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 第百七十二話 中間発表エリ


 時間が経つのは早く、もう二週間も過ぎた。相変わらずスライムを倒し、女の子たちはフルーツを食べる生活。おかしな事に彼女らは鬼のようにフルーツを食べているのに太る事無く逆にスタイルは良くなってる。フルーツは太らないと言うのは都市伝説だと思っていたけど、本当だったようだ。僕がフルーツを狩ってる時に、一人二人抜けて妖精パンドラと模擬戦をしてるらしいけど、今日は3人で妖精と戦うらしい。とは言っても僕は一人スライム狩りだけど。


「今日も一人でスライム狩りー♪」


 今日は誰も居ないので、オリジナルスライムソングを歌いながらスライムを踏む。


「おっ。リンゴ」


 エリが大好きなリンゴだ。これは幸先いいや。いっぱいフルーツ狩ってみんなを喜ばせよう。なんかスライム狩りって農作業みたいだなー。


 (エリ視点)


「多分今のあたしたちでもいい戦いはできるはずよ。打ち合わせ通りにしっかりやるのよ。その前にみんなのステータスを確認するわよ」


 あたしは3人のステータスを詳細鑑定して紙に書く事にする。ちなみに今まで家で作戦会議してたとこだ。強くなったと思われるから、上手く連携すれば暗黒竜になったパンドラと戦いになるって事に、二人とも半信半疑。数字で安心させる事にする。2週間鑑定は全くしてない。アイがステータスアップを毎日確認するより、貯めてからいっぱい上がった喜びをかみ締めたいってしつこく頼んで来たからだ。まあ、自分だけは毎日確認してるけど。


「まずあたしからね」


 自分を鑑定してステータスを紙に書いて二人に見せる。


『エリザベス・フォン・ミッドガルド


 ヒューマン 


 17歳 レベル21


 力 107

 器用 84 

 敏捷 104

 耐久 88

 知力 69

 魔力 75

 ヒットポイント 84

 マジックポイント 81


 スキル 鑑定 レベル10 

     プリンセス レベル3  』


 力と敏捷は重点的に上げたけど、それ以外はほぼドリアンで上がったものだ。ドリアンも5個しか食べてない。あと他の実もたまに貰ったりはしたけど。これでドラゴンの耐久を力が超えてるから、攻撃も通るはず。気がつけばドラゴンよりトータルで考えればステータスが高い。多分楽勝だ。


「人間辞めてますね。多分、巨人族よりステータス高いんじゃないですか?」


 巨人族、大っきくて人間の十倍は力があるって言われてる伝説の種族だ。十倍、確かに力は普通の人の十倍以上あるかも。


「けど、女巨人って言っても訳分かんないから、今まで通りあだ名は雌ゴリラね」


 アイが腕を組んで言う。


「そろそろ、その名前止めてくれる? 可愛くないじゃない」


「そりゃそうよ。力が100超えてて可愛いはずないじゃん、もうアンタは可愛いには戻れないのよ。顔も派手目だし」


「顔は関係ないでしょ。分かったわ。ゴスロリ、ゴスロリに走ってやるわ」


「ゴリロリ?」


「ゴ・ス・ロ・リ」


「ゴスゴリ?」


「ゴスロリよ! ゴスロリッ!! いい加減ゴリラから離れなさいよ」


「そうね、力が100超えても可愛いものは可愛いんだから」


 ん、なんか今日はアイがしつこくない。なんか変なものでも口にしたんだろうか?


「エリって模擬戦じゃまだパンドラ倒せてないんですよね。ステータス、ドラゴンより高いですよねー」


 そう、パンドラは倒せてない。最初はアイにフルーツあげてたからステータスをガンガン上げたのは最近だ。


「なんかリンゴのドロップが悪くて、やっとドラゴンの耐久を超えたのよ。けど、まさか半月でいけるとはねー」


 もしかしたら、あと半月経ったら、一人でドラゴン倒せるようになるんじゃ?



 読んでいただきありがとうございます。


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