ここはどこ?
「ここは…どこだ……」
目が覚めた俺はそう呟いた。一面には何もないただの暗闇だけだ。
「もしかして死後の世界…なのか…」
「いや、そうでもないよ。」
どこからともなく声が聞こえる。探してみるが暗闇なので全くわからない。
「君の正面にいるよ。」
「えっ…!」
目を凝らして見ると、3センチくらいの白い球体がふわふわと浮かんでいる(?)。
「唐突で悪いが過去を変えてくれないかい…、そうすれば死ぬ前の時間に戻してあげるよ。」
「てめぇ何言ってるんだ、死んだってどういうことだよ!。そんなことより、ここどこだ!いやそれより由利奈はどこにいる!!」
「まぁ落ち着いて。順をおって話すから。」
「お…おう」
「まったく…君は妹さんのことになると周りが見えなくなるね」
姿は球体だからどんな表情をしているのかわからないが、多分笑っているのだろう。悪い気はしないが…。
「さてと、まずはこの空間について説明しよう。ここはゼロ次元の黒点、この名前は僕が付けたんだけど、まぁ生と死の間って考えてくれていいよ。」
「なるほどなるほど。つまり死んではいるが死んでないってことだな。で、どうすれば生き返るんだ。」
「まったく、本当に君はせっかちだね。まぁ時間ももったいないしそろそろ本題に入ろうか。」
それから白い球体はコホンと咳払いをして話し始めた。
「君たちには過去を変えるために頑張ってもらう。」
「はっ?過去を…変える……?」
「そう。わかりやすく言えば僕のお願いを聞いて叶えてくることだよ」
「じゃあそのお願いってのが過去を変えることなんだな。」
「そう言うこと、あっ言い忘れてたけど、達成されるまでその時間から出られないから気を付けてね。」
「やっぱりか…なんか過去を変えろって言ったあたりからそんな気はしてたんだよな。わかった、今すぐ行こう。」
「いい心がけだね。ちなみに妹さんは先に行っているからはやく行ってあげなよ。多分泣いてると思うから…」
「そうか、由利奈は無事なんだな。ありがとう…えっと……そういえばお前の名前はなんだ。」
「そうだね…じゃあセタスでいいよ。」
セタス…それメキシコの麻薬密輸組織の名前じゃなかったか。
「あ、ありがとう…セタス」
そして俺の体が白い光に包まれていく。包まれている時にセタスが頼んだよと言った気がしたが、何を頼んだのか今はまだわからなかった。
はい、どーも黒田マサキです。やっと物語が進んできました。いや~長かった(笑)。これからガンガン書いていくのでよろしくお願いしまーす(笑)。




