パート15
次の日
「美紀!買い物して帰らない?」
美幸がいった
「別に良いけど!」
城田スポーツ
「どれが良いかなぁ?」
美幸はリストバンドを選んでいる
「そうだねぇ龍時には赤かな!目立つしどこにいるかすぐにわかるよ!(笑)」
美紀が言った
「べっ別に私は龍時のためじゃなくて汗」
美幸が顔を赤くさせ言った
「バレバレよ!別に隠す事無いじゃない!」
「うん…じゃこれにしよ!」
美幸は赤いリストバンドを手に取った
次の日
「着替え、練習着、スパイク…もう新しいのに変えなきゃな!」
龍時はボロボロのスパイクを見て言った
「良し行くか!」
龍時は自分の部屋を出る
「龍時!いってらっしゃい!くれぐれも怪我をしないようにね!」
お袋と親父が玄関の前に立っていた
「お前ならやれる!暴れて来い!」
「当たり前だ!じゃいってくるよ!」
龍時は家を出た
「新宿まで出て東京駅かぁ…結構かかるなぁ」
龍時はつぶやきながら駅に向かっている途中電柱の所に美幸が立っているのが見えた
「美幸…お前何してんだ!」
叫びながら美幸のもとに駆けて行く
美幸は声に反応しこちらを見た
「あのねぇ…あのね…これ!」
美幸は龍時に紙袋を渡した
「なにこれ?開けて良い?」
龍時が聞くと美幸が頷く
ガサガサ
「リストバンドかぁ!ありがとう!」
「試合中に付けてね!お守りの変わりにでも!」
「おぅ!任せろ!じゃ行ってくるから!あっそうだ!初戦は俺の家で見てくれ!友也達には言ってあるから!」
「うん!分かった!じゃ学校行くね!」
美幸は駆けて行った
「ありがとうよ美幸…」
龍時はつぶやくと駅に向かって歩き始めた