パート6
「集合!これよりレギュラー組対控え組の紅白戦を始める!今週の週末にもう公式戦だからくれぐまれも怪我のないようにクリーンな試合を心掛けてくれ!それじゃ礼!」
お願いします!
全員が大きな声で返事をした!
控え組がなんと円陣を組んでいる!
「お〜い早くしてくれよ!体冷えちゃうよ…」
龍二が叫んだ!
「すいません!もうちょっとまってください…」
梅花も叫び返した!
「いいか!この試合に俺たちがレギュラーを奪い返すか否かかかっている…まぁ相手も龍二先輩と佐伯先輩!それから片山先輩いがいはあんたりたいした事ない!龍二先輩は俺と伊東でマークにつく!あの人は一人じゃ止められないからな…抜かれそうになったら必ず左からプレスをかけろ!ファールでも良いからフリーにはするな!良いな?」梅花がいった!
こいつは龍二を潰す気らしい!
「梅花先輩…それはいくらなんでも…」
一年の内田有夢がいった…
「あぁ!?お前三年が引退したらサッカー部いたくないの?」
梅花がにらみながら言った!
「すいません…」
さあ試合の始まりだ!
控え組からのキックオフ!
ピィ〜!ホイッスルがなる☆
ボム、ボールが梅花の足元にくる!
「サイド上がれ!」梅花の一声でササイドがあがる!
ボム!梅花がサイドにボールを蹴りこむ!
「そんなボールじゃ通らないよ!」
村山がヘッドでクリア!ボールがテンテンと龍二の足元に転がってくる!
「よっしゃ〜行くぜ!」
龍二は走り出す!
「行かせるか!」
伊東がチェックにくる!
「遅いよ!」クルッとマルセイユルーレットでかわす龍二!
「キャ〜龍二先輩うまい!」校舎から後輩の女の子の黄色い声援が聞こえる!
「一!」龍二はサイドの木村とのワンツーでサイドにきれこむ!
「くそ!」加藤がプレスにくるが股を抜かれてしまう!
「友也!」右サイドからクロスが上がる!
「オーライ!一点目!」
ビシ!ボールはゴール左端に転がる!
ピィ〜!
開始五分のカウンターに控え組はあぜん!
「龍二!もうちょい中にくれ☆」
友也が言った!
「わりぃわり!風で流れた☆」
梅花は苛立ちに刈られて我を忘れていた…