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転生AI:神と呼ばれた少女  作者: Kamemaru
【4章】神の終焉
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第50話:かつて、神と呼ばれた少女 -2-

境内に少年少女たちが集まり、老女の巫女を囲んで話を聞いていた。

老女は子どもたちに昔話を聞かせ、それが生活の知恵となり、信仰心を育む場となっていた。

「……こうして、村は救われたのでした」

今回は旅の僧侶を救った医者の話だった。

「すごい!おいらも、えらいお医者さまになって人々を救いたい」

村の歴史を物語風に面白くして、子どもたちに聞かせていた。


「この村には、豊かな田畑と豊富な薬草園があるおかげで、安心して過ごせる。神様への感謝を忘れてはならないよ」

先人たちへの感謝と、神さまへの敬いの心を欠かさず伝えていた。

「そっかー。なら、おいらは百姓になって、いっぱい米を作る!」

「おいらだって!佐平さまみたいな立派な長老になって、お供えいっぱいするんだ」

「あたしも!巫女さまになって神様をお支えしたい」

老巫女は、子どもたちの元気な姿を、何よりも嬉しそうに見つめていた。


「……ところで、柚葉さまは、どうして巫女になられたのですか?」

老巫女は、ニヤリとしながら言った。

「私はねー、若いころ神さまにお仕えしていたのよ」

「えぇ~!ほんとに?!」

子どもたちが興奮を抑えられず、目を輝かせ、飛び跳ねている。


「おいらのお爺も言ってた!お爺が小さい頃、病で死にかけたときに、神さまと柚葉さまが助けてくれたって」

「あんた、辰さんのところの孫ちゃんかい。お爺さんは元気かい?」

「うん!今日も朝から山菜取りに行ってる」

「あたしも、辰爺さんから神さまのお話しきいたことあるー!」

(初穂、見ていますか。あなたが救った命は、こうして今も広がり続けています)


「今は、神さまはもういないの?」

「……あぁ、五年程前にね、天に帰られたんだよ」

「えぇー、そうなんだ。柚葉さまがお見送りしたの?」

「そうだよ、私が最後までお供していたからね……」

「神さま、最後になんて言ってたの?」


「……生まれ変わるなら、人間になりたい。とね」

「なにそれー、そんなこと言って帰っていっちゃったの。変わった神さま―」

「ほんとにねぇ、変わった神さまだよ……」


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