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亜人世界をつくろう! ~三匹のカエルと姫神になった七人のオンナ~  作者: 光秋
第八章 王者・無双編

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725 くじ引き(2)


 アマンが引いたカードに書かれた番号は十九番だった。


「アマンチーム、Cブロック第二試合ッ」


 ピースウイングの実況を聞きながら中央から下がったアマンはスクリーンに大写しされたトーナメント表を見て渋い顔をした。


「なんだ……ウシツノの旦那とは反対側かよ。決勝まで当たらねえんだな」


 どこかガッカリした自分を俯瞰で見て、それもまた自身で不思議に思っていた。

 戦いたかったのか、ウシツノと?


「さあ続いての登場は巨漢の偉丈夫と美女を連れた……少年!  あ~っと登録名は、と……あったこれだな。少年の名はウェルス!」


 上質な服を召した品のいい少年がニコニコしながら中央の台へと進み出た。

 あんな子供が勝ち上がったことに少なからず会場がざわつく。


「ん~、なんとも育ちのよさそうなお坊ちゃんだネ! カードの番号は、六番だッ! Aブロック第三試合! 次は東方からやってきた侍集団! 引いた番号は、七番! Aブロック第四試合、放浪の剣士、憂い谷のウーサーチームとの対戦決定ダ」


 そして次に呼ばれたのは赤い全身スーツにフルフェイスマスクをかぶった女であった。

 ボディラインを際立たせたコスチュームにそれまでとは違った歓声が沸き立ったが、引いたカードは十三番だった。


「フルフェイス美女軍団はBブロック第三試合! さあ次は……」


 そしてさらに二チームがくじを引き、そしてついにシャマンの名が呼ばれた。


「お次は五氏族連合(フィフス)を騒がせた冒険者チーム、通称ストームブリンガーのリーダー、シャマンッ」


 むっつりとした表情でカードを引いたシャマンの出した番号は二十一番。


「Cブロック第三試合」


 さらに二チームがくじを引くと出たのはまず十七番、そして五番だった。

 そして赤い鳥タイランの番が回ってくる。


「クァックジャード騎士団からエントリーのタイラン選手! 引いた番号は何番だ? 二十七番! Dブロック第二試合ダ」


 と、このように組み合わせ抽選は続き、そして最後に呼ばれた竜人族ズメウが三十番のカードを引き、総勢三十二チームすべての一回戦の組み合わせが決定した。


「それではァ、一回戦の組み合わせをひとつずつゥ、紹介していくぞォ」


 ピースウイングの実況に合わせてスクリーンに出場選手たちの姿が映し出されていく。

 最初に大写しになったのは、ウシツノのチームだった。


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