? ん、何だあれ。地面に黒くて丸くて大っきなものが落ちてる。それの裏から人が顔を出した。女の子?


「レイゲルス! レイゲルスなのですね」


 綺麗な人だ。はっきりとした目鼻立ちに大きな目に凛とした瞳。なんかエリに似てるような。黒い物体を前にして隠れるように立ち上がる。微妙に黒い物体は透けてるから、彼女のシルエットから何も着てないのが丸わかりだ。


「レイゲルス。私は何も身に纏ってないので、このまま話す無礼をゆるしてください。ここはどこなのですか? 私は何してるのですか?」


 んー、まじ訳が分からない。この人記憶喪失なのか? ドラゴンが暴れるこの場所に何で裸でいるのか? 変態なのか? ドラゴンはどこなのか? レイゲルスって誰だよ。


 エリやみんながやって来た。エリが警戒しながら近づく。


「あんた誰よ? 何してんのよ」


「ちょっと、エリ、待って、ほら、耳尖ってるエルフよエルフ」


 アイの言葉に僕は驚く。え、あれ耳なの? 髪飾りかと思ってた。エルフ? 始めて見た。エルフには服を着ない風習でもあるのか?


「それより、ドラゴンどこ行ったんですか? 空からも見えんです」


 モモは上から女の子を眺めている。いいなぁ。丸見えだよね。


 女の子は一瞬顔を顰めると口を開く。


「私がドラゴンです。ドラゴンは私です」


 ん、この人大丈夫か? あんなでっかいドラゴンが人間? そんな訳無いだろ。


「ハルト、下がって、あたしがやるわ」


 エリが僕と女の子の間に入る。


 ゴーン! ゴーン! ゴーン! 


 あ、例の鐘が鳴り始めた。という事はこのルートはこれで終わり? なんか訳分かんない事多すぎるんだけど。

 世界が色を失ってモノクロになる。これからどっちのルートが真実になるか神様が決めるって事だったよね。


 


 今の時点で、島ルートの方が評価して頂けてるので、それを踏まえた話でいきます。評価、リアクション、ありがとうございます。



 読んでいただきありがとうございます。


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 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

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