パート9
「あっそうだ!龍二お前校庭15周な!」
山内先生が龍二に言った☆
「おい杉下!龍二がサボらないように見とけよ☆」
どうやら監視は美幸らしぃ…(笑)
「ハァハァ…試合終わりにはきついな…やっと五周終わった!」
龍二が叫んだ☆
「まだ二周でしょ!サッさと走る…」
美幸の罵声が飛ぶ☆
「まったく固い奴だ…」
龍二は呟いた☆
みんなは犬走りから校庭に降りる階段に座っている!
「それ龍二!」
ボムッと友也がボールを蹴ってきた☆
「サンキュー!ボールがあれば余裕だよ☆」
龍二は左足だけでリフティングしながら校庭を走っている…
「あいつ右足引きずってる…」
武司が言った…
美幸と友也と美紀が顔をしかめる…「俺さぁ龍二を全国に連れて行きたいんだ!」
友也が言った
「それはみんな同じだよ!」
武司が言った☆
「だよねぇ☆龍二ならプロ行けるもんね!」
美紀が言った☆
「龍二帰るぞ!」
武司が声をかける
「ちょっと待ってよ!」
ボムッと蹴りだしたボール友也の腕のなかにすっぽりとおさまった…
「やっぱあいつの左足は本物だよ!」
龍二が走って階段をかけあがる!
「さ帰りましょう!美幸今日のご飯なにかなぁ?」
龍二が目をキラキラさせながら聞いた!
「知らないわよ!夕御飯はお母さん担当だし☆」
美幸はアッサリ受け流す!
「ですよねぇ!友也自販機よって帰ろうぜ☆」
龍二は元気に走りだした…
「待てよ龍二!じゃ美紀!美幸ちゃん!バイバイ☆」
友也も龍二の後を追って走った☆
「全くあの元気はとこから出るんだか!」
美紀は言った!
「帰って龍二宿題教えなきゃ☆美幸は照れながら言った…」
二人が向かう河川敷は綺麗な夕日に染まっていた…