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巫女になりたくないので回避します。  作者: 天ノ雫
【第1章】 ルシウス帝国転移編
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Lesson 1 星の瞬き 2


 (ワタクシ)鈴宮 凛(すずみやりん)の、15歳にして初彼の和瀬 颯真(わせそうま)君。付き合い始めてからようやく!真尋抜きの2人っきりのデートが出来るんだっ!


 颯真に家まで送ってもらった凛は2階の自分の部屋でぽや〜〜っとしながらバッグから教科書などを机の上に出していく。やがてノートの表紙特有のひんやりとした感触が指に触れ、凛ははたと気づいた。


 あ〜!和瀬君の英語のノート間違って持って帰ってるっ!!...明日朝イチで授業あるって言ってたしまだ間に合うかな...


 「お母さん、ちょっと和瀬君にノート渡してくるね?すぐそこだからっ」




 “もう家帰った?英語のノート間違って私が持って帰ったみたいで。”

 

 “いいよ、そっち戻る”

 

 LINEで颯真と家の近くで落ち合う約束をした後、凛は慌てて颯真のノートを片手に勢いよく玄関を開けた。

先程まで薄暗くなりかけていた空は陽が落ちてすっかり夜になっていたが『また会える』と思うだけで凛の足は自然と軽快に走り出していた。

 

 あれから何分も経ってないから近いはず...

 立ち止まって携帯でLINEを確認しようとしたその時、カッと空が光った。

 

 え?雷?


 凛は自然と空を見上げた。

 ひとつ、ふたつと星が流れる。

 

 流れ星?綺麗...流れ星見れるなんて超幸運(ラッキー)っ>>>

 ...んん??なんか多くない?それにさっきの光って...流れ星ってあんなに光らないよね?

 

 みっつ、よっつ......

 星が次々に速度を増して流れていくのと同時に流れ星のひとつが何故かこちらに向かってきて見えた。

 

 え、え、どういう事!?


 流れ星はこちらにどんどん近付いてきて光は大きくなっていき、凛の視界は眩い(まばゆい)光に包まれたかと思うと同時に一瞬で真っ白になり何も見えなくなった。


 カチャッ...パサ...


 眩い不思議な光は少しずつ小さくなっていき、完全に消えた宙から誰もいない道路に、ミントグリーン色の凛の携帯とノートが落ちていた......



 





さあ、凛は何処へ行っちゃったんでしょうか?

 

 ※更新は不定期になります。


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