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亜人世界をつくろう! ~三匹のカエルと姫神になった七人のオンナ~  作者: 光秋
第八章 王者・無双編

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728/752

728 Cブロック組み合わせ



「さあ続けてCブロックだ。第一試合はクリクリ族の小人戦士コロタン、パスチン、モッサンのクリクリチーム! 対するはコロッセオの剣闘士、オーガーの三人、ブライア、テイラー、ジョンディーのオーガーチーム!」


 ニンゲンの三分の一程度の低身長、手足も短くほとんど赤子のような姿をしたクリクリ族に対し、ニンゲンの倍はある身長と筋肉質なガタイを誇るオーガー族。

 この二組の対比はあまりにも残酷な仕打ちに見えるが、だからと言ってクリクリ族の三人の戦士たちに怯えや怯みは見られない。

 むしろ敵として不足なしと意気軒高である。

 それがオーガー族の三人には面白くないようで、どう懲らしめてやるかと口汚く罵っていた。


「では続けて第二試合、ここで予選を沸かせたあのチームの登場ダ! カエル族の若き勇者アマンとしゃべる灰猫ジャック、しゃべるフクロウのオーヤで可愛いペットさんチームッ」


 会場から歓声と笑いが巻き起こった。

 ジャックが舌打ちしながらアマンの肩に飛び乗る。


「おいアマンさん、なんだこのチーム名は?」

「知らねえよ! オレはこんな名前で登録した覚えはねえって」

「ちっ、勝手に変えられたか。舐められたものだ」

「勇者アマンの絶対無敵チームの方がカッコよかったのになあ」

「……」


 続けて対戦相手としてスクリーンに映されたのは三人の剣闘士だ。


「対するはァ、ネコマタの剣士ウナナ、大柄な格闘士ウッドマン、重戦士ゼニスのベテラン剣闘士チームッ」


 ネコマタの女剣士は小柄だが、脇を固める二人の戦士はニンゲンながら大柄で屈強な肉体を誇っている。


「続いて第三試合、五氏族連合(フィフス)出身の冒険者、戦士シャマンと拳法家レッキス、神官戦士のウィペットによるストームブリンガーチーム」


 シャマン、レッキス、ウィペットの三人は歓声には控えめな対応で済ませた。

 それを自信の無さと見て取ったか、対戦相手である猿人族(ショウジョウ)三人組が嘲った笑い声をあげた。


「対するはショウジョウ三人組、ヒバゴン、イエティ、サスカッチだ! なんとこの試合は六人のうち四人が猿人族というなんともけたたましい試合が期待できるゾ」


 会場の歓声にショウジョウチームはキーキーと喚いて応えている。

 それを横目にレッキスはシャマンの脇をつついた。


「いやあシャマン、これは負けられないんよ」

「わぁってる。絶対に勝たねえとならねえ。なぜなら……」


 実況の声が続く。


「そしてCブロック第四試合。不敵、不遜、不敗の鳥騎士ロック、ルフ、シグルムのジャーレム三兄弟! なんとこの三人はあの泣く子も黙るクァックジャード騎士団所属だァ」


 そのジャーレム三兄弟は直前に名が挙がったシャマンたちを見てクックと笑っている。

 広場でのいさかいを笑っているのであろう。

 シャマンたちの目の色も変わる。


「なぜなら目の前の試合に勝てば次はアイツらと当たるからだ」

「さっきの仕返しを堂々とできるんよ」

「なんとも組み合わせの妙よな。やはり神は常に見ておられるのだ」


 いつになく寡黙なウィペットが天に向かい祈りを捧げた。


「ムーダンがそんな粋な演出してくれるとはな」

「我が神ムーダンは正義の鉄槌神だ。奴らのような無法者を放ってはおかん」

「気が利いた神様なんよ」


 そしてそのジャーレム三兄弟と対戦する女剣闘士チームのメンバー、高貴なるエピファニー、奔放なるステラ、敬虔なるサットゥーが紹介され、Cブロックの顔が出そろった。


挿絵(By みてみん)

2025年もお読みくださりありがとうございました。

今年1年では146話の更新となりました。

年末になるにつれ更新頻度が落ちて行ったのが今年の反省でございます。

2026年も執筆、更新を続ける所存ですので、気になってくださった方はもうしばらくお付き合いくださいますよう、来年もよろしくお願いいたします。

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