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 第二十話 レベル

 すみません。寝坊したした(T_T)

 昨日は、朝の四時半まで働いてて、今起きました。ストック書いて、また働きます^_^;


 僕は震える足に力を入れ前に出る。エリを守る。そう誓ったじゃないか。島で頑張ったから少しは僕も強くなったはず。せめて、せめてエリが逃げる時間くらいは稼いでやる。腰に下げてたひのきの棒をストラップの紐を手にかけて握り締める。


「かっ、彼女には指1本、ふっ触れさせないぞー」


 僕はスキンヘッドの前に立つ。デカい。僕より頭一つ以上は大っきいんじゃないんだろうか? 逃げ出したい。僕は何やってるんだろうか。ひのきの棒を構える。武装してる相手に僕の武器はひのきの棒。リーチも強度も格段に劣っている。けど、やるしか無い!


「おいおい、ボクちゃん、いい子だから引っ込んでな。お前もなんだ、その仮面。ガキの中で流行ってるのか? おーい、先生、一応コイツら見てくれよ」


「面倒くせーな。分かったよ」


 先生と呼ばれた、他のやつより少しゴツくない眼鏡の男が出てくる。


「えっ、あんた達、鑑定師までいるの」


 エリが驚いた声を出す。鑑定師って人の強さとか、アイテムとかを調べる人だよな。


「はいよ、鑑定。そこのガキは。レベル5。クソ雑魚だな。ねーちゃんはレベル20。おいおい、強ぇじゃねーか。ボス、手抜いてたらやられるかもよ」


 エリのレベルがそこそこ高い事は知ってたが、僕はレベル5……


 あんなにあんなにスライムを倒しまくったのにレベル5で止まってたのか……


 僕の1年はなんだったんだ……


 力が抜ける。なんか回りが遠くに行ったような、声も遠くに聞こえる。


「おいおい、お前大丈夫か? 頭の中身は入ってるか? レベル5で何する気なんですかー? ハハッ、声も出ないようだな。ねーちゃん、少しはやるようだが、丸腰でこの人数相手にどれだけやれるかな。その仮面もぜーんぶ引っ剥がしてやる。おい、お前ら、教育してやれ」


 スキンヘッドが何か言ってるけど、頭の中に入って来ない。僕はレベル5……


 スキンヘッド以外のやつが、こっちに向かってくる。けど、体が動かない……


「うるさいわねー。ハルト下がってて、あたしに任せて」


 えっ、もしかして、エリ、戦うの? いくらレベル20でも、あっちは武装してて大勢いる。エリを止めようと言葉をかけようとするけど、何も出てこない。


「いくわよっ!」


 エリは前に出ると、襲いかかってきた武装した男たちの攻撃をかわして、殴る、殴る、殴る。


 強い……


 強かったんだ……


 レベル20だもんな……


 一人二人と男たちは倒れていく。エリなら一人で大丈夫なんじゃ。弱くて何も持ってないと僕なんか邪魔なんじゃないだろうか。消えよう。ここから消えてしまおう。


 ぼーっとしながらエリを見る。ここで彼女とはさよならだ。最後に思い出にあの綺麗な顔をもう一度見たいな。


 えっ、スキンヘッドがいつの間にかエリの後ろに居る。エリは気づいて無い。スキンヘッドが剣を振り上げエリに迫る。


 読んでいただきありがとうございます。


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