パート8
「ちくしょう…行かせるか!」梅花がチェックにくる!ドスバシかなりきついマークにつく
「ちょっと梅花龍二先輩になにすんのよ!引っ込め馬鹿!」一気に罵声が飛ぶ…
「お前試合中に自分をなくすなよ!サッカー選手はいつでも冷静沈着でいろ☆」
まったく梅花のチェックは聞いていない…
「走れ!友也☆」
「わかってるよ!」
龍二には見えていた!友也に向かって走る一筋の道が…
「いっけぇ〜!」
ヒュ…
まるで茶色のキャンパスに白い絵具で線を引いたような光景に誰も引き込まれて行った…
「ナイスパス!」
フワ!最後はループシュートで決めた…
ピィ〜ピィ〜ピィ〜!
試合終了のホイッスルがなる!
「お前らなぜこんなに差がつくか分かるか!?」
山内が控え組に言った…
「たしかに技術面で劣っているのは確かだ!だがなぁその前にメンタリティで負けているからこんな差がつくんだ!試合中に自分を忘れている奴もいれば単独プレイしかしないやつもいる!そんなやつらは試合にはださない!以上ダウンが終わり次第解散!」
お疲れ様でした!
「おい梅花ちょっと来い!」
龍二が梅花を呼んだ…
「お前らなにやってんだよ!自分を忘れるなんてあり得ないぞ…後なアップの仕方も常識すぎる!」
梅花がえぇ!?って顔した…
「なんで俺たちがいつもアップの時にしりとリフティングしてると思う!?あれは判断力と視野の広さを養うトレーニングなんだ!まぁ今日は帰ってゆっくり考えろ!」
おつかれさん!龍二は走って更衣室に向かった…