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パート13

次の日


「スピ〜スピ〜」


龍時が授業中に寝息を立てている頃職員室に一本の電話が入る


「はい町田第二中学校です!はい!はい!日本サッカー協会…今校長に繋げますので少々お待ちくださぃ!」


取った教師が慌てている


「どうしたんですな三浦先生!」


女性教師が聞く


「ムッ村上龍時がサッカーのU‐17日本代表候補に選ばれたって!」


職員室が固まる


校長室


「はい!はい!分かりました!まだ本人には伝えてはいませんがもし本人が行きたいと言ったら全力でサポートします!はい!分かりました!失礼します!」


ガチャ


ガラガラ


龍時のクラスに担任が入ってくる


なにやら担当の教師と話している


「わかりました!」


担当の教師は納得した顔で授業を終えた


「おい!杉下!龍時を起こせ!」


「はい…わかりました」


美幸が龍時を揺する


「ほら龍時!宮前先生が起きろって!」


「ウッウ〜ン…」


顔を上げた


「ゲェッ宮前先生!」


龍時の顔が引きずる


「あんたなんかしたの!?」


美幸が小声で龍時に聞く


「ばっ馬鹿!何もしてねぇよ!」


「おい龍時!」


「はっはひぃ!?」

「七月八日から二十八日までカナダで開催されるワールドカップをしってるよな?」


クラスがポカンとする


「?知ってますけど…それが何か?」


「まだメンバーが発表されていない事も知っているよな?」


「知ってますけどなんですか?」


「お前が代表に選ばれた!」


クラスが静まる


「はっはぃ!?なんですか?」


「だからU‐17日本代表に選ばれたんだよ!」


「えぇ〜!?」


龍時が立ち上がる


「まぢぃかよ龍時!」


「うっうそだろ?」


「よかったじゃない!」


美幸が背中を叩く


「よかったな!」


「お前すげぇよ!」


「おめでとう!」


「カッコィィ!」


クラスのみんなが祝福する


「それで明後日から福島のJ‐ヴィレッジで合宿があるんだが参加して良いそうだ!」


「本当ですか!?わかりました!」


「それでもうすぐ監督が学校に来るらしいんだ!だからお前は今すぐに職員室に行け!」


「監督が!?わかりました!」


龍時は歩き出す


「走れ馬鹿者!」


宮前先生が怒鳴る


「はっい!」


龍時は走りドアを開けた時


「頑張れよ龍時!暴れてきやがれ!」


宮前先生が行った


「ウッス!暴れて来ます!」


ドアを閉め走って職員室に向かう!

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